ドイツの学者ウエーバーが1834年ごろ立てた法則。
人間の心理を物理学的にとらえようとする、
精神物理学の重要トピックである。
Δ

(kは定数;Iは刺激強度、ΔIは弁別閾)
であらわされる。
(※弁別閾・・・確率50パーセント程度で識別できる範囲のもの。
差異を感知したと識別できる、ぎりぎりの最小のもの。
例えば、水を増やすのを感じ取る実験ならば、「増えた」と感じる事ができる水量のこと。)
この法則に従うと、上記の水を増やす実験において、100mlの水で10mlで識別できた時、
200mlの水では20mlで識別できることを示している。
つまり、人間は、大きな物を比べるときは弁別閾も大きくなるし、小さな物を比べるときは
弁別閾が小さくなるという事が言える。(判断のしきい値が相対的である。)
例)マイホームの価格比較は数百万単位で行うが、ガムの比較価格は数円単位で行う。
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最終更新:2012年05月28日 13:30