レムーリア戦・シオ見て分隊 移動


作戦

【地形】
《平原》
  • 平原なので、部隊展開が容易である
  • 岩や丘がある場合は、その場所を確保。橋頭堡とする。
  • 偽装用ネットを使う。
  • 皮膚に擬装用のペイントを施したり、どろやすすをつかって迷彩を施す。
  • 歩兵による伏撃が可能
  • 木々を遮蔽として身を隠す事が出来る
  • 木々や凹み地に伏せて衝撃を緩和
  • 密度の高い森林地の場合、大型の敵はつっかえるため行動の邪魔が出来る
  • 歩兵ならば小さいので、活動に支障がない
  • 機動力はあまりないが歩兵であれば、この地形でも踏破可能

【体術】
  • 身を低くして、草に隠れる。
  • 炎をつける事で、煙幕をはる可能性も留意する。

【装備】
  • 対雪装備や対砂装備を施した靴を使用。速やかに、最小限の労力で移動できるようにする。
  • 豪雪地域用に、裏が鮫肌の「歩く」用のスキー板とストックを装備
  • 北国から豪雪用装備を融通してもらい、全部隊着用。
  • 迷彩服(服のカラーはリバーシブルで。表白、裏迷彩柄)を着用して地域に応じて着替え、隠蔽性を高める。
  • 飲み水や簡易食料(糖質・脂質の高いもの)を欠かさないこと
  • 装備している物が体の動きを制限したり、身軽さや素早さを低下させないよう配慮する
  • 武器への迷彩:森、雪原などの地形に応じて武器にカモフラージュペイントを施すことで周囲の背景にとけこんで目立ちにくくなる。
  • 雪盲対策のための帽子やフェイスペイントを施す。

【陣形】

【その他】


SS・イラスト

たけきの藩国シオ見て分隊を編成する五人は、殆ど物音も発てずに移動を続けていた。
雪が固まっていたり、礫石が転がっていたり、解けて固まった雪と泥が混じっていたりする不整地な足場であるが、鏡のような床板の上をすべる様に摺り足で移動を続ける。
進路に存在する地隙や障害物にも妨げられない。
と言うよりも、見通される事を厭う様に有効に活用しながら、迅速に移動していた。白兵戦部隊である以上、間合いの外から攻撃されると脆い。尤も、砲撃部隊であろうと、行軍中に攻撃されて崩れない兵科は存在しないので、彼等だけの行動と言う訳でもないが。

それでも気温の低いレムーリアにあって、吐く息が白む事もないのは特筆に価した。
彼等は、拳法家であった。行住坐臥を修行と心がけ、平時の農作業から山岳部での山篭りまで、大凡(おおよそ)の苦行を「修行」の一言で片づけて来た面々である。
低い気温、不確かな足元、連戦の疲労、戦闘の緊張、祖国への心配、勝利への危機感など、数え上げれば限(きり)がない不安。もし、どれか一つにでも心が捉えれられば、即座に心は千々(ちぢ)に乱れ、気息はあがって息切れ、脚は乱れて移動どころではなくなったかもしれない。

だが、彼等はたけきの藩国の拳法家であり、龍の使いだった。
この期に及んでも、移動で息を切らしたり足音を発てる事は、ありえなかった。
(文:竹戸 初)

参戦RP

  • 「兵学通り、風の如く移動すべし。」 -- 竹戸 初@たけきの藩国 (2007-07-14 06:49:32)
名前:
コメント:

応援RP

最終更新:2007年07月14日 18:06