以下の設定を試す場合、ローカルにキーボードとディスプレイをつなげて行うことを推奨
設定に失敗した場合、ネットワーク越しのアクセスができなくなるので
ローカルでの作業をするには、Webブラウザでmoodeにアクセスし、config>systemでローカルディスプレイとHDMIを有効化する。
これでGUIでログインすることになるはず。CUIでの操作に移る場合、Ctrl+Alt+ファンクションキー(F3~)でCUIが表示される…はず。自分自身ではやってないので確実なことは言えない。
これをやっておかないと、真っ暗な画面で操作しなければならない
真っ黒な画面で操作する場合、dhcpcd稼働状態で適切な設定がなされていれば、ログインした後に
sudo systemctl unmask dhcpcd.service
sudo systemctl start dhcpcd.service
と打ち込めば元の状態に戻るはず。
事前に自動ログインを設定し、上記コマンドをシェルスクリプト化しておけばなお楽かも。
networkingの使用(dhcpcdの使用を止める)
普通にdhcpcdで運用しても特に問題はないと思われるが、好みなので。
sudo nano /etc/network/interfaces
#source-directory以下のディレクトリはいじらない
#ディレクトリ内に意図しないファイルが入り込むとトラブルの原因になる
#何ならsorce-directory行は削除してもいい
auto lo
iface lo inet loopback
allow-hotplug eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.1.xxx (自分の環境に合わせて決める)
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.1.1
allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet dhcp
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
dhcpcd.serviceを無効化
sudo systemctl mask dhcpcd
networkingの稼働を確認
sudo systemctl status networking
稼働していなければ有効化
sudo systemctl enable networking
wifiの設定
wpa2-Personal(PSK)+AESの場合の設定
今回は2か所を設定
wpa_passphraseでパスフレーズの生成と、wpa_supplicant.confのエントリひな型の追加
sudo chmod 666 /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
wpa_passphrase "SSID" "PASS" >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
sudo chmod 600 /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
wpa_supplicant.confの編集
sudo nano /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="MyHomeWifi"
psk=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
scan_ssid=1
priority=0
}
network={
ssid="MobileTethering"
psk=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
scan_ssid=1
priority=1
}
特別な記述はせず、ごく簡単に指定してやる
priorityは値が多い方が優先される
設定反映は再起動が確実
無線lanのみの運用
各wifiアクセスポイントに繋がることを確認出来たら、有線を無効化して無線に一本化
/etc/network/interfaces からeth0に関する記述を削除
記述が適切であれば、問題は出ないはず
AP modeを止める
wifiクライアントとして、他の(ルーター等の)AP接続に失敗した場合、自動的にmoode自身のAP modeが有効になり、アクセスポイントとして振る舞う。
moodeをモバイル用途にした場合、この挙動に困ることがある。
AP mode設定を消せば良いのだろうが、サービス自体を止めて根本から絶つ。
systemctl disable hostapd.service
では止まらなかったので
systemctl mask hostapd.service
とした
スマホ端末からの接続
話が前後するが、この設定は以下の利用状況を考慮したもの
宅内で使用する場合、dhcpでも、windows10のPCがmDNSに対応しているので、ホスト名でアクセス出来る。
しかし、外で使う場合、例えば車での使用では、ラズパイは無線での運用となる。
(有線LANケーブル接続、ラズパイ本体へのローカルキーボードやディスプレイの接続、GPIO経由での操作を別にすれば)
つまり、moode audioが稼働するラズパイへの接続は、1.AP mode or 2.wifiテザリングの二択となる
1. AP modeで接続する場合
スマホ端末とラズパイ(moode)のインターネット接続が不可能になり、オンラインのサービスが使えなくなる
→moode操作専用のスマホ端末を使うならば、(ネットラジオやspotifyなどが使えなくとも)これで問題ないかも
2.1 Androidのテザリング
クライアントに固定IPを与えることができず、固定IPでアクセス出来ない
→192.168.43.x
→Android(oreo)はmdnsに対応していないため、moodeへのアクセスにはラズパイのIPアドレスを指定しなければならない
→BonjourBrowserというアプリを使う
2.2 iOSのテザリング
仕様は調べていないが、mDNSに対応してるため、moode稼働中のラズパイにつけたホスト名でアクセスできそう
最終更新:2020年03月08日 22:24