E98・龍の使い隊 偵察
作戦
【地形】
≪山林≫
- 周囲の森や林、くぼ地に身を隠す
- 土や枝、葉っぱをかぶせて偽装する。
- 枝葉などを使って偽装するときはなるべく自然な模様になるようにする。
- 偽装に使う植物はその土地の気候にあったものを選び、定期的に交換する。
- 森林または雪原の模様をした迷彩服を着る。
- 偽装用ネットを使う。
- 皮膚に擬装用のペイントを施したり、どろやすすをつかって迷彩を施す。
- 歩兵による伏撃が可能
- 木々を遮蔽として身を隠す事が出来る
- 木々や凹み地に伏せて衝撃を緩和
- 密度の高い森林地の場合、大型の敵はつっかえるため行動の邪魔が出来る
- 歩兵ならば小さいので、活動に支障がない
- 木に登る事で上から攻撃することが出来る
- 下生えや木の根、木の洞などに身を隠す事で防御効果が期待できる
- 高低差、木々により入れる戦力に限りがあるため、敵戦力の選別を行える。(ただしこちらも歩兵、山岳騎兵に限られる)
- 森林はそこを主戦場とするもの(GPO緑キャラ)にとっては戦いなれた地形であり、夜戦、山岳戦でも地の利はある。
- 機動力はあまりないが歩兵であれば、この地形でも踏破可能。
《平原》
- 平原なので、部隊展開が容易である
- 岩や丘がある場合は、その場所を確保。橋頭堡とする。
- 偽装用ネットを使う。
- 皮膚に擬装用のペイントを施したり、どろやすすをつかって迷彩を施す。
- 歩兵による伏撃が可能
- 木々を遮蔽として身を隠す事が出来る
- 木々や凹み地に伏せて衝撃を緩和
- 密度の高い森林地の場合、大型の敵はつっかえるため行動の邪魔が出来る
- 歩兵ならば小さいので、活動に支障がない
- 機動力はあまりないが歩兵であれば、この地形でも踏破可能
【装備】
≪全般≫
- 迷彩服(服のカラーはリバーシブルで。表白、裏迷彩柄)を着用して地域に応じて着替え、隠蔽性を高める。
- 飲み水や簡易食料(糖質・脂質の高いもの)を欠かさないこと
- 装備している物が体の動きを制限したり、身軽さや素早さを低下させないよう配慮する
- 武器への迷彩:森、雪原などの地形に応じて武器にカモフラージュペイントを施すことで周囲の背景にとけこんで目立ちにくくなる。
- 装備しているものが反射しないように光るものは取り外したり色を塗りつぶす。
- 音を立てそうな装備品ははずしたりテープで止めて固定したりする。
- 大きい武器は何かで包んでおくか、迷彩を施しておく。
【陣形】
- 縦列隊形で周囲360度をカバーするように偵察隊の一人一人が視界を分担する。
- 先頭の兵がポイントマンとして隊を誘導し、後続が側面や後方を警戒する。
【体術】
≪情報収集≫
- 敵の規模を数字や種類など具体的に調べて本隊に伝える。
- 敵の行動、位置、見つけた時間、装備などを具体的かつ詳細に調べる。
- 五感を使い、特に視覚と聴覚を駆使して探索を行う。
- 偵察地域全体を広く見渡した後、目だったものや気になるものを探す。
- 先入観を排除し、五感で感じたものをすべて拾い上げるよう意識する。
- 足音や声、移動の際の騒音など不自然な音も聞き逃さないようにする。
- 必要に応じて地形スケッチ、敵スケッチなどをする。
- 足跡や目印などの不自然な痕跡がないかを調べる。
- 反射光やものの影、色、敵部隊の移動の様子を的確に捉える。
- 視界を重複させ見落としを極力なくすこと。
≪通信≫
- 通信は極力短時間で必要なときのみ行う。
- 現在地点と偵察ポイントを分析し、探索範囲の絞込みを行なう。
- 敵発見の場合、速やかに本部へ連絡したのち、継続して監視を行う。
- 目標を確認し次第、随時仲間部隊へ連絡。敵目標の種類にしたがって交戦か撤退かを確認。
- 偵察は出来る限り高所から、身をひそめて偵察のみに専念し、敵の行動を攻撃班、狙撃班に伝える。
- 偵察ポイントは、其々の死角をカバーするように配置すること。
≪移動≫
- 急に移動したり、姿を現さない。
- 建物や森、谷、くぼ地や土手など遮蔽物のあるルートをとおり、目立たないように移動する。
- 低い遮蔽物の背後で移動するときは匍匐前進で進む。
- 遮蔽物から遮蔽物の間はダッシュで一気に移動する。
- 物音を立てずに移動したいときは静粛歩行で移動する。
- 敵に発見された場合に備えて退路を確保しておく。
- いきと帰りでルートを変更し敵の追跡をかわす。
- 退路を複数確保する
≪夜間、暗視≫
- 暗いところや夜間の偵察には暗順応を利用したり、周辺視野を生かして観察する。
