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―――良いですか、小さなお嬢さん。若き魔術師にして、未だ幼き王よ。
―――過去もそうでした。現代も変わらない。
―――魔術師に、真の意味での友人などいませんよ。
そう、わかっている。
私には必要ない。友人も、友人のように接するサーヴァントも。
早すぎる、と彼女は思った。
聖杯戦争。七人七騎による殺し合い。魔術師が根源へと至るための魔術儀式。
彼女にはそのような知識があった。極東の魔術の大家に生まれていたが故に。
異界の東京にマスター候補の一人として召喚されるより前から、聖杯戦争に向けて研鑽を重ねていたが故に。
聖杯から直接脳内に転送された聖杯戦争の
ルール、とりわけ数十数百にも及ぶマスター候補と同数のサーヴァントという情報。
彼女の知識を逸脱した異界東京に規格外の規模の聖杯戦争という現実に対しても、驚愕はあれど時間をかけることなく受け入れていた。
そういうものなのだと。私が知らぬ広い世界にはこのような形の聖杯戦争があるのだと了承し、納得した。
だから問題があるとすれば此度の異質なる聖杯戦争ではなく己の方であると彼女は認識していた。
聖杯に託す願いは最初から決まっている。戦う意志はとうに決まっている。
しかし時期が悪い、早すぎる。今の私には聖杯戦争への準備が、魔術師としての研鑽がどうしようもなく足りない。
魔術師として超一級の才覚を持ち、王者の才覚を持ち、何事からも目を逸らさない彼女であるからこそ、現状の不足をも正しく認識するしかなかった。
玲瓏館美沙夜。才能こそは類稀である彼女はしかし、今は小学生に過ぎないのだから。
せめてあと三年、出来れば五年は魔術師としての研鑽を積み上げてからマスターになりたかった。
東京都にある歴史ある洋館に住む名家の子女。それが美沙夜に与えられたロールだった。
数週間前に当主であった父が暴漢にナイフで刺されて亡くなり、残された母とともに悲しみを乗り越え暮らしているという状況らしい。
家に使える給仕の者はいるが父が健在だった頃と比べれば少なくなっており、広い邸宅は昼夜を問わず静けさに満ちている。
好都合ではあった。魔術師ならぬ単なる名家となっているこの家で異分子であるサーヴァントと話す姿を見られるリスクは小さいに越したことはない。
「それでさ、本当にこのままでいいの?」
厳かな邸宅の雰囲気には似合わぬどこか気の抜けた、よく言えば鷹揚な男の声。
美沙夜の隣に立つのは現代的でラフな装いの、茶髪の青年だった。
外見年齢は二十に僅かに届かない、現代的に言えば高校三年生か入学したての大学生といったところか。
否、実際生前の彼は現代の普通の高校生だった。
本来は1991年という時の流れを生きる美沙夜よりも後の時代に生まれた英雄だった。
「方針の話なら現状維持です。
積極的に打って出て他のサーヴァントを炙り出すには参加者の数が多すぎる。
今が予選の段階だと言うのなら、可能な限り戦力を温存しながら無理のない範囲で情報収集に努めるのが最善でしょう?」
「そっちじゃなくてさ、君自身のこと。
方針は俺だって納得してるよ。君がすごくちゃんとしたマスターだってこともわかってる。でもさあ―――」
「ライダー」
氷の如き冷たい少女の声音がライダーの言を遮る。
美沙夜は己の下に召喚された緩い空気を醸し出すこのサーヴァント、ライダーが好きではなかった。
特に魔王などと嘯くのが気に入らない。
戦闘性能はともかく、王を名乗るならもっと相応しい佇まいなり品格というものがあるだろう。
見られただけで魂を圧倒するような、黄金色の瞳の王の中の王を知るが故に美沙夜のライダーへの評価は厳しいものがあった。
いや、それ以前に美沙夜にとってはサーヴァントと馴れ合うという行為そのものが無駄の一言に尽きた。
「英霊の影法師、サーヴァントのことは知っているつもりです。
本来なら私たち魔術師ではとても手の届かない高位の霊的存在、ただの使い魔とは一線を画す超越者。
故に現界した貴方たちサーヴァント一人一人に確固たる意志があり願いがあることも承知しています。
ましてや私のような子供がマスターであるなら不満の一つや二つ、当然にあるでしょう。私の未熟さは私が心得ています。
