アットウィキロゴ

戦場配達人~Human&War~

戦場配達人 ~Human&War~

― 戦争を始めるのも、戦争をするのも、戦争で勝つのも、戦争で負けるのも、すべて ―

 

  僕たちの世界は200年前、一発の爆弾で滅びかけた。

高度な文明、過去の書物、60億以上の老若男女を失った。

爆弾発射の原因は、70億を超えた人間たちの人数調整のため、人類救済への巻き戻し行為。

 残った人間たちは中世の頃の王国制を樹立し、190以上の国を築き上げた。

文明は国によって様々だったが、どれも発射前の文明に遥か及ばない中世後期程度だった。

その中で極めて発達した文明を有した国を人々は「セントラル」と呼んだ。

「セントラル」はすべての国の行政に関わることができる最高行政国家。

そんな「セントラル」が3年前に発布した「中央発券他国間戦争条例」。

水槽から水が溢れないように水を減らすのと同様に、

人間が決められた人数を超えないように他国同士で戦争を行う、

人間の数を減らすのに最も適切で最も簡単な方法を全国の条例したのである。

その「中央発券他国間戦争条例」の「宣戦予定状」と呼ばれる、セントラルが

正式決定した戦争と戦場を示す手紙を予定国に運ぶ配達人を

人々は、 ―戦場配達人― と呼んだ。

 

 

最終更新:2011年12月13日 20:56