『ここで臨時ニュースをお伝えします。』
『本日午後6時過ぎ、東京都渋谷区で「火が出ている」と目撃した男性から通報がありました。』『警察によりますと、火はおよそ3時間後に消し止められましたが、木造平屋建ての住宅一棟がほぼ焼けています。』
□
「It was a pleasure to burn…(火の色は愉しかった)」
ブラウン管越しに赤く輝く炎と、黒い煙を眺めながら、若い男は1人ごちる。
端正な顔立ちの男はソファーに腰かけ、蜂蜜の入ったホットレモンを啜りながら、事の端末を静かに見守る。
足を組み、傍観者の立場を通している今この間でさえ様になるほど、整った容姿を持っている。
有名ブランドの液晶テレビは、笑みを浮かべて観てくれる持ち主に応えるかのように、映像と音声を流し続ける。
番組は真剣に見る者などほとんどいないニュース番組。
いくら番組として挙げられた舞台が近所だからと言って、そこまで熱心に見る者などいない番組だろう。
なんせどんな事件だとしても、多くの人間が他人事として見るのがニュースだから。
『現場となったのは、会社員●●××さん(43)の自宅で、●●さんは外出していたため無事がー――
ニュースというのは不思議だ。なぜ無事な人間の方を先に言うのか。
番組を見続けている男はそんなことを考える。
興味のない報告が流れている間というのは、つまらないことを考えるくらいには頭の回転が無駄に速くなるというものだ。
―――確認されていますが、一緒に暮らしていた16歳の息子と連絡が取れていないとのことです。』
その時、男の口元が弧を描いた。
まだ結果の成否は決まっていないが、ほぼ成功を報告されたようなものだったから。
『警察の発表では、先程焼け跡から一人の遺体が見つかったということで、身元の確認を進めています。原因は火を消してないたばこの吸い殻がー――』
「good...」
顔についてある弧の向きがさらに急になり、成功報告へと変わったニュースを喜ぶ。
被害者の名前は語られなかったが、人違いだったということはまずない。
男はその家の家族構成を始め、いつの時間に家族の誰がいるか、その家の者の交友関係など、調べ尽くしているからだ。
まるでストーカーであるかのように、念入りに調べた。
被害者は絶世の美人か?否。少し顎が長い、ありふれた男子高校生の顔をしている。
男が同性愛者か?否。彼はかつて、自らのクラスに美しい少女を集めた『王国』を建てようとしたことがある。
調べた理由はただ一つ。被害者を彼の世界から排除するため。ただそれだけだ。
彼、蓮実聖司は英語教師であり、被害者の高校生は彼の教え子だった。
先生に突っかかることもなく、かと言って進んでいじめを行う訳でもなく、精々他の生徒にちょっかいをかけるぐらい。
先生なら誰もがクラスから追い出したくなるような、問題児だという訳ではない。
タバコを吸っているという話も聞いたが、それはあくまで外でやった話だ。
そもそも、学校をサボることもしばしばあったため、教師が校内でマークしていた生徒でさえない。
ただ、その生徒の周りが問題だった。
ある生徒と学校に仕掛けた盗聴器から集めた情報だが、その生徒が巷で有名な不良集団、関東卍會と関わっているらしい。
何でも罪と名が付く行為なら何でもやるという集団だ。
そんな集団と息が掛かっている生徒など、彼の王国にとって相応しくないし、おまけに他の生徒にも悪影響だ。
だから、男は尻尾切りを決断した。
決断した、というほど悩んだわけでもないが。
今日の夕食のメニューのパスタの味をトマトにするか、クリームにするか決める感覚だ。
そして、その生徒の情報を集めて行った。
結果、王国のダニは簡単に焼け死ぬことになり、自分がやったという証拠も出なかった。
とぉるるるるるるるん
急に家の電話の音が鳴る。
番号は学校からのものではない。
『もしもし、マスターですか?』
「そうだよ。キャスター。」
電話から聞こえるのは、やや高めな若い男性の声。
彼もまた、男のクラスの生徒だ。
あくまで表面上の話だが。
