◆◇◆◇
『大寿』
あの聖夜。
王座も、組織も、プライドも。
一夜にして、全てを失った。
『お前を倒して』
あのちっぽけな男が。
ろくに喧嘩もできない男が。
血だらけの顔で睨みながら。
俺の前に、立ちはだかる。
『黒龍(ブラックドラゴン)をもらう!』
そんな啖呵を切りながら。
勝てもしない戦いへと、無謀に挑む。
敵う筈など、ありはしない。
その男は、吼える。
幾度、殴り飛ばされようと。
幾度、叩き潰されようと。
幾度、死にかけようと。
そいつは――――俺に立ち向かう。
どれだけ格の違いを見せつけても。
執念に駆られるように、その男は戦い続ける。
そして。
この俺に、一撃を叩き込み。
たった一度。膝を突かせた。
◆◇◆◇
◆◇◆◇
深夜―――白雪の積もる、小さな教会。
長椅子が両脇に並ぶ、無人の礼拝堂。
その中央通路の奥。
祭壇を目前に、青年は佇む。
「主の御前だ」
ロングコートを纏った青年が、口を開く。
低く、響き渡るような声で、ゆっくりと。
靡く髪も、屈強な体躯も、獅子のように猛々しく。
その年端には不釣合な程の威圧を放つ。
生半可な“不良”が対峙すれば、身を竦めるほどの気迫を纏い。
圧倒的なまでの存在感を、その肉体に凝縮させる。
暴走族、黒龍(ブラックドラゴン)。
その十代目の“元総長”――――柴 大寿。
かつて“最狂最悪”と謳われた青年が、睨む。
眼前に居る“相手”を、見下ろす。
「――――弁えろ」
ドスを利かせた声色で、言い放つ。
祭壇の壁に掲げられた十字架に見下されるように。
“一人の男”が、そこに鎮座していた。
その男は、異様な風貌だった。
古代民族を思わせる衣装を纏い。
筋骨隆々の超人的な肉体を曝け出し。
仁王のように凄まじい“闘気”を放ち。
無言のまま、佇んでいる。
瞑想をするかの如く、両瞼を閉ざしたまま。
鬼人。武神。修羅。
紛れもない、無比の戦士。
闘争の中に生きる、無双の英傑。
男の姿は、その有り様を否応無しに示す。
神の住まう家。
主の御前にて、不遜に胡座を掻く。
まさしく不敬も甚だしい。
大寿はその生き様とは裏腹に、敬虔なクリスチャンだ。
聖夜には必ず礼拝へと赴く程の信心深さを持つ。
それ故に、男を睨むように見据える。
「……人の創りし『神』か」
やがて男は。
その言葉と共に。
ゆっくりと、瞼を開き。
「――――笑止千万」
ただ一言。
挑発するかの如く、呟いた。
その瞬間。
轟音が、響き渡る。
聖堂の静寂を裂くように。
衝撃が、木霊する。
大寿が突き出した、右腕の拳が。
男の顔面へと、叩き付けられたのだ。
再び、沈黙。
ほんの刹那の波紋を経て。
その場に、無音が戻る。
礼拝堂は、静まり返る。
大寿は、目を見開く。
拳は、紛れもなく。
眼前の男の顔面に突き刺さっていた。
骨の髄まで、確かな手応えを感じていた。
「大した度胸だ」
だと言うのに。
眼前の男は、びくともせず。
まるで岩盤を殴ったかのように。
微塵も、動じたりなどせず。
「俺が“喰っていれば”―――お前はここで右腕を失っていた」
不敵に笑い。
不敵に見据え。
男は、そう言い放つ。
その一瞬の“殺意”。
迷いなき度胸への“称賛”。
そんな男の態度に。
ほんの僅かにだが、大寿は気負される。
眼の前の武人が如何に“格が違う”かを、肌で感じ取る。
ああ―――成程。
大寿は、確信する。
脳内に流れ込む知識。
知りもしない情報。
“この世界”の真実が、意思に流入する。
元の世界―――聖夜での死闘で、大寿は敗北した。
己が再興させた“軍勢”は崩壊し。
権威も、勢力も、全てを失った。
それから大寿は、妹の柚葉へと別れを告げた。
先の敗北で何かを感じ取ったように、家族と過ごした家を去り。
それから数日を経て。
この“異界の東京”へと、招かれていた。
そして、深夜の礼拝へと赴いた自分を。
まるで待ち受けるかのように、男は鎮座していた。
男に叩きつけた右拳を、ゆっくりと下げる。
その掌の甲へと、視線を向ける。
気が付けば、其処に“紋様”が刻まれていた。
渦巻く黒龍を思わせるその刻印を一瞥し。
大寿は、再び口元に獰猛な笑みを浮かべる。
「てめえが、ライダーか」
男は、英霊だった。
柴大寿を主君として現界したサーヴァントだった。
クラスはライダー、即ち騎兵。
その知識は、大寿の脳裏より浮かび上がる。
男は――――ライダーは、何も言わず。
されど、無言の態度で肯定をする。
聖杯戦争。
万物の願望器を巡る闘争。
たった一つの奇跡を巡る死闘。
大寿は、既に理解していた。
己が戦いの場へ放り込まれたことを、悟っていた。
「生前に、人間の文化を知る機会があったが……」
ライダーは、淡々と語る。
己を取り巻く空間を見渡しながら。
「『神』を信奉するお前に、聞きたいことがある」
神への敬意を払う大寿へと、問いを投げかける。
ライダーは、“人間”ではない。
遙か悠久の時を生きる“上位種”である。
古代より人類と闘い、その過程で幾度となく人間の文化へと触れてきた。
故に彼は、その疑問を好奇心から投げ掛ける。
「『聖杯』とは何だ?」
「主の血を受けた、聖遺物」
大寿は、答える