だから少々の放言は目を瞑りましょう。でも司令塔はあくまで私。過度の口出しをする自由までは与えていないわ。
特に―――裏切りの意志なんてものを認めるつもりはありません」
「いや裏切りって……」
「サーヴァントはマスター個人にではなく、聖杯や現世に懸ける望みあってこそ現界するもの。
その口からどんな言葉を紡ごうと、サーヴァントにとってマスターなどは現界を維持するための要石以上の存在ではないことは知っているわ。
だから故あれば裏切る。私はそういう可能性があると認めた上で貴方を使う。
本番を前にして消えたくなければ、くれぐれも余計な真似は慎むように」
叩きつけるのは明確な拒絶の言葉。
聖杯戦争を勝ち残るための兵器としてライダーを運用はする。必要とあれば会話もする。
けれど、けれども。不要な馴れ合いや交流なんてものはこの私には必要のないものだ。
ライダーは諦めたのかため息をついて霊体化した。
ほんの僅かに、言いすぎたかという思いが芽生えはしたが数秒と経たずに振り切った。
「私には必要ない。友人も、友人のように接する馴れ馴れしいサーヴァントも」
「取り付く島もないといったところだね。我が魔王」
「そうなんだよ~。魔術師だって言うし、絶対サーヴァント絡みで何かあったでしょあの子。
前に父親が聖杯戦争に参加したって言ってたし、致死の呪いを掛けられてるとも言ってたし」
現界した時に与えられたライダーの部屋では彼の家臣、ウォズが待っていた。
ライダーは生前苦楽を共にした仲間にして家臣を召喚する宝具を持っているが、彼らにも自由意思がありライダーが呼ばなくても出てくることがある。
ウォズは右手に本を持っており、表紙には「Fate/Prototype」と書かれていた。
「この本によれば……普通ならざる天才魔術師・玲瓏館美沙夜。
彼女には本来、1999年の東京で開催された聖杯戦争でランサーのマスターとなり、そして致死の呪いを解呪できず時間切れで死に至る未来が待っていた」
「そうなると、やっぱりここで聖杯を手に入れないと美沙夜は死んじゃうんだ。
それならやっぱりやるしかないんだろうけど……でもなあ」
基本的に煮え切らない態度を見せることの少ない主の珍しい様子にウォズは目を細めた。
「別にいいじゃないか。彼女自身が強い意志を持ってこの異界の聖杯戦争に挑もうと言うんだろう?
聖杯に招かれた稀人に過ぎない我々はただ粛々と生者である玲瓏館美沙夜を助け、いずれ出揃う他のマスター、サーヴァントを駆逐して聖杯を献上してやれば良い。
君も別に彼女が幼い子供だから戦わせたくないとか、殺人の業を背負わせるべきじゃない、なんてことを心配しているわけじゃないだろう?」
「うん、そこは大丈夫だと思うよ、美沙夜なら。
聖杯戦争に備えてた魔術師だからってのもあるだろうけど、そういうのと関係なくあの子は〝戦える”んだと思う」
既にライダーは美沙夜を聖杯戦争に身を投じるパートナーとしては信用していた。少なくとも単なる庇護対象ではないと考える。
基礎的な魔術を修得している時点でただの一般人に対しては大きなアドバンテージがあるし、ライドウォッチを(受け取ってもらえるか甚だ疑問だが)貸してやればそれ以上の相手とも戦えるだろう。
何より目を見張るべきはその精神性だ。彼女には何事に対しても目を逸らさず立ち向かおうとする強靭な意志力がある。
だからライダーの懸念は聖杯戦争そのものではなく、もっと別のところにある。
「美沙夜には女王様になる素質がある。
だけど、今の美沙夜は独りぼっちなんだ。一人で何でも出来るようになろうとしてるし、実際そうなれる日が遠くないうちにきっと来る。
そういうところがきっと戦い始めた頃の俺と同じなんだ。神様に注意される前の、何でも一人でこなそうとしてた頃の俺に」
「仮面ライダー鎧武、葛葉紘汰か。彼が介入して歴史が変わった時は私も少しばかり焦ったものさ」
「呪いのことがあるから絶対聖杯は必要なんだけど、何かそれだけじゃダメな気がするんだ。
このままだと美沙夜は人の上に立つことはできても、人の痛みがわからない独りぼっちの女王様になっちゃうと思うんだよね」
美沙夜は自らを孤高の魔術師と定義している節がある。
魔術師には魔術師なりの事情があるのだろうが、ライダーにとっては孤独や孤高なんてものは独り善がりと同義語だ。