The best place to hide a leaf is in a forest
木の葉は森に隠せという言葉があるが、マスターの生徒の中で1人だけサーヴァントが混ざっている。
彼を使って、データを生徒と先生の二方向から集めているのだ。
『焼け跡に向かった所、燃えていたのは例の生徒で間違いないようです。』
「good good。他の聖杯戦争の参加者に見つからなかったね?」
『はい。それらしきヤツはいなかったです。ですが彼と…トウキョウマンジカイ?とのつながりは分からずじまいです。』
「そうか……まだ続ける必要がありそうだな……とりあえず今日は戻って来てくれ。イタリアとは勝手が違うかもしれないが、場所は分かるな?」
「はい。」
そのまま電話は切る。
問題は解決できたようだし、生徒の死因も自身のたばこが原因だということになっている。
だが、惜しむらくはデータを集めても『関東卍會』と生徒のつながりに関する情報を掴めなかったことだ。
噂ではかなりの規模の集団だと聞くのに、聞くのは不確定な噂ばかりで尻尾を掴もうにも掴めない。
『続いてのニュースです。大田区の銀行でー―――
元の世界でやったように、件の生徒を捕まえて拷問して聞きただそうとも考えたが、彼はサディストではないし、力技が好きという訳でもない。
生徒がその不良集団と繋がりがあったとしても、その先が集団の先端ならば、無駄骨に終わる可能性もある。
キャスターが戻ってくるまで、夕食でも作ろうかなと考える。
フライパンを出し、オリーブオイルを敷いて、火をつける。
冷蔵庫の上に置いておいた、スーパーで安売りのバラの牛肉を出す。
「冷蔵庫が使えないのが難点だな……肉とは言っても食べたいものじゃないし、早く処分しないと……。」
簡単に開けることは出来ない。
その冷蔵庫には、食材とは思えない何かが、半分を占めているからだ。
聖杯戦争に敗れた哀れなマスターの成れの果てということだけ、この場に著しておく。
真っ赤な肉の色が変わってくると、おろしにんにく、塩、コショウをかけ、次に細切りピーマンとニンジンを炒める。
『続いてのニュースです。新宿区の路上でー―――
(関東卍會……もしかすると、聖杯戦争の参加者が関わっているかもな。
正体が掴めないのも、『スタンド』が原因かもしれない。だとしたらどうするか…)
『続いてのニュースですー―――
野菜が焼ける音とテレビの音が混ざる中、ゆっくり、ゆっくりと聖杯の勝利の道筋を立てる。
聖杯を勝ち取り、永遠に侵されることのない王国を作るために。
□
場所は変わって、とある夜の路上。
紫のシャツとそばかすが印象的な男がひょこひょこと歩いている
その後ろには、タバコの火の消し忘れが原因、ということになって焼け落ちた家。
その光景は、かつてイタリアのとある教会が焼け落ちた時に酷似していた。
日本とイタリアという違いがある以上、背景は全く異なるというのに、何故か両方を見た人には連想する光景だった。
「とぉるるるるるるるん」
静かな道に、電話の音が響く。
だが、それは電話から発せられたのではなく、とある人間の口からだ。
「あっ、あんな所に電話があるじゃねーか!最近の奴らは危機管理もまともに出来ねーのかよ!!」
声の主が、路上に捨てられたたばこの吸い殻を、携帯電話であるかのように耳に当てる。
「がちゃ。あっ!ボス!!無事だったんですね!!てっきりもう繋がらないものかと……あのハスミという日本人に従うつもりなんですか?」
それはまるで、子供がする電話ごっこのように見えた。
だが、その先には確かに、キャスターの尊敬するボスがいるのだ。
『その先』がどこなのかは分からないが、それだけはコーラを一気飲みしたらゲップが出るくらい確実だ。
タバコの吸い殻から、キャスターにだけ聞こえる野太い声が響く。
「確かにそれは良いですが……僕はボス以外には仕える気はありません!!」
「わ、わかりました……では聖杯を手に入れるためにも、善処します……がちゃり。」
それはただの電話ごっこにしか見えない。
彼ほどの年齢でやるには少々痛々しく見える行為だ。
だが、もしその行為に意味があるならば?
