E103・清木氏部隊 白兵(未提出隔離用)


部隊評価値

【白兵】
強制のみ:12(燃料8)

作戦

【地形】
≪山林≫
森国ならではの起伏にとんだ地形により、潜伏、伏撃が容易。
周囲の森や林、くぼ地に身を隠す。
土や枝、葉っぱをかぶせて偽装する。
枝葉などを使って偽装するときはなるべく自然な模様になるようにする。
偽装に使う植物はその土地の気候にあったものを選び、定期的に交換する。
森林の模様をした迷彩服を着る。
偽装用ネットを使う。
皮膚に擬装用のペイントを施したり、どろやすすをつかって迷彩を施す。
歩兵による伏撃が可能
木々を遮蔽として身を隠す事が出来る
木々や凹み地に伏せて衝撃を緩和
密度の高い森林地の場合、大型の敵はつっかえるため行動の邪魔が出来る
歩兵ならば小さいので、活動に支障がない
木に登る事で上から攻撃することが出来る
下生えや木の根、木の洞などに身を隠す事で防御効果が期待できる
機動力はあまりないが歩兵であれば、この地形でも踏破可能。

《平原》
平原なので、部隊展開が容易である
岩や丘がある場合は、その場所を確保。橋頭堡とする。
偽装用ネットを使う。
皮膚に擬装用のペイントを施したり、どろやすすをつかって迷彩を施す。
歩兵による伏撃が可能
木々を遮蔽として身を隠す事が出来る
木々や凹み地に伏せて衝撃を緩和
密度の高い森林地の場合、大型の敵はつっかえるため行動の邪魔が出来る
歩兵ならば小さいので、活動に支障がない
機動力はあまりないが歩兵であれば、この地形でも踏破可能

≪市街戦≫
ビルの影を利用し、潜伏する。
ビル、家屋の中また屋上に分散布陣し、十字砲火などで有利な状況、もしくは敵の不意をつく。
服は白灰黒系の物を着用
戦略的に重要な拠点(交差点、橋等)では重点的に部隊を配置する。
歩兵による伏撃が可能。
市街地などの場合、大型の敵はつっかえるため行動の邪魔が出来る。
ビルなどの壁を遮蔽として身を隠す事が出来る。
入り組んだ町並みにより、敵を惑わす。

【陣形】

敵に対して多数で攻撃することを前提とし、敵1体に2人以上で攻撃できるようにポジションをとる。
敵に後ろを取られないように味方同士でお互いに背中を守る。


≪歩兵など≫

攻撃班は可能なら友軍の攻撃から隠れている敵を側面、背面から奇襲する。


【装備】
迷彩服(服のカラーはリバーシブルで。表白、裏迷彩柄)を着用して地域に応じて着替え、隠蔽性を高める。
飲み水や簡易食料を欠かさないこと
ヘルメット、戦闘用の靴などの装備用品を武器として利用する。
即席の武器としてシャベルや棒、ロープ、砂や岩を利用する。
ナイフやソードなどの刀剣類で突きや斬撃を行う。
装備している物が体の動きを制限したり、身軽さや素早さを低下させないよう配慮する


【体術】
≪全般≫

フェイントを交えて相手の防御を崩してから攻撃する。
相手の目線、体捌き、ポジションから間合いや攻撃のタイミングをはかる。
目や鼻、こめかみ、あご、首、喉、鳩尾を狙って攻撃する。
アラダやチル、オズルの目を積極的に狙い、突いたり目潰しする。
攻防の流れの中で相手の無防備な部分を見極めて肘や膝で打つ。
相手の懐に飛び込む際は防御を意識しつつ相手の急所を狙って突く。
相手が飛び込んできた際は体全体を攻撃線からはずして防御する。
相手の打撃が来た場合、銃や杖、刀など手持ちの装備を使って防御する。
相手の攻撃の軌道を見極め、上段・中段・下段受けを状況によって使い分ける。
攻撃を受けた際は相手の近くから離脱するか、攻撃を続行するかを選択する。
反撃の際は防御したら即座に突く、蹴る、打つなどして攻撃する。
初撃で相手の動きを止めた後、続けて突き・蹴りなどで攻撃を続ける。
基本的な攻撃の技術を応用し、連続して技を繰り出すようにする。
相手が前に進んでくる勢いを利用し、脚を払ってバランスを崩し、次の攻撃につなげる。
力がない者は敏捷性・スピード・タイミング・バランス感覚を最大限に利用する。
単純なスピードだけでなく、攻守のタイミングを常に意識する。
一度に倒しきれないほど多数の敵は、前衛の負荷を超えない範囲で、少しずつおびき出して倒す。
打突に体重を乗せるためには脇を締め、腰の回転を意識する
力みすぎないよう心がける(動きに柔軟性がなくなるから)
相手の勢いを意識する
相手との間合いを意識する
自分にとってベストの間合いで戦うことを意識する
決めたと思っても気を抜かない
打撃を行うさい、姿勢が崩れるほどの体重をかけないこと
(体が流れるため、打ち終わりに自分の姿勢が崩れるため)

