E98・龍の使い隊 撤退
作戦
【装備】
- 発煙弾、閃光弾を発射。敵の視界を奪う
- 必要ない装備は捨てて身軽になる
【地形】
- 土山などの遮蔽物や煙幕を使い、背後から攻撃しづらくする
【体術】
- 可能ならば、偽装工作によって敵の追撃を躊躇わせる
- 足の遅いものを護衛と共に先行させ、殿は戦闘力の高い者が行う。
- 脱出経路と手段を予め把握もしくは戦闘中に入手しておく。
- 倒した敵から、敵に関する情報を出来る限り入手解析。予め頭に入れておく。
- 情報端末やケーブルからデータの吸出しを行い、脱出経路までの見取り図を手に入れる。
- 案内板を見る。こういう重要な物は目立つマークになっているはず。
- どこも構造は似ているのである程度分かる
- 使わない乗り物もあるだけ動かして囮にする
- 迅速に脱出する為、戦闘は極力控える。
- 隠密行動しつつ速度重視で脱出をはかる。
- 背後を狙われる危険性もある為、必ず背後を警戒する。
- 乗り物や設備に自動攻撃させて脱出の援護をさせる
- 移動通路の一部を破壊して敵の足止めをはかる。
- 敵のセンサー類を騙す為に偽装を施す
- 車や壊れた船の残骸を利用して追撃を逃れる
- 姿勢を低くして移動することで敵の弾に当たりにくくする
- 死体は動きを阻害しないように背中に担ぐ
イラスト・SS
古来より、撤退は至難とされている。殿(しんがり)の部隊が殲滅され、結果として主力が遁れる事が出来れば成功とされる程に。
勝ち戦の進撃であれば、弱兵も騎虎の勢いを得る。
負け戦の敗走とあれば、勇者も臆病者に成り下る。
これは、古今の兵理。
傷つき疲れて、嵩張る装備と振り捨てて、撤退する部隊。
それでも。
秩序を喪わず、懸命に敵を支えている部隊も存在した。
互いに、敵を叩いては下がり、相互支援しつつ繰り引きの戦術を実践し、困難とされる撤退を為し遂げようとしていた。
「誰が潰走などするか! 送り狼のつもりか? 来い!」
そう叫びながら、単身で敵中に吶喊した者がいた事で、撤退が敗走に変わらずに済んだのだ。
一人でも士気盛んな者がいれば、それがどんなに愚かな突撃行為でも、残された者の士気を奮い立たせる事が出来る。
況してや、即死確実と思った愚者が、ポンポンと敵を――厳密には、敵の身体の一部を――宙に飛ばして戻って来たのであれば。
(文:竹戸 初)
参戦RP
- 「くっ、二度も国を捨てることになるなんて……だが、今は皆の命が一番大事だ」 -- ひわみ@たけきの藩国 (2007-07-16 20:50:20)
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最終更新:2007年07月16日 20:50