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 今もあの日の景色を鮮明に覚えている。
 全てを失った自分が斜陽の海辺で見たものを。
 肉体が滅び骨だけになったイルカが。
 確かに自由を取り戻し泳ぎ始めた瞬間を。
 それが幻視や錯覚の類であったとしてもだ。
 その光景は紛れもなく、私にとって新たな門出の決意を固めるに足る光だった。
 医者かそれとも学者か。
 アイツのようにNGOに身を置いて人命救助のみを掲げ生きるのもいいだろう。
 そう思った矢先にしかし。
 私は、人間の意思ではどうする事もできない大いなる運命に絡め取られた。
 異界と化した真冬の東京。
 伝奇小説の一説でも追体験しているかのような青天の霹靂。
 脳内に鎮座する見知らぬ知識――聖杯戦争。
 万能の願望器を求め殺し合う英霊達の饗宴。
 何もかもが理解不能の現状の中で。
 しかし私こと霧島軍司という男に、天は慌てふためく時間すら与えてはくれなかったのだ。

「ねえ…お医者さん……」
「喋ってはいけない。目を瞑って体をリラックスさせるんだ。眠ってしまっても構わない」

 大学病院には日夜様々な容態の患者が搬送されてくる。
 知識さえあれば研修医でも問題なく手術を完遂できる患者。
 名医と呼ばれる力量の医者が全力を尽くしてようやく救える患者。
 そして、余人の理解を遥か越えた天才が死力を尽くして――それでも救えぬ患者。

「もう、何の感覚もないんだけど…」

 私の目前で横たわり力なく笑う少女はそれだった。
 医師として実務を重ねていけば数年と経たずに知る現実がある。
 自分の腕を頼るしかない患者たち。
 その期待にいつだって応えられるとは限らない。
 ――全ての命を救う事はできない。
 手術不可能の末期癌、現代医学では治療法の確立されていない難病。
 医師の予測を越えたタイミングで患者を襲う容態急変。
 そして…

「あたし、やっぱり……駄目、なのかな」

 どう最適な手を踏んでも救命が追い付かない外傷を負った患者。
 重度の負傷でアドレナリンが過剰分泌されているのだろう。
 意識こそ保ってはいるものの彼女の余命が残り数分と無い事は誰の目にも明らかだった。
 左脇腹が吹き飛んで腸が露出。
 その腸も激しい衝撃で損壊し傍のアスファルトに飛び散っている。
 傷の大きさ故に出血の速度も尋常ではない。
 私の脳内に存在するありとあらゆる知識と記憶を総動員して考えても。
 この患者を救う手段は一つたりとも思い浮かばなかった。
 更に言うなら設備も無い。
 現在進行形で炎上する街の中では人類が知識を結集させて生み出した医療機器の一つも確保する事はできなかった。
 聖杯戦争という儀式の惨さを私はこの地へ降り立った瞬間に思い知らされた。
 サーヴァントの交戦により戦場と化した街で。
 私は彼女と出会った。
 腹を吹き飛ばされて地に倒れ空を見上げる少女。
 彼女は駆け寄った私に苦笑を浮かべながら言った。
 自分の吹き飛んだ腹部を指差して。
 “他に行って下さい。あたし、見ての通りコレなんで――”と。

 ああそうだ。
 医者としての最適解はこの場を立ち去る事。
 救命不可能と見切りを付けてまだ手の施せる患者を探す事。
 その判断こそが多くの命を救う。
 救える命をゼロから一に変える。
 単純な止血では救えず。
 臓器を修復できる見込みもなく。
 ただ死んでいくだけの患者等さっさと見切りを付けてしまうべきなのだ。
 私はそれができる人間だ。
 医師として命を選別できる冷たい人間だ。
 しかし諦めを滲ませて呟いた少女の声に、私は。

「――そんな事はない」

 言ってはいけない事を口にしていた。
 私は彼女をそれでも救おうとしていた。
 脳内を過ぎるのはやはりアイツの顔。
 私の知る限り並び立つ者のない天才。
 アイツならばどうするだろうか。
 目前の患者を助ける事に全力を注ぐか。
 それともより多くの命を救う為にこの場を去るか。
 …その答えが出ない事こそが私の凡人さを裏付けていたが。
 それでも私は選んだ。
 この場に留まり、救う為の努力を続ける事を。
 目の前で消え行く命をせめて最後まで繋ぎ止め続けんとする事を。