即座に行動できるよう自身の姿勢を意識し、常に維持すること
打撃は、相手に当たったらすぐに引く(姿勢維持と打撃力が上がるという効果がある)
合図を使って連携して動く
ターゲットの選定は武術の心得がある者が行う


≪打撃≫

状況によってアッパーカットや手刀、拳槌、肘打ち、膝蹴りを使い分ける。
突く際は全体重を乗せて、相手の体の向こう側を意識して打ち抜く。
状況に応じて横蹴り、前蹴り、回し蹴りなど蹴りの種類を変える
回し蹴りを打つ際は脚、膝、腰の力を利用し、上半身でバランスをとりながら相手に全体重を叩き込む。
蹴るときは踵、つま先、脛など状況によって蹴りに使う部分を変える。
打撃の種類
基本突き:脇を絞り、真っ直ぐ拳を突き出す。上半身の力だけでなく体重移動や腰の回転を意識し体重をかけて打つ。
上段突き:胸やノド、頭部を狙う。頭部は特に目、鼻、こめかみ、あごなど急所が集中しているので効果が高い。
中段突き:相手の胴体のど真ん中=鳩尾を中心に狙う。鳩尾にまともに打撃が入ると内臓へ衝撃が伝わって立っていられなくなる。
裏拳:手の甲でスナップを利かせて打つ。顔面など比較的もろい部分を狙う。
拳槌:握った拳を振り下ろしたり、体を回転させるようにして打つ。
肘打ち:人体の中でも硬い肘を使い、相手を打つ。全体重をかけて相手の弱い部分を狙う。
上段蹴り:下半身のばねを使って脚を振り上げ、上半身のバランスをとりながら相手の頭部を蹴る。
中段蹴り:相手のわき腹、みぞおちを狙う蹴り。相手の状況で前蹴りや回し蹴りを使い分ける。
下段蹴り:膝や足の甲を使って相手の太もも周辺めがけて蹴りこむ。足をつぶして立てなくしたり、素早さを封じたりできる。
前蹴り:片足を上げて抱え込み、体重を乗せて真っ直ぐ蹴りこむ。

CQCに属する現代の戦闘技術(フェアバーン・システム、無音殺傷、クラヴ・マガetc)を応用する


≪刃物・棒術≫

武器を振り回すため、しっかりとした足場を立ち回れるようにする。砂の斜面等は避ける
ナイフや刀剣で攻撃するときは攻撃角を意識し、上下左右斜めに斬ったり最短距離で突く。
自分の獲物のもっともダメージ与えられる間合いを確保する
多くの数を相手にするために、刃が切れなくなるのを防ぐため斬るより突き刺すのメインにする
斬撃の種類
唐竹割り:まっすぐ振り下ろして斬る。
袈裟斬り:刀剣を斜め上から敵の体に振り下ろして斬る。
水平斬り:刀剣を横水平に切り払って敵を斬る。
刺突:敵の胴体真ん中を狙い、まっすぐ突く。する時は刃を寝かせて(横にして)行う。そうすると、骨に当たらずに貫ける

大型で両刃の剣は振るときに両手で持って自分に刃が当たらないようにする。
刃の重みを使って叩き切るように使う。
重さに振り回されて手首や肩の関節を痛めないように振るう範囲をきちんと決めて振るう。
構えは半身で行い。敵の正面に晒す面積を少なくする。
上段から振り下ろす時は地面に刃を当てないように注意する。
棒状の武器は全体重を乗せて突き、払い、スナップを利かせて打つようにする。