「ちょっとアンタ!タバコを勝手に捨てないでよ!!」
近所を掃除していた中年の女性が、キャスターに苦言を漏らす。
急に後ろから大声で叫ばれ、少年は肩をビクっとさせる。
「あっ、すいません。」
「全く……アンタみたいなのが最近噂の関東ナントカ会へと入るんだからね!!」
「すいません。」
「お隣さん家のオウムみたいに、繰り返してそう言えば良いと思ってるでしょ全く!いい歳して電話ごっこして……その先にあんたの大事な人でもいるのかい?」
その瞬間、少年は大股で女性の方に歩いていく。
「やかましい!!元々タバコを捨ててあったのが悪いんだろうがあー――ッ!!」
「ひいっ!!?」
豹変した少年に凄まれ、女性は腰を抜かすが、尻を道路に付けることは許されなかった。
胸倉を掴まれていたから。
「今度下らねえ話しやがったら、てめーの頭が熟れすぎたトマトになるからなあぁ!!」
そのまま女性を突き飛ばし、マスターの所へ歩いていく。
角を何度か曲がり、大通りに差し掛かかる。
タイミングが悪いことに、渡る直前の信号が赤に変わった。
その後すぐにキャスターの目の前をパトカーが横切った。
さっきの一件かと思ったが、向かった場所は違っていたので関係ないと考え直す。
それでもウーウーという耳障りな音は、ピカピカ光る真っ赤なランプは、誰かの平穏の崩壊を告げていた。
【クラス】
キャスター
【真名】
ヴィネガー・ドッピオ@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
【属性】
混沌・善
【パラメータ】
筋力:D+ 耐久:D 敏捷:E 魔力:E 幸運:A 宝具:C
【クラススキル】
陣地作成:C
後述のスタンド能力により、少し先の未来を見ることが出来る。
ただし、その陣地は見ることが出来るだけでドッピオ本人は入れない。
道具作成:D
『ボス』と連絡を取れる何かを作ることが出来る。作られた道具を電話機のように耳に当てることで、ボスと対話が出来る。
道具の姿は、必ずしも電話の姿をしておらず、アイスクリームだったりカエルだったりする。
【固有スキル】
仕切り直し:A
窮地から離脱する能力、不利な状況から脱出する方法を瞬時に思い付くことができる。
ただし、脱出するのには10秒の時を要する
直感:B
戦闘時、あるいは緊急事態の最中に、「電話の役割を果たす何か」で『ボス』との連絡を取り、最適解を見出すことが出来る。
単独行動:A
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクAならば、マスターを失っても一週間現界可能。
英霊になる前に『他に恒常的に隣にいる者がいなかったパッショーネのメンバー』ということで、単独行動能力に長けたことになっている。
【宝具】
『墓碑銘(エピタフ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
能力は本体の髪の毛の裏側に10秒先の「未来」の映像を映し出す。この能力で見た映像の未来はある例外を除いて、絶対に変えられない。
また、筋力A相当のパワーを出す拳を繰り出すことが出来る。
『そいつの名は×××××』
ランク:C 種別:召喚宝具 レンジ:- 最大補足:-
キャスターのもう一人の姿であり、キャスターが『ボス』と尊敬する人物。
キャスターで手に負えない相手に遭遇した際、一定のタイムラグの後に×××××に姿を変える。
×××××の能力は下記の通り。
なお、キャスターは彼をもう一人の人格だと知らず、互いに別人だと考えている。
従って、サーヴァントはこの宝具の存在を知らない。
【人物背景】
イタリアマフィア、『パッショーネ』のボスに気に入られている青年
気弱な性格であり、車に轢かれかけたり、タクシー運転手にボッタくられたりしているが、ある条件下で突然凶暴になる。
ボスとは唯一、『電話』で会話をすることが出来る。電話の対象となるのは、カエルなど全く関係ない物だったり、壊れた携帯電話などそっくりな物だったりと、時に応じて異なる。
【聖杯への願い】
ボスの願いを叶える。
【備考】
マスターが担任教師を務めている学校の、イタリアからの転校生ということで、学校で情報を集めている。
