太古の昔。
人が増えた世界のこと。
人はその悪行の多さ故に地に蔓延る邪心有る者として神の制裁を受けようとしていた。
邪心無きノアの一族は制裁を逃れ、ノア以外の人間は神の洪水により絶える。
その筋書きを知った闇の王フェンリルは激怒した。
人の欲望は闇の力を強くし、その糧となる。
その人間が滅びては闇の勢力に属する者は飢えた獣同様地に腹を着けることを意味する。
闇の住人は人間に危害を加えない。
時には願いを叶え共存している。
人間は彼らにとって必要不可欠であり善き友でもあるのだ。
人間を守る。
彼らは神に対抗すべく反乱を起こした。
マルファス。ゴブリン。デーモンにトロール。皆人間を助けるべく立ち上がった。
弓神エピルスをアモンが惨殺したの始め、各地で単独の神を襲う。
これが原始ラグナレク戦争の始まりである。
神々は反乱を起こせし闇の勢力を封印するべく多くの神を率いて人の営みし大地へ降り立った。
その地の名はアースガルズ。
アース族が治めし神聖な土地。
この地を穢れた怪物の血に染めぬよう、神々は殺害の手段ではなく捕縛の手段で戦った。
多くの神の血が流されたが、
闇の勢力の筆頭フェンリルを己の右腕を犠牲にして捕らえた軍神テュールによってこの戦いは終焉を迎える。
実に100年に及ぶ戦いだった。
フェンリルはテュールの右腕を口に加えたまま束縛の紐に縛られ地の底に生きる苦痛と共に封印された。
神々は勝利を唄い、かねてからの決めごとであった悪しき人間の排除の実行として40日間洪水を起こした。
船を造り生き残りを許されたノアとあらゆる種の雌雄が洪水を逃れ、
水が退いた大地にて新しい生活を始める。
そして神は二度と人を滅ぼさんと空に虹をかけた。