フレーミング効果

フレーミング効果とは、トゥベルスキーとカーネマンによってはじめて組織的に研究されたもので、
意思決定問題を把握する心的な枠組み、すなわち、決定フレーム(decision frame)の相違によって、
意思決定の結果が異なるという現象である。
  • ポジティブフレーム条件(利得の側面が強調されて表現される場合)  ⇒リスク回避的な選択をとる
  • ネガティブフレーム条件(損失の側面が強調されて表現される場合)  ⇒リスク志向的な選択をとる

ex)塾が成果を発表する場合
A塾「うちの塾の生徒30人のうち、25人がテストで平均点以上をとれるになりました」
⇒成績が上がることを主張(ポジティブフレーム)
B塾「うちの塾の生徒30人のうち、5人は未だにテストで平均点をとれません」
⇒成績が変わらないことを主張(ネガティブフレーム)
内容はどちらも変わらないのだが、一般的にA塾のほうが聞こえが良い。
このように、表現によってその決定結果に差異が認められる現象をフレーミング効果と呼ぶ。

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最終更新:2012年06月28日 14:47
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