とはいえ美沙夜はまだ子供だ。呪いを解き、長い人生を生きてゆけば煌めく星のような、輝かしい出会いだってあるかもしれない。
実はライダーの懸念は全くの杞憂で、単なる余計なお節介でしかないという可能性もあるが、それでも関わったからには放ってはおけない。
「なら君の思うままにするといい、我が魔王。
私は別に彼女に興味はないが、同性のツクヨミ君なら少しは彼女と話せるかもしれないね。
しかし忘れていないかい?そもそも聖杯戦争に勝利しなければ、全ては皮算用に過ぎないということに」
「え?やるからにはそりゃ勝つけど?」
異界東京都に集った英霊たちが聞けば、馬鹿にするなと言われるであろう傲岸不遜な勝利宣言。
時の王者たるライダー、常盤ソウゴにとって聖杯戦争に勝利することは既定路線だ。
他の英霊を侮っているわけではないが、相手が誰であろうと戦うからには勝つという気構えがごく自然に備わっている。
だからこそ当たり前のようにこれから続いていく美沙夜の人生を想う。
彼女を最高最善の未来に導くために、騎士の如く駆けつけ王として道を示すのだ。
【クラス】
ライダー
【真名】
常盤ソウゴ@劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer
【ステータス】
筋力B 耐久C 敏捷D 魔力C 幸運EX 宝具EX(ジオウ通常フォーム時)
【属性】
混沌・善
【クラススキル】
対魔力:A+
通常時においてランクA以下の魔術は全てキャンセル。
悪特性、魔性特性、人類の脅威特性のうちいずれかを持つ者の魔術に対しては二倍の効果を発揮する。
現代出身のソウゴがこれほどのランクの対魔力を持つのはウィザードやオーマジオウの力を継承しているため。
騎乗:A
自身及び継承したライダーが持つあらゆるマシンを乗りこなす。
【保有スキル】
直感(未来予知):B(A)
戦闘時、常に自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。何かいける気がする!
後述するジオウⅡ、オーマフォーム変身中のみAランクの未来予知に変化し、相手の動きを完全に読み取る。
歴史の継承者(平成):EX
クウガから始まった平成仮面ライダーの歴史と力を託され、受け継いだ者。継承した力を自在に行使する。
本来このスキルのランク上限はA++だが、未来の自分自身であるジオウの力をも継承したためランクEXになっている。
あらゆる人類の脅威を退けてきた平成ライダーの歴史を受け継いでいるため悪特性、魔性特性、人類の脅威特性のいずれかを持つ者に対して特攻、特防効果を得ると同時に自身が受ける人属性に対する特攻効果を半減する。
また継承した平成ライダーの運命力がソウゴに上乗せされており、あらゆる即死の概念に対してランクA+相当の耐性を持ち、概念に依らない単純な即死級のダメージを伴う攻撃であっても生身で受けない限り決定的な致命傷とならない。
最高最善の魔王:EX
独りぼっちの最低最悪の魔王となり果てる運命を乗り越え王となり、仲間と共に最高の結末を迎えたこの時空の常盤ソウゴだけが持つスキル。
王として守るべき民を背負って戦う時、Aランク相当の勇猛と戦闘続行効果を得る。
同時に絆を結んだ仲間や家臣の士気を大幅に向上させ、幸運を除く全ステータスを1ランクアップさせた上でBランク相当の精神耐性効果を付与する。
ソウゴが召喚したライダーや信頼関係を構築したマスター、同盟を組んだ主従に適用される味方陣営全体へのバフスキル。
【宝具】
『時の最終王者(ジオウ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1(自身)
ソウゴが変身する仮面ライダーの変身システム。ソウゴはこの宝具による変身を行うことで初めてサーヴァントとしての戦闘性能を発揮できる。
ジオウライドウォッチを起動し、腰に装備したジクウドライバーに装填、一回転させることで仮面ライダージオウへと変身する。
通常フォームにあたるこの形態でもサーヴァント相応の戦闘力はあるものの、本格的に聖杯戦争を戦うには力不足。専ら手加減用の形態である。
ジオウライドウォッチⅡを起動し、D´9サイドとD´3サイドに分割してジクウドライバーに装填、一回転させると仮面ライダージオウⅡへと変身する。