- 夜間であることを利用し、闇にまぎれる。
≪隠密行動≫
- 敵に見つからないよう体の線を背景に溶け込ませて目立たないようにする。
- 物陰に潜み、影から体が出ないようにする。
- 目立つ色は排除し、周囲の色に自然に溶け込むようにする。
- 物音をださないように無線は簡略な通信にとどめ、部隊内では手信号などで連絡をとりあう。
- 空き地や斜面、足場の悪い場所は避ける。
- ゴミを出したり、足跡を極力残さないようにする。
- 隠蔽潜伏後は極力身動きしない。
- 敵にこちらの存在を発見されないよう、なるべく森や林などの障害物に身を隠して偵察する。
- 迷彩や林、地形を使用して姿を隠蔽する。
- 目立たないように匍匐移動やカモフラージュネットで身を隠して、対象の詳細な位置を確認する。
- 身を低くして、草に隠れる。
- 炎をつける事で、煙幕をはる可能性も留意する。
SS・イラスト
龍の使い。
それは、拳法家を元とするだけあり、戦闘専門と思われがちであるが、意外な事に偵察も得意である。
偵察能力自体でいえば、もっと得意な部隊も多いだろう。
だが、単なる能力以外の部分で龍の使いは、偵察部隊として優秀な資質を持っている。
一番の理由は、その動きの早さである。
I=Dなどには及ばないまでも、通常の歩兵より早く動けるということは、偵察において大きなアドバンテージになるのである。
そして、次に偵察に有効な能力としては、その鍛え上げられた精神力である。
修行によって培われた龍の使いの精神力は、オーマの即死の視線すら無効にしてしまうほど。
他の部隊であれば、偵察に成功をしてもオーマを発見した場合、逆にそれによった命の危険にさらされてしまうのだ。
それが、龍の使いであればその心配もない訳である。
そして、その力が生かされる時が来たのである。
「どうだ、見えるか?」
「いえ、ここではまだ。
もう少し近づいたほうが良いかも知れませんね」
姿勢を低くして、周りの地形に身を隠しながら周りをうかがう、龍の使い部隊。
「よし、もう少し進むぞ。
ここからは敵に発見される恐れもある。
より注意をしていくぞ」
「はい」
低い姿勢のまま動き出す龍の使いたち。
元々、その身一つで戦う拳法家である。
目立つ武器など無くそれも、利点となっていた。
さらに、武器に頼らず戦うためにその身のこなしこそ、龍の使いの真骨頂。
様々な障害物も障害とせず、むしろ活かし、速度を変えずに進む。
その動き、地を這う龍の如し。
「…見つけました!」
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忍者ほどでは無いが、彼ら「龍の使い」は視力や聴力に恵まれていた。そして、五感以外の第六感も。
(見つけた)
声には出さず、指で合図が出される。全員、無言で視線を交わし、把握した敵情を指信号で交換する。低地から高所の人数を数えれば多めに映り、逆に高地から低所の相手を数えれば少なめに映る。
そして、彼等は下がる。拳法家らしく、足音も発てずに。
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九州での戦いは確かに彼等にとっては己の国が九州ブロックである事から慣れた大地での戦いとなる。しかしながら、此処での油断は禁物である。敵はそんな事十二分に承知しており、ゲートを開き進軍してきているのである。
戦闘における偵察の重要性は今までの戦いで骨身に染みて理解しているし、龍の使い軍団自体その歩兵におけるARの有利さから偵察任務が己達に任されるのも予測範囲内であったためにその準備も怠っていなかった。参謀や藩国から準備されたカムフラージュ用の道具を使用し、熟知した地形にその身を潜めた彼等は、体術特化で鍛え上げた感覚を研ぎ澄ます。
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今回はにゃんにゃん共和国との共同戦線であり、態々兵を出してきてくれた彼等の為にも何としてでも有利に戦闘を進める必要性があった…そして、己が祖国を二度と焦土に変えない為にも。
「…」
リーダーであるTAKAが合図を送ると総員了解の合図を返信しその場から予め決められた組み合わせでその場を離れた。本部への連絡をする者、新たなる偵察場所へ移動する者と、少数精鋭での戦いを訓練していた彼等は連携を十分に取り無駄な動きを極限までそぎ落とし行動する。愛用の三度傘からはカムフラージュ用の草がピコピコ生えており、走り出す彼等の頭上でそよそよと揺れている。始めこそこの滑稽な格好に笑ってしまったが、任務中はそんな事はなく、ただ只管忠実に己の役割を果たす。