「君は私が助ける。必ず…私が助けてみせるとも」
「…ほん、と……?」
「ああ。これでも私は……大学病院の外科医ですからね。
 勝算の無い言葉は吐きません。助けられると思ったから、助けてみせると誓うのです」

 それに。
 勝算は無いわけじゃない。
 この世界は私にとって異世界だ。
 科学の領分を遥かに超えた法則が平然と闊歩する世界であるならば。
 そして他ならぬこの私も、"彼ら"と縁の結ばれた要石であるというならば。
 医療機器の確保が間に合わない状況で、その上手術を行える人員も望めない戦地で…それでも尚。
 不可能を可能にしてくれる奇跡のような不条理だけは、望めるだろうと。
 私は天を見上げた。
 口を開いた。
 何を言えばいいかは…自分でも不思議な程よく分かっていた。


「急患です」


 刹那。
 私の背後に気配が生まれる。
 つい一秒前までは確かに存在しなかった筈のそれに。
 私は驚くでもなく冷静だった。
 ただ、その気配を受けて芽生える感情には覚えがあった。
 私はこの感覚を知っている。
 それは確かに…あの男と。
 朝田と共に手術室へ入った時に覚えたのと同じ。
 大船に乗ったような安心感。


「状況は?」


 その第一声に。
 私の口は驚く程淀みなく応える。
 こんな非日常の只中にあっても私は結局医者だったらしい。

「大腸破損。左脇腹の損傷重度。
 出血も同じく重度。使用可能な医療機器はほぼ皆無――」

 あらゆる動揺や不安の全てに先立って現状報告が先行する。
 普通ならば報告するだけ無駄な容態。
 どれ一つ取っても救命の余地がない重篤患者。
 大学病院に限らず普通の病院は搬送されてきた時点で医師、オペ看全てがそう判断するだろう有様で横たわる少女。
 既になけなしのアドレナリンも尽き果ててか意識は喪失。
 死亡まで悠長に見積もって一分あるかどうか。
 よしんば奇跡的にこの損傷と失血を解決できたとして脳死状態になる事はほぼほぼ避けられない。
 どんな名医でも匙を投げるだろう死に体を見て。
 私の隣に立ったその女は、一瞬たりとも迷う事なく断言した。

「では、救いましょう」

 耳を疑う。
 これを、救う?
 どうやって。
 それを問う事ができなかったのは、こと彼女に対して生半な弱音など向けてはならないと感じたから。
 奇跡を願った者としてそれを疑う事だけはしてはならないと思えたから。
 そうだ――たとえ命を救う手段が奇跡なら。
 それ以外の何一つ縋るもののない状況ならば。
 我々医者は飛びつくべきなのだ。
 固定観念や常識などかなぐり捨ててでも、藁をも掴む溺者のように必死になるべきなのだ。
 術中死は医者の権力と評判を翳らせる。
 だから誰もが挑まない。
 困難な道を歩くのを避ける。
 …私もまたその一人だった。
 だが――

「…あなたの前でそれを言っては、笑われるどころでは済まなそうだ」
「目の前の命を救う事に臆するのなら、それはもはや医者ではありません」
「耳が痛いですよ。臆病とはよく言ったもの。臆し誰かを救う手を止める行為は、我々医者にとっての病だと?」
「それが病魔であるなら治療が必要です。治療を妨げる怠慢であるなら死を与えます」

 凡そ医者であるならば。
 動機が善意であれ打算であれ、一度でもこの道を志したならば。
 誰一人彼女の前でその臆病を語る事はできないだろう。
 正真正銘の戦場で…この世の地獄そのものの戦時医院で辣腕を振るい続けた彼女に。
 そんな"病み"を吐露する等、できるわけがない。

「――貴方はどちらですか、ドクター」
「…私は」

 私は地獄を知らない人間だ。
 権謀術数渦巻く医局での政治戦ばかりに明け暮れた無能な医者だ。
 私は人の臆病を肯定する。
 臆する事が病気だと言うならば、この世は一部の恐れ知らずな超人だけしか生きられない地獄と化すだろう。
 だからこそ私は人の弱さを許したい。
 認め、理解してやりたいと。
 そう思ってきた。
 そして今もその考えは変わらない。
 …が。