≪歩兵など≫

戦闘時は声を出さないこと(叫んだりしない)。ただし、要救助者への呼びかけや、緊急の事態はこの限りではない。
隠れつつ展開。敵集団内に木や草原に隠蔽しつつ距離を詰める
少数であっても、戦闘時には敵より多い数で攻撃できるよう、連携を密にとりゲリラ的に戦闘する。


≪オペレータとの連携による攻撃補助≫

オペレーターからの情報で敵の陣形が判っており、敵攻撃の弱い方向へ移動する
オペレーターからの情報で敵の種別が判別しており、敵の攻撃に関する情報がある
オペレーターからの情報で敵の移動ルート及び移動速度が判別しており、最適な回避・防御行動が取れる
オペレーターからの誘導で、火力を展開するのに適切な配置が行われている
オペレーターからの誘導と地図から、最適な移動ルートがとれている



【その他】



SS ・イラスト


(イラスト:寿々乃)

一騎当千、と言う言葉がある。無論、たった一騎で一千の敵を屠れるか、と言えば答えは否だ。数学以前の問題だし、一昔前の大将同士が堂々と名乗りを挙げ、真正面から作法に則り一騎打ちで雌雄を決していた時代ではないのだ。重い鎧を着て目立つ騎士は、徒歩の兵にとって格好の的ですらあった。

が、たった四騎の騎士たちが醸しだす迫力は、そんな常識を吹き飛ばして余りあった。
東国人にしては珍しい西洋風の板金鎧と。如何にも東国らしい馬格は矮さく足は太い分、重量にも粗食にも耐え悪路を物ともしない逞しさを持つ駒が、何とも不思議な組み合わせであるのに、不思議と絵になる。
これは、彼等が一流の騎士であり、また剣士である事に起因していた。熟れた者だけが持つ風格だった。

「藩王様、敵です!」
真っ先に敵を発見したのは、先頭を歩む聖騎士でいだらのっぽ。彼は、その卓抜した長身を見込まれて隊の先鋒を務め、見事にその役割を果たしたのだ。

そして、彼等の士気が高い理由の一つに、彼等たけきの藩国の藩王、たけきのこ侯爵その人が出陣している事が、最大の理由だった。
どこの国でも、君主が陣頭に立てば士気は挙がるだろう。況や、ここはたけきの藩国。それだけで理由が説明できる国だった。

「みんな、行くわよ!」

たけきのこの令一下、整然と四騎の聖騎士が銀の剣を抜刀し、燦然たる煌めきが周囲に放たれる。

「…ッ?」
「……藩王さま? それって…?」

と、先頭に立つでいだらのっぽと違い、両翼として藩王を支援し警固しながら共に戦う位置にある化野‘IMAP’忌々と大須 風太郎は、ある事に気づいた。
 いや、気づいてしまった。

東国人としては、充分に威風な西洋風の長剣を構える自分達と比べても、藩王の持つ得物は異質であると言う事を。

ここで、賢明にも化野は
「何も観なかった事にしよう、全ては戦場にありがちな集団幻覚だ」
と自分を納得させたのだが……。

不幸にして、大須は口に出してしまった。

「藩王さま? それって……何?」

「何って。勿論、剣よ。それ以外の何?」

当たり前の質問を受けたように、普通に受け答えする主君の顔を見て、大須は悟った。無事に帰国したとしても、自分が如何なる運命に見舞われるかを。
彼の眼には、どうみても刀剣には見えない、寧ろ野球の道具の一つと、地獄の羅卒が持つという金棒を融合させたような謎の代物を、軽々と舞扇のように片手で振るっている藩王の姿が映っていた。

その日、<決死>の覚悟で突進する清木氏部隊の奮戦は後世まで語り継がれる事となる。
その際、まるで死に急ぎでもするかの様に最も危険な戦場に躊躇なく突撃し、バッタバッタと敵を薙ぎ倒す大須の勇姿もまた、後世まで永く語り継がれた。
が、その獅子奮迅の活躍の動機は、後世には伝わっていない。
大凡の事情を察した藩国の人々も、敢えて記録には残さなかったから。


(SS:竹戸 初 イラスト:砂神時雨)

イラスト:コダマゆみ

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最終更新:2008年01月26日 22:14