ダウンロード
インストール
イメージファイルは圧縮ファイルになっているので、これを展開してからSDカードに焼く
方法はいくつかあるが、Windows機を利用しているなら、
Win32 Disk Imagerなどのソフトを使えばよい
起動
まず、手元のPCの無線LANをオフにしたり、LANケーブルを外すなど、宅内のLANなどから切り離されたスタンドアロンのPCを用意する
これと、OpenWrtのSDカードを刺したラズパイとを直接LANケーブルで接続し、ラズパイをパワーオンする
手元のPCでブラウザを起動し、アドレスに"
http://192.168.1.1"と入力すればLuciというWebインターフェースに繋がる
初期のネットワーク設定
LANに参加できるように設定する
まず、メニューから、system>administrationと進み、パスワードを設定する
次に、ネットワークを設定をするが、 シンプルなアクセスポイントの設定なら
- network>interfaceと進み、"LAN"と書かれた項目の"Edit"に進む
- 固定IP(上位のDHCPサーバと被らないアドレスを)を指定。あるいは、特に必要がなければDHCPクライアントを指定。その他の項目は適宜
- 加えて、[Advanced Settingタブの[User custom DNSの欄にgoogoleの8.8.8.8を指定しておいたほうが良いかもしれない
- DHCP Serverタブのignore interfaceにチェックを入れる(この設定でOpenWrtのDHCPサーバを停止する)
ここまで設定しておけば有線でLANに繋いでローカルから操作できるだろう|
ついでに
- System>General>HostNameと進み、ホスト名を設定したりする
- 一旦シャットダウン
各種設定
- 設定に利用したPCとの接続を外し、OpenWrtをインストールしたラズパイをLANに繋ぐ
- LAN内の他の端末から、ブラウザでIPアドレスを指定してアクセスすれば、先ほど初期設定をしたラズパイのOpenWrtのLuci画面が表示される
- ここからは無線の設定やWebインターフェースの日本語化など、各種設定を行う
- ネットワーク設定は各環境に応じたものになるであろうから、以降は省略する
メモ
パッケージのインストール
webインターフェースの日本語化など、追加パッケージの
インストールが必要な場合
System>Softwareと進み、Update Listを押す
OpenWrtではパッケージリストのデータベースはramdisk上に作成されるので、再起動のたびにこの作業が必要になる
※ここでエラーが出てリストが取得出来ない場合があるが、その場合はNetWork>interface>Edit>Generalと進み
User Custom DNS Serverに8.8.8.8(googleのDNS)などと設定してやると解決する
- リストが取得されたら、フィルターに目的のパッケージのそれっぽいキーワードを入力すると、該当するパッケージがヒットしたりする
luciの日本語化パッケージであれば、luci-i18n-なんちゃらの中からそれっぽいものが見つかるはず
設定ファイル
- 基本的な設定ファイルは/etc/config/の中にある
ただ、少し弄ろうとすると、他のファイルの編集も必要な場合が多い
- デーモンの有効無効化などは/etc/init.d/以下のスクリプトで行う
- OpenWrtはUCIというシステムで管理されており、その設定内容は公式のページを/etc/config/***と検索すれば出てくる
- 設定追加や削除、反映にはUCIのコマンドを使う
uci commit (/etc/config/以下のファイル名)
手修正+再起動でも事は足りる
パッケージ管理
opkg update
opkg + subcommandというaptと似た使い方
updateの他、install remove list list-installed depends files辺りをよく使うと思う
サーバーやツールなど
- OpenWrtはリソースに制限のあるデバイスでの利用が前提とされているため、デフォルトでは非常に簡易化されたシステムとなっている
サーバーの機能も限定されたものや、軽量化されたものが使われていることが多い
基本的なコマンドはbusyboxで提供されており、通常使いなれたコマンドとは異なる
例えば、dateコマンドもbusyboxのものとなるため通常の書式では通じない
manもないので調べるのもひと手間
最終更新:2022年05月26日 16:29