武漢コロナウイルスの治療薬に付いて

新型(武漢)コロナウイルス治療薬に付いて。
令和2年12月29日開始。 令和3年12月5日更新。
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解熱剤で使用可能なのはアセトアミノフェンのみ。感染症全般に解熱剤は不要。フランスではイブプロフェンを使用するなと勧告が出た。
SARSコロナウイルスの生存率は、より高い温度と高い相対湿度、例えば38°Cそして相対湿度95%以上、で急速に失われました。
40度Cになると更にウイルスは短時間に不活化されるので、脱水には注意し、体温は下げず、例えば麻黄湯などを投与し、様子を見る。但し熱性痙攣が起きたら、解熱させる必要は有ります。


1ギリヤードの高価なレムデシベルが保険適応になった。2重盲検で少しは効果があった様だが、chinaでは副作用も多く効果を示す事が出来なかった薬です。

2日本の富士フィルムのアビガン🄬、ファビピラビルfavipiravir。
治験で有効性があったが、厚生労働省は二重盲検でないという理由で保険適応を拒否した。支那やロシアでは既に、治療薬として使われている。日本で開発された薬であるが、仕方がないので外国で販売した物を逆輸入して使用するしか方法はないだろう。

3イベルメクチン。治験中。
保険では腸管糞線中症と疥癬に適応がある。
イベルメクチンは、新型コロナウイルスのメインプロテアーゼに対する結合親和性が報告されている。メインプロテアーゼは、ウイルスのゲノムから翻訳された蛋白質を切断し、機能させる酵素。そのため、イベルメクチンがメインプロテアーゼを阻害することでウイルスの複製を抑制できると考えられる。また、イベルメクチンは、インポーチン(Importin)という宿主細胞内の蛋白質を阻害することも分かっている。インポーチンは、種々の蛋白質を核内に輸送する機能を持つ蛋白質だ。新型コロナウイルスは、インポーチンを介して宿主細胞の核内に侵入して複製される。そのため、インポーチンにイベルメクチンが結合し、不活化することで、ウイルスの核内への侵入を阻害するのではないかと考えられる。

4ナファモスタット(Nafamostat mesylate、商品名フサン)注射薬。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスSARS-CoV-2の感染の最初の段階であるウイルス外膜と、感染する細胞の細胞膜との融合を阻止することで、ウイルスの侵入過程を効率的に阻止する可能性がある薬剤としてナファモスタット(Nafamostat mesylate、商品名フサン)を同定した。

5カモスタット(Camostat mesylate、商品名フォイパン)経口薬。
ナファモスタットと同様の作用機序。元々は慢性膵炎の急性症状の寛解、胃全摘などの術後逆流性食道炎のみに適応がある。経口薬で値段が安いが保険適応はない。

6セファランチン。経口薬。
セファランチンはコロナウイルスのS蛋白に結合する事により、人細胞に侵入するのを防ぐ。抗HIV薬とセファランチンの併用でコロナウイルスの細胞への侵入と複製を二重に阻害した報告がある。
セファランチンは元々、放射線治療後白血球減少症、円形脱毛の薬で安いが、保険適応はない。

7麻黄湯、葛根湯、桂枝湯、麻黄附子細辛湯、麻杏甘石湯、神秘湯、五積散、参蘇飲、などを感染初期に使用する。亜急性期には竹如温胆湯、清肺湯などを使用する。これらは医師が全て処方出来る。薬局やネットで購入出来る。
インフルエンザに対して、オセタミビル単独治療より、オセタミビルと麻黄湯併用群や麻黄湯単独群の方が、発熱期間の短縮が見られたという報告がある。インフルエンザの治療時、麻黄湯群、オセルタミビル群、ザナミビル群の3群を比較した報告では麻黄湯治療群はオセタミビル群より、発熱時間が短かった。麻黄湯群はザナビル群と発熱時間は有意差がなかった。
鼻水、咽頭痛微熱の段階では葛根湯、38度C以上になったら麻黄湯を服用する。医師に処方してもらうか、症状がない場合保険が効かないので、薬局で買って準備しても良い。
竹如温胆湯はインフルエンザに適応がある漢方方剤である。RNA virusであるインフルエンザに効果がある場合、武漢コロナウイルスに効果がある可能性があるが、黄連を含むので、体の冷えに注意が必要だ。有効成分は竹から得られる竹如の様である。
免疫力特にNK 活性を増加させて感染症予防効果を期待する時は補中益気湯を服用しておく。但し高血圧に成りやすいので、高血圧の人はあまり勧めない。
最終更新:2021年12月05日 23:03
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