敵である緑オーマが、嘗てローラー作戦という力技を行った白オーマと違い戦術を駆使して戦うのはレムーリアでの戦いの報告で知られている。伏兵等に散々な目にあわされて来たのだ。今回も伏兵があるという予測の元丁寧に偵察任務を遂行し、少しでも有利な情報を持ち帰る為に彼等はひっそりと身を潜めるのであった。
(文:砂神時雨 絵:コダマゆみ)
福岡市外地の南部にある油山山頂からは福岡市外を一望でき、敵の動きを観察するのにはうってつきの場所であった。
たけきの藩国のある福岡に元寇よろしく侵攻を掛けてきた緑オーマ部隊。
敵兵見ゆの報に際したけきの藩国はすばやくあらかじめ偵察のために作られていた山頂の見張り場に配下を派遣していた。
このあたりは前回白オーマに国を蹂躙された経験を生かして体制を確立していた。
学習能力があったともいえよう。
この油山特殊偵察部隊はその後偵察情報を延々と送り続けることとなる。
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敵部隊の規模に単独での対応を断念したたけきの藩国は速やかに帝国に援軍の要請を求めた・・・
数日後
共和国を主軸とする九州会戦部隊が集結を完了した。
「偵察は我々たけきの部隊に任せていただきたい、この辺の地理に一番詳しいのは我々でありますし、敵オーマ出現以来観察を欠かしておりません。それに何よりここは私たちの国です、これ以上わが国を蹂躙させることはどうしても許容できるものではありません」
たけきの司令官の魂を切るような進言を受け、総司令部はたけきの部隊に偵察を命じた。
「いい、私たちの目的は敵をいち早く見つけること。ここは我々の庭、皆敵がいそうな場所はなんとなく分かるでしょう。油山の情報も今まで一杯得てきたはず、今よりできる限り小隊を分割してより多くの情報を確保することに努めます。」
小隊員は皆冷静に命令に聞き入る。
「可能な限り情報を集めなさい、でも決して無理してはダメ、我々はたけきの藩国の領民、英雄的な死に様など要らない、生きて生きて生き残ってこそたけきの藩国の誇るべき勲をと心得てください」
薫陶を胸に偵察に皆は散っていった。
(文:TAKA 絵:モモ)
此処はたけきの藩国内の森の中。
二人の男が手信号により会話を行なっている。
内容はだいたいこんな感じである。
(こちら異常ありませーん。どうしましょうかしょうか?)
(わかったわ。もう少し先に行ってみて頂戴。
ただし無理はせず、何かあったらすぐに戻ってくるのよー・・・チュッ)
(…了解です…)
指揮官にウインク+投げキッスを付きで送り出された彼はため息一つ、
(あの人はこんな時でも変わらないなぁ。わざとなのか、それとも素なのか…まぁ、おか
げでリラックスできたから良いか)と、さらに森の奥深くに進んで行った。
ここはたけきの藩国の森の中で、彼らはたけきのの誇る龍の使いである。彼らにとってこの場所は自分の庭のようなもの。敵に対して、完全に地の利は彼らにあった。
しかし、戦場がたけきの藩国内であるからこそ此処で負けると彼らには後がなく・・・そう思うと本人達も気付かぬ内に体は緊張に支配されていた。
偵察の成功・不成功は今後の戦闘に少なからず影響を与えるため、今ここで失敗するわけにはいかない。
皆の緊張をいち早く見抜いた指揮官TAKAはあくまでも普段の調子を崩さないことで周囲の緊張をほぐしながらも、次々と送られてくる情報をもとに敵の侵攻ルート及び現在地をしぼっていた。
(ふむ。今入ってきた情報だと、間違いなく敵はこの位置ね。)
まとめた情報を本部に送り続いて指示を受けながら、同じ隊の皆を呼び戻す。
「みんな、一旦戻ってきて!これから白兵戦の準備に移るわよ!!」
(文:霞月)
参戦RP
- 偵察:でいだらのっぽ@たけきの藩国:「勝手知ったるなんとやら。実はこの国にきて日が浅いことは誰にも言わなきゃばれないなりよ。」 -- でいだらのっぽ@たけきの藩国 (2007-07-16 19:52:30)
- 「イカナシチューを気合で食べたんですから、ここで役に立てなくてどうするんだ自分!」 -- ひわみ@たけきの藩国 (2007-07-16 20:46:20)
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最終更新:2007年07月16日 21:00