Avisynthとは

AviSynthはフレームサーバとして機能する。入力された映像を展開し、様々なフィルタをかけて加工した映像を他の動画編集ソフトウェアに渡すことができる。標準で多様な画像処理フィルタを備えている。また、ユーザーが開発したプラグインの追加も可能である(AviSynth - ウィキペディア)。

フレームサーバと言われてもピンとこない人が多いと思うが、自分もその一人。
要するに、他のアプリケーションと連携して、その一部の仕事を担うソフトウェアだと理解しておけばよい。
Avisynthを利用できる(対応)アプリケーションの代表的なものは、ffmpegVirtualdub,Aviutlといった動画編集・エンコードソフトだ。
これらをAvisynth側から見ると、フロントエンドと呼ぶこともできる。
これらのフロントエンドとなるアプリケーションに、AVSファイルを入力することにより、Avisynthを利用することが出来るというわけ。

結局のところ、これらのソフトにおいてAVSファイルを入力して扱う限り、AVSファイルは他の動画形式とたいして変わりはない。

特別なのは、AVSファイルへの記述により、Avisynthの様々な機能を扱うことが出来ること。
ノイズ除去やフレームレート変換、インターレース解除、動画の結合や映像のサイズの変更や加工は当然、必要な場所だけ抽出することもできるし、複数動画を分割画面にしてみたりなんてこともできる。
もちろんこれらのパラメータを細かく弄って調整することも可能。
加えて、そもそもこれらの機能を提供するコマンドは一つのみではなく、用途や目的に応じて高精度なものや、速さを強みとするものといった具合に、様々なものが存在している。
wikiの説明にもある通り、ユーザーが開発したpluginと呼ばれるものが膨大にあり、異なるアルゴリズムで同種の機能が提供されていたりするからだ。
このように、Avisynthは映像に関する加工なら何でも実現可能といっても過言ではない。
それゆえに、動画を様々に加工したいマニアの間では、長年にわたり重要なツールになっている。

インストール

(Avisynthのインストールについては他のサイトに譲る)

AVSファイルの書き方

ごく簡単に。
例えば、単に素の映像を表示するだけのものならば、一行のAVSファイルを作成するだけ(windows)。
DirectShowSource("C:\tmp\俺の嫁.mp4")
これをffpmegなどのアプリケーションに入力すれば、記述されている動画がそのまま入力される。
DirectShowSource

そして

後は適宜目的に応じたフィルタをかければいい。
Avisynthとはこんなソフト。
最終更新:2020年03月19日 02:43