比較可能性(comparability)とは、
∀x,y∈A,x≳y⋁y≳x.
すなわち、選択肢集合Aの任意の要素x,yに対して(∀x,y∈A)、x≳yまたはy≳xとなる関係である。
たとえば、考慮している商品銘柄の集合をAとして、x≳yをx(銘柄x)よりy(銘柄y)の方が好きか無差別という関係と解釈した場合、銘柄xは銘柄yより好きか無差別、銘柄yは銘柄xより好きか無差別という風に決められる場合である。「どちらが好きなのか無差別なのかもわからない」という状態は比較可能性を満たさない。
最終更新:2012年04月19日 15:50