ジオウが持つ時の王者としての形質が色濃く表れた強化形態で、直感スキルが一時的に未来予知スキルに変化し、限定的な時間逆行が使用可能になる。
通常形態のジオウから幸運以外の全ステータスが1ランクアップ。サーヴァントとしてはここからが本番、魔王の蛹と言える形態。
アナザーライダーが持つ復活能力を何度も無視して撃破してきた逸話から、これ以降の形態では悪特性、魔性特性、人類の脅威特性のうちいずれかを有するサーヴァントの不死性を打ち破る。
特に「何度倒されても復活・蘇生する」タイプのスキルや宝具に対しては強力に作用する。
ジオウライドウォッチとグランドジオウライドウォッチを起動し、ジクウドライバーに装填、一回転させると仮面ライダーグランドジオウへと変身する。
こちらはクウガからビルドまでの歴代平成ライダーの継承者としての側面に特化しており、ジオウⅡから幸運以外の全ステータスが更に1ランクアップする。
継承したライダーの召喚・使役を行う他、彼らが有する武器や技、能力を取り出して使用することもでき、膨大な数の戦術を行使することが可能。
生前のソウゴは継承したライダーの歴史を曖昧にしか理解していなかったためグランドジオウの能力を使いこなせていない面があったが、英霊としてのソウゴは座の記録を通してライダーの歴史を詳細に把握している。
このため能力運用に関しては生前とは段違いに強化されている。
必殺技のオールトゥエンティタイムブレークの発動時を除き、基本的に一度に召喚できるライダーの力は五体分までとなっている。
強力無比な形態ではあるが、未来予知等ジオウⅡにある固有能力は使えないため、状況次第ではジオウⅡが最適解になる場合がある。
グランドジオウライドウォッチ自体の特性として、グランドジオウに変身せずともグランドジオウウォッチを手に持ってさえいればライダーの召喚・行使は行うことができる。
またグランドジオウライドウォッチはクウガからビルドまでの平成ライダーのライドウォッチの集合体であるため、分割することでそれぞれのライドウォッチを単体で使える。
これを利用してアーマータイムによるフォームチェンジを行ったり、マスターに自衛手段としてライドウォッチを貸与することで該当するライダーへの変身能力を与えるといったことも可能。
ただしライドウォッチを分割して使用している間はグランドジオウへと変身することができなくなる。
『時王最強斬(キングギリギリスラッシュ)』
ランク:B~A++(EX) 種別:対人~対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
ジオウの主武装であるジカンギレードとサイキョーギレード、二つの剣を連結させたサイキョージカンギレードによる必殺斬撃。
実際に「ジオウサイキョウ」と書かれた光の刃であらゆる敵を両断する。まさに文字通り。
ジオウの現在の力に応じて「サイキョー」であり続ける性質から、ジオウの形態に応じてランクと威力、種別が変動する。
通常フォームでもサイキョージカンギレードを装備し、この宝具を発動することはできるものの、その状態ではランクBの対人規模の威力にしかならない。
ジオウⅡではAランクの対軍宝具となり、グランドジオウでは最大でランクA++の対城宝具にまで変化する。
後述の最終宝具の真の力が解放された時のみランクEXに到達する。
『Over Quartzer』
ランク:EX(B) 種別:対歴史改変宝具 レンジ:∞ 最大捕捉:∞
最高最善の魔王に至った常盤ソウゴの王道、そして彼が未来の自分にあたるオーマジオウから継承した力が収斂された逸話型の最終宝具。
オーマジオウから受け継いだオーマジオウライドウォッチはサーヴァントの域を遥かに超えた力を齎すため、通常時においては封印されており起動できない。
しかし封印状態であってもマスターからの魔力供給が為されていればオーマジオウライドウォッチからソウゴへ文字通り無限の魔力が供給されるため、マスター不在にならない限りソウゴが魔力に困るということは起こらない。
また生前苦楽を共にした家臣にして仲間であるゲイツ、ウォズ、ツクヨミの三人を召喚し、共闘することができる。ソウゴが呼んでいなくても自発的に来ることもある。