【真名】
×××××@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
男は、何度も生きた。
何度も死んで、何度も生き返った。
焼死毒死失血死溺死圧死餓死窒息死転落死凍死熱死爆死病死。
ありとあらゆる死を経験し、それでいてなお死を許されなかった。
死は平穏の訪れだと言うが、それは全くの嘘だとこの男は知らされた。
彼にとっての鎮魂歌(レクイエム)は、魂を鎮めるどころか、魂の安らぎを完膚なきまでに奪い去った。
『わたしだ……ドッピオ……。』
『その通りだ。あの日本人は役に立つ…恐らくわたしたちも殺しの標的に入っていると思うが……有能なのは確かだ。』
『落ち着けドッピオ。いつ奴が殺して来るかは、エピタフの力を使えば分かるだろう。
しばらくはマスターと共に、敵の勢力を調べ続けろ。』
(これは試練だ……奪われたものを奪い返せという「試練」だとオレは受け取った……)
(だから今度こそ……今度こそわたしは脅かされぬ永遠の絶頂を手に入れる。その為にはマスターもドッピオも、そして聖杯さえも利用しつくしてくれよう…)
テレビのニュースにしろ、パトカーや救急車の音にしろ、誰かの平穏が侵害されたという合図だ。
日常を壊された者は、一部の黄金の精神を持つ者を除いて崖を転がり落ちて行くような人生を歩むことになる。
だが、壊れた平穏が自分のものではないと考えられるからこそ、それらを見聞きしても過呼吸を起こさずにいられる。
大体の人は自分が非日常にも勝てると思えるほどポジティブではないが、事件の犠牲者になると思うほどネガティブでもない。
だが、今までの数千日、あるいは数万日、自身の訃報がニュースに取り上げられなくとも、救急車のお世話にならなくとも、明日そうならない保証はどこにもない。
たった2人の脅かされることのない『平穏』のために。
この先どれほどの人間がニュースに載せられ、パトカーが走ることになるだろう。
【真名】
ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
【属性】
混沌・悪
【パラメータ】
筋力:D+ 耐久:C+ 敏捷:C 魔力:C 幸運:C 宝具:A
【クラススキル】
陣地作成:A
後述のスタンド能力により、時を飛ばした空間を5秒だけ作ることが出来る。
その陣地を認識することが出来るのは自分だけ。
また、その陣地にいる間はいかなる攻撃も受け付けず、また如何なる相手も攻撃できない。
道具作成:C
魔力を帯びた道具、正確には展示品を作ることが出来る。それは長方形のガラスケースに入れられた解剖された人体の一部で、見た者にC-相当の精神干渉ダメージを与えられる。
【固有スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を絶つ。
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
本来ならアサシンのスキルだが、顔さえも探られなかったことから、このスキルを使える
生存意欲:B
キャスターは長い間、永遠の絶頂を保ち続けるということに特化した存在である。
自身の死を回避するために行動する際、あるいは自身を知っている者の殺害に成功した場合は判定値にプラス補正を受けることが出来る。
吐き気を催す邪悪:B+
ディアボロは立っている者は娘でさえ利用するという利己的極まりない性格の持ち主である。
故に、常人なら躊躇うような状況でも、冷静に事を進めることが出来る。
同ランクの精神汚染スキルを持つ。
直感:B
戦闘時、あるいは緊急事態の最中に、「電話の役割を果たす何か」で『ボス』との連絡を取り、最適解を見出すことが出来る。
カリスマ:C
軍団を指揮する天性の才能。
とはいえ指揮していたのは大きいとはいえマフィアグループであり、その中で謀反を企む者も少なくなかったため、C止まりである。
【宝具】
『墓碑銘(エピタフ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
後述の宝具『紅の帝王(キング・クリムゾン)』の一部分である。