「私はあなたにドクターと呼ばれるような医者ではありません。
 救えなかった命は仕方がないと割り切って忘れ、命の選別と謗られるような行為も平気でやってきました。
 手術中に冒したミスを保身の為に揉み消した事だってある。
 それどころか…つまらない嫉妬で、他人を蹴落とす為に患者を利用した事もあるような人間です」
「――殺したのですか」
「患者は人工透析が必要な体になりました。
 知っての通り、高齢者の人工透析は体力を著しく奪いQoL(生活の質)を大きく下げます。
 …私が謀略の当て馬にさえしていなければ、あの患者は今も病気と上手く付き合いながら余生を過ごせていたかもしれませんね」

 …今もあの日の景色を鮮明に覚えているのだ。
 全てを失った自分が斜陽の海辺で見たものを。
 肉体が滅び骨だけになったイルカが。
 確かに自由を取り戻し泳ぎ始めた瞬間を。

「私は人様に…ましてや貴女のような方の前で、胸を張って医者を名乗れるような人間ではないのです。
 もしも死後の世界等というものが実在するのなら、その時わが魂は地獄に堕ちるでしょう。
 天国で安らぎを得るには……この魂は罪を重ねすぎました」

 過去を変える手段はない。
 どんなに医学が発達したとしても。
 過ちという名の傷を取り除く方法は存在しない。
 だから私は歳を重ねて地獄へ向かっていく。
 見捨てた患者の数という咎を背負いながら果てていこう。
 それでも――

「それでもメスが捨てられないのです」

 本当は捨ててしまおうかと思った。
 しかしどうしても捨てられなかった。
 医学の道に背を向ける事ができなかった。
 そのまま私はこの地を踏んでいる。
 この地獄の中で、死にゆく少女に寄り添っている。
 言葉を誤れば死ぬだろう。
 彼女には自分のような、世界に掃いて捨てる程居る医者へ遜る理由等無いのだから。
 だが言葉を選ぶ気にはなれなかった。
 それは曲がりなりにも同じ道を歩む者として、恐るべき恥であるように思えたからだ。

「私はメスを持ち患者を切り続けるでしょう。
 この先も、この世界を出てあなたとの縁が途切れたとしても。
 この体が荼毘に伏すその時まで…不遜にも医者を名乗り続けるでしょう」
「何のために」
「――患者(だれか)を救うために、ですよ。フローレンス・ナイチンゲール女史」

 随分と遅くなった。
 あの男と出会ってから。
 あまりに遠い回り道だった。
 嫉妬し、鬱屈し、敗北し、喪失し。
 そしてようやくアイツの影を踏めた。

「患者を救命します。執刀は私が行いますので、あなたには"英霊(あなた)"としてのアプローチから患者の処置を図っていただきたい」

 彼女は医者ではない。
 ならば執刀医が必要だろう。
 実際に手術へ入れば恐らく私の出る幕はない。
 彼女の言う事に従い、その手伝いが一つ二つできれば御の字といった所。
 なのにこうも大口を叩いた理由はきっと。
 私の、凡人なりの…つまらない見栄だった。

「救う事のできる命をそうと分かって棄てる医者を私は憎みます。
 患者を救い生かす事を生業としてメスを取る者が、助けを必要としている患者を道具にする等言語道断」

 ――しかし。

「今目の前の患者を救う事に死力を尽くす者ならば。
 その罪も咎も全てを不問としましょう。それは貴方が一人で背負いなさい」
「…ええ」
「貴方が医者として正しい行動を取る限り、私は貴方のサーヴァントとして仕えましょう。
 貴方が現代医学の病魔に呑まれるようであれば、私は看護婦として殺してでも貴方の病を滅しましょう」

 彼女には見栄でも本音でもどちらでも構わないのだ。
 命が救えなければ真実なぞに何の価値もありはしない。
 逆に命が救えるならば、どんな虚飾も見栄も肯定する。
 彼女はそういう人間なのだと改めて私は理解した。
 そんな私の向かい側に腰を下ろしたサーヴァント…ナイチンゲールは。
 もう私の事など見てはいない。
 その目に写るのは目の前の患者だけ。