ただし一度に召喚できるのは三人のうちの一人だけである。この制約のため聖杯戦争でジオウはゲイツ、ウォズとの合体形態であるジオウトリニティへ変身することができなくなっている。
聖杯戦争の域を超えた人類の脅威、特に人類史の否定・破壊・改変を齎す存在が顕現した時、オーマジオウライドウォッチの封印が解除されこの宝具の真の力が発揮される。
ソウゴのクラス霊基がライダーからグランドライダーに変化し、全ての時代をしろしめす最終王者、仮面ライダージオウ・オーマフォームへと変身する。
ジオウⅡでさえ比較にならないほどの時間操作能力や因果律改竄能力を有し、かつ対峙した相手のスペックがどれほどの高レベル・高ランクであろうとも絶対にその上を行くスペックに変化し相手を叩き潰す。
またソウゴが継承したオーマジオウの力とは時空を破壊し、新たな時空を創造する力である。
オーマフォームを得ることなくオーマジオウに至ったとある時空の常盤ソウゴはいくつもの仮面ライダーの世界が融合し歪みが発生していた時空を破壊し、新たに19の多元宇宙(マルチバース)を創造している。
サーヴァントとしてのソウゴはオーマフォームに変身してもそこまでの力を行使することはできないが、代わりにソウゴの霊基段階に関係なく規格外の霊的質量を有する特別なサーヴァントに対して概念的・精神的干渉を可能とする。
オーマフォームが降臨した時世界には平成が溢れ出し、クウガからビルドまでの平成ライダーが全員召喚され、敵に平成を叩きつける。
ゲイツ、ウォズ、ツクヨミの召喚制限もなくなり三人を一度に召喚可能になる。この時に限りゲイツはゲイツマジェスティ、ツクヨミは仮面ライダーツクヨミへの変身が解禁される。
歴史改変を目論むタイムジャッカーを何度も退けた逸話から、味方陣営への人類及び人類史に対する否定に基づく即死攻撃を威力・ランク・効果を問わず全てキャンセル。
相手の即死効果を防ぐのではなく、相手が出した即死の判定そのものを問答無用に消去するため、どのような防御貫通能力を持った技や宝具であろうと無効化される。
その上で該当する能力を持った相手を擁する敵対陣営全体に対して強烈なペナルティを付与する。
最低でも幸運、運命力が2ランク低下し、人類及び人類史を否定する力が強力であればあるほど際限なく効果が上昇していく。
ペナルティ判定が一定値以上になるとタイムジャッカー特性を強制的に付与し、代わりに付与された者が元々保有していた知名度補正並びに逸話によるプラスの補正効果を全て剥奪する。
ペナルティ判定が最大値に達するとオーマフォームに匹敵する力を有する2068年のオーマジオウがジオウの助太刀に現れる。
メタフィクション的に言えば対象を「歴史改変を目論んでは最後に倒されるライダー映画のボスキャラ」という物語の枠に当て嵌めることでその存在を貶める効果である。
本来この宝具は聖杯戦争に勝利するための宝具ではなく、聖杯戦争やサーヴァントという枠すら超えた世界の脅威から人の世界、時代を守護するためのカウンターである。
常時発動している魔力供給効果や家臣の召喚は本来の力から零れ落ちた副産物に過ぎない。
それ故聖杯戦争が恙なく進行している限りはBランクの逸話型宝具でしかないことが最大の弱点と言える。
【人物背景】
生まれながらの王ではないが、世界を良くするために王になりたいと願った青年。
【願い】
美沙夜の致死の呪いのことがあるので聖杯を手に入れることは大前提。
でも何かそれだけじゃ駄目な気がする。
【マスター】
玲瓏館美沙夜@Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
【マスターとしての願い】
自らに掛けられた致死の呪いを解呪する。
【weapon】
なし
【能力・技能】
将来的に超一流の魔術師となる資質を持つが、今はまだ未熟。
それでも使い魔の作成や身体強化といった基本的な魔術は既に修得している。
【人物背景】
生まれながらに女王としての気風と資質を備えていた少女。
八年後の聖杯戦争におけるマスター階梯二位・智天使。
参戦時期は1991年の聖杯戦争終了から数週間後。
【方針】
聖杯戦争への勝利並びに聖杯の獲得。
ただし無為に民草を傷つけるような手段を選ばぬ勝利は望まない。
最終更新:2022年09月01日 14:37