降下戦・龍の使い部隊 移動


部隊評価値

【移動】
強制のみ:xx(燃料xx)

作戦


SS ・イラスト


純白の雪原を、すべるように移動する集団が存在した。一列の縦隊だが、全身を白一色で装っている上、呼吸を乱している者もいない為、遠めには雪景色と一体化している。

その中の一つに、たけきの藩国の誇る「龍の使い」で編成された一隊が存在した。

雪上を速やかに移動すべく、足には短いスキー板を装備し、互いの身体をザイルで連結し、豪雪とも無縁の国から派兵されたとも思えぬ迅速さで移動する。
急斜面に登攀する場合は、軽合金製の輪かんじきに履き替える。
悠長に装備など換装している場合か、と思われるかもしれない。たが、不意に会敵遭遇した場合なら兎も角、通常の行軍移動の場合であれば、僅かな手間を惜しんで不適格な装備で行動するよりも、迅速に装備を換装する方が理に適っている。
勿論、衣服の着替えや装備の交換を素早く行える訓練は積んでいる。

足には唐辛子を塗り、防水用の油紙を巻いている。前者は足温が低下しないよう、後者は防水と保温用である。態々、油紙にしているのは、防水用のビニールよりも体温調節の機能が上だからだ。
手には、保温クリーム。唐辛子だと、顔を擦った時に怖ろしくもギャグな事態に陥る為だ。戦闘時に、自分の手に塗っていた唐辛子が眼に沁みて七転八倒して戦死したくは無い。

精悍に移動する「龍の使い」達。たった三名だが、その戦闘力と士気は高い精鋭。

そんな彼等が、縦列でザイルで連結されている自分達の姿を客観視して、

(この歳で電車ゴッコかぁ…)
(畜生、誰だ。これ考えた奴!)
(帰ったら覚えていろよ)

等と、彼等が考えていたかどうかは、定かでは無い。

(SS:竹戸 初)

参戦RP

  • 「邪魔になる装備は少ないからねー」 -- ていわい@たけきの藩国 (2007-08-04 23:51:58)
  • 「身軽身軽っと」 -- ていわい@たけきの藩国 (2007-08-04 23:52:24)
  • 「雪で移動力が鈍るような、でかぶつとは違うんよ」 -- ていわい@たけきの藩国 (2007-08-05 00:02:09)
  • 「いやぁー、電車ごっこ楽しいぜー」棒読み -- ていわい@たけきの藩国 (2007-08-05 00:02:45)
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最終更新:2007年08月05日 00:02