十数秒間の未来をビデオのように知覚できる。
この宝具によって視る未来は、自身がこの宝具を使用し「もっとも最適な行動をとったもの」として動いている未来である。
よって逆に不利な未来が見えた場合は、その不利は覆らないか、もっと悪くなるということである。
『紅の帝王(キング・クリムゾン)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~6 最大捕捉:1
傍に立つ精神の化身『スタンド』。近距離パワー型に分類され、「筋力:A 耐久:C+ 敏捷:B+」相当のステータスを持つ。
他の英霊や人に、筋力A相当の攻撃を加えられる。
また、この宝具が攻撃され、ダメージを受けた場合、使用者も同じ箇所に同じダメージを受ける
この世の時間を5秒消し飛ばす能力と、数秒先の未来を見る能力を持つ。
時間を消し飛ばした間、使用者は消し飛んだ世界を自由に行動出来るが何にも触れることは出来ず
また他の攻撃を受けることもない。
また、持ち主以外は時間が斬り飛ばされたことも感知できない。例えば食事前にこの能力を受ければ、その食事を食べたことさえ気づかず、いつの間にか口に食べ物がいっぱいになっている……ということにもなる。
『ぼくの名前はドッピオ』
ランク:D+ 種別:召喚宝具 レンジ:- 最大補足:-
キャスターの現界と共に自動発動する宝具。
完全に別人の青年と入れ替わり、その身を隠すことが出来る。
また、ドッピオで手に負えない相手に遭遇した際、タイムラグの後にディアボロが現れる
なお、キャスターはこのドッピオと二重人格だと知らず、互いに別人だと考えている。
ドッピオの能力は上述の通り。
【人物背景】
イタリアのギャング組織、『パッショーネ』を影で牛耳るボス。
姿を見られることを酷く嫌い、何人たりとも自分の過去や情報を探ることを許さず、組織にも一切顔を出さないという臆病ともとれてしまうほどの用心深さから、その正体を知る者は最高幹部も含めて全くおらず、命令は部下のドッピオやポルポを通じて下している。
また、正体を探ろうとした者には然るべき報復を加えている。
時を飛ばすスタンド、『キング・クリムゾン』ともう一人の人格、ドッピオが隠れ蓑になっており、その正体を掴む者さえ現れなかったはずだが、コロッセオの戦いでジョルノ・ジョヴァーナのスタンドにより「死んだという真実」にさえ到達できなくなってしまい様々な形で永遠に死に続け、死ぬことに怯え続ける地獄を味わうこととなった。
【聖杯への願い】
レクイエムの呪いから解き放たれ、永遠の絶頂を我が物にする。
【備考】
蓮実は彼のことを知り尽くしているわけではありませんが、『ドッピオの裏には何か別の存在がいるな』ぐらいに感づいています。
【マスター】
蓮実聖司@悪の教典
【聖杯への願い】
聖杯を得て、永遠に脅かされることのない、『美しい王国』を築く
【weapon】
ショットガン、ブラック・ジャック
【能力・技能】
ハーバード大学卒の優れた頭脳と、ブレイクダンスをやってのける運動能力を持ち、同時に端正な顔立ちをしている。
また、上述のブレイクダンスを戦いに応用することも出来、喧嘩慣れした高校生の不良程度では問題なく素手で殺害できる。
他者への共感能力に欠けているが、他者との交流と心理学を勉強した経験により、他者の感情や思考を読み取る事に長けている。
1人で自分のクラスの生徒のほぼ全員を射殺出来るほど優れた銃の腕も持っている。
また、教室中に盗聴器をばらまいてたことで、いち早く生徒のカンニング対策をしたりと、相手の先を読む能力も高い。
【人物背景
優れた頭脳と運動能力、そしてルックスにより人気を集め、高校教師として、自らを頂点とする制度を自分の担当するクラスで築こうとしていた。
小さい時から邪魔になる人間は手段を選ばず排除してきた経歴を持つ。
文化祭前夜に、自身の正体を隠すために校舎にいた人間すべてを皆殺しにする。
だが、殺したと思った生き残りの生徒から正体を見破られ、警察に連れて行かれる。
【方針】
平穏に囲まれながらも、他の聖杯戦争参加者を見つけ次第殺すつもりである。
また、邪魔する者は参加者であっても、そうでなくても殺す。
最終更新:2022年08月24日 23:11