電源取り出し
既製の電源取り出しヒューズを利用する
こんなやつ。差し替えるヒューズのサイズや容量に注意。
電源管理のプラン
ラズパイには電源を管理するシステムが組み込まれていないので、この辺は自分でカスタマイズしていくしかない
方法1
常時電源に接続しておき
・ACCのOFF>ONで、常時電源を一旦オフ→オンと切り替える。これでラズパイ起動。
・ACCのステータスをラズパイで監視し、ACC ON>OFFを検出したらシャットダウン動作に入る
→消費電力が微小とはいえ、OFF時でもラズパイに通電してるのは気持ち悪い。バッテリーも消費するし早々に壊れそう…
方法2
ACCのオンオフに完全に連動した仕組みを作る
考えてみると割と面倒なことに…
仕組みの検討
結局方法2で行くこととした
リレーの手持ちがないことから、手間と材料費を考え、アマゾンで手に入るリレーモジュールを利用することにした↓
ACC電源をトリガーとして、シャットダウン動作を行うため、上記モジュールのPA4モードの遅延OFFを選択
ただし、上記モジュールPA4モードでは、リレーモジュール本体の主電源のオン(常時電源供給開始)とトリガーアップ入力(=TU、ACC電源供給開始)の受け付けの間に、多少のタイムラグを設けないとTUが認識されないようで、ACCの印加に遅延を入れなければならないことが判明。
単純に、短時間電源オンを遅延させる回路はそう難しい回路ではない。ただ、それとは別に、今回はこのACCのOFFをラズパイGPIOに送るシャットダウンのトリガーを設ける必要もある。
遅延ONのC接点リレーを使うと、この必要性も同時に満たすことが出来る。すなわち、ラズパイ起動中(通電中)かつACCオフの場合にだけ印加するトリガーをリレーOFF時の通電ラインに仕込むという動作が可能になる。
そういったリレーモジュールも、ちょうどアマゾンで入手していたので、これも併せて利用することにした。
さらに、メインの遅延OFFリレーモジュールそれ自体も、車から離れた時、バッテリーに負担をかけないためには通電(リレー非動作時で20mAほど)していてほしくないので、このリレーモジュール自体も遅延OFF回路につなげて運用することにした。
これにはコンデンサーと抵抗、トランジスタ2つを基本に、単純なものを自作する。
構成
結局こうなった
※メインの遅延OFFリレーモジュール=①、トリガー用の遅延ONリレーモジュール=②
■遅延OFFリレーモジュール①側
↓ACC電源↓常時電源 ↓常時電源
遅延回路A ━ 遅延OFFリレーモジュール① ━ リレーON時─>ラズパイ主電源
┗ACCトリガ リレー②トリガ┛ ─>ラズパイGPIO(リレー②OFF時)
■遅延ONリレーモジュール②側
↓ACC電源 ↓常時電源
遅延ONリレーモジュール② ━ リレーON ─>リレー①へ
ACCトリガ ┛ リレーOFF ─>GPIOへ
↑常時電源(①リレーON時)
ACC電源ON > 遅延回路A&リレー②通電・カウント開始 > リレー①主電源ON > ②リレーカウント終了リレー②ON > リレー①ON > ラズパイ起動開始
ACC電源OFF > 遅延回路Aカウントダウン、リレー②オフ > リレー①カウントダウン開始、トリガーGPIOへ通電 > ラズパイシャットダウン開始・終了 > リレー①OFF > 遅延回路A終了、リレー①主電源OFF
間違いないかな?
必要な材料は、アマゾンで買ったリレーモジュール2つ、手持ちのコンデンサー1つ、抵抗2つ、トランジスタ2つ(C1815,A1015)とユニバーサル基盤と線材。1000円程度になる。
ラズパイ他への給電回路
ラズパイの主電源にはシガー用のUSB給電アダプターの中身を取り出して使う。GPIOへは手持ちの3.3vのレギュレーターを、DACへは暫定的にラズパイとは別に5Vの給電ラインを設ける。ノイズで障害などが出れば、その都度対策をする。
最終更新:2021年01月02日 21:36