「ドクター・霧島――覚悟は宜しいですね?」
「無論です。貴方こそ、くれぐれも私の権威を汚さぬようお願いしますよ」

 異世界だろうと。
 私の手術で術中死など、御免ですから。
 …そう呟いた後の事は。
 正直な所、よく覚えていない。

    ◆ ◆ ◆

 医療は万能ではない。
 医者は全能ではない。
 たとえ奇跡に縋ったとしても。
 いつだって完璧な処置が施せるとは限らない。

「…申し訳ありません。できれば、後遺症が残らないようにしてあげたかったのですが」

 あの日の少女は今、病室のベッドに身を横たえていた。
 奇跡は起きて手術は成功した。
 フローレンス・ナイチンゲールの医術は人智を超えた効力で死に逝く命を掬い上げた。
 既に死亡していた人間の大腸を切除し殺菌の上で患者の臓器に縫合する。
 医学の道理を蹴飛ばすような手術には目を瞠る他無かったが、現にそれで命は繋ぎ止められた。
 しかし少女の体には…不可逆の後遺症が残った。
 下半身不随。
 腰から下を動かす事ができない。
 それが救命の代償だった。
 この少女はもう二度と、自分の足で駆け回ったり散歩したりする事はできないのだ。
 …彼女の家族から聞いた所によると。
 彼女は陸上部のスプリンターだったらしい。
 将来有望なアスリートの卵としてコーチからも高く評価されていたそうだ。
 だがその夢も。
 もはや、潰えた。
 命は救えたが。
 患者の将来までは――救えなかった。

「――何言ってんのさ、先生」

 責められる覚悟はしていた。
 だが少女は私にそう言って、笑った。

「あたしさ…もう此処で死ぬんだなって思ってたんだ。
 死んだらもうペル……あ、飼い犬ね。あいつの面倒も見れないなって思ったし。
 お母さん泣くだろうなぁ、女手一つで育ててくれたのになぁとか考えてたんだけど……」
「……」
「…お母さん、やっぱり泣いてた。
 よかったねぇ、助けてくれて本当によかったねぇって。
 もういい歳なのに顔中ぐっしゃぐしゃにしてさぁ。それ見てたらあたしもなんか、めっちゃ泣けてきちゃって」

 あのね、先生。
 少女は小さくVサインを浮かべながら私の目を見て。
 言った。

「――全部、先生のおかげだよ。
 先生があたしを助けるって言ってくれたから…がんばれた。
 先生があたしを助けてくれたから……あたし、まだ生きてられる。
 だからお願い、謝ったりなんかしないでよ。
 あたし、世界の誰よりも……先生に感謝してるんだからさ」
「…そうですか」

 …患者一人ひとりの生死にいちいち胸を打たれていては医者など務まらない。
 大学病院に限らず実戦の場に身を置いた経験のある者なら誰もが悟る事だ。
 外科医は年間何百人という患者を診る。
 何百という死に立ち会い、何百という生を見送る。
 それだけ多くの生死を見ていれば…自然と医者は慣れてくる。
 研修医は患者一人の術中死で病むが。
 熟達した執刀医は眉一つ動かさずに今晩の飲み会の事を考える。

「ありがとう。職業柄、その言葉は何度も聞いてきたつもりなんですが…」

 私は後者だった。
 患者の生死と自分の感情を完全に切り離して考えられる人間だった。
 私は医局の中でそういう風に育ってきた……その筈なのに。

「……何故だか今のが一番、心に響きました」

 朝田――私はきっと生涯お前には追い付けないだろう。
 お前は天才で私は凡人だ。
 私がこんな所で足踏みをしている間にもお前は次へ次へと進んでいるに違いない。
 それでいい。
 私は私でお前はお前だ。
 だが…聞いてくれよ。
 私はようやく、本当の医者になれそうだ。

“…この世界がいずれ消えゆくものならば、此処での命を救う事に意味などあるのでしょうか”
“よもやこの期に及んで、まだそんな愚問を?”
“いえ、まさか。…ただずっと疑問に思っていたんです。
 私はしがない凡人ですから。あの日あなたという奇跡を知ってもまだ、心の何処かでは悩んでいた”
“……”
“でも――その答えがようやく理解できた気がします”

 この世界と心中するつもりはない。
 それでも、この世界を去るその日まで。
 私は医者としての務めを果たし続けよう。
 いずれ遠からぬ内に訪れるだろう世界の終わりのその日に、一人でも多くの人間が眠るように死に逝けるように。
 私は救い続けよう。
 フローレンス・ナイチンゲールをオペ看に付けていながら屍を量産しただなんて、笑い話にもならないのだから。

“そうですか。ならば引き続き、救いましょう。ドクター・霧島”
“はい。救いましょう、この泡沫を生きる全ての命を”

 …窓の向こうに海は見えない。
 あのイルカは今も何処かを泳いでいるのだろうか。
 きっと泳いでいるのだろう。
 そう信じて私は空を見上げた。
 冬空とは思えない雲一つ無い快晴がそこにはあった。

【クラス】
バーサーカー

【真名】
ナイチンゲール@Fate/Grand Order

【ステータス】
筋力B+ 耐久A+ 敏捷B+ 魔力D+ 幸運A+ 宝具D

【属性】
秩序・善

【クラススキル】
狂化:EX
バーサーカーのクラススキル。
パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
ナイチンゲールは落ち着いた表情で言葉を話すが、すべて"自分に向けて"言っているだけなので意思疎通は困難。

【保有スキル】
鋼の看護:A+
魔力で形成されたメスや薬品を使用して仲間の治療を行う。
人を救う逸話により強化されているため、重症でも治療可能。また対象は人間もサーヴァントも問わない。
本来は18~19世紀の技術なので、他の人間がマネをしても同じ治療効果は望めない。

人体理解:A
精密機械として人体を性格に把握していることを示す。治療系のスキルや魔術の行使にプラス補正。
相手の急所をきわめて正確に狙うことが可能となり、攻撃時のダメージにプラス補正が加えられ、被攻撃時には被ダメージを減少させる。
ナイチンゲールにとっては知識であると同時に肉体が覚え込んだ勘の集大成である。

天使の叫び:EX
クリミアの天使と呼ばれた彼女の、心よりの叫び。
聞く者の魂を奮起させ、生存への本能を著しく上昇させる。

【宝具】
『我はすべて毒あるもの、害あるものを絶つ(ナイチンゲール・プレッジ)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:0~40 最大捕捉:100人
戦場を駆け、死と立ち向かったナイチンゲールの精神性。
それが昇華され、更には彼女自身の逸話から近代的にかけて成立した"傷病者を助ける白衣の天使"という看護師の概念さえもが結び付いたもの。
効果範囲内のあらゆる毒性と攻撃性は無視される。強制的に作り出される絶対的安全圏。

【weapon】
徒手空拳と銃。
彼女は誰かを救うため、殺菌を遂行するためにあらゆる手段を用いて戦う。

【人物背景】
近代看護師の祖であり、統計学者、建築学者、社会学者、教育学者、看護学者、社会福祉士など、様々な顔を持つマルチタレント。
クリミアの天使、小陸軍省といった異名を持つ女性
クリミア戦争の後も彼女は活動を続け、戦時医療及び陸軍衛生の大改革に着手。ヴィクトリア女王さえをも味方として引き込み、改革を進めていく。やがてそれは、軍のみならずイギリスの一般社会にも波及していき、社会福祉、福利厚生といった概念の改善を成し遂げていった。

【サーヴァントとしての願い】
この異界東京都に存在する全ての患者を救う。


【マスター】
霧島軍司@医龍-Team Medical Dragon-

【マスターとしての願い】
医師としての務めを果たす

【能力・技能】
外科医としての技量。
それは異能にこそ達しないものの、凡人として身に着けられる技術としてはハイエンドと言っていい。
十分な人材と環境が揃っていればバチスタのような難関手術ですら成功させられる。

【人物背景】
心臓外科医。
天才への劣等感を拗らせ許されざる過ちを犯し、そして自分と同じ凡人達の味方となれる教授を志すに至った。
しかし望みは叶わず夢に敗れて医局を追われ、彼は自分だけの新たな門出を迎えることになった。

【方針】
ただ己のために。
そしてこの世界の全ての患者のために。
より多くの命を生かす事ができるように。

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最終更新:2022年07月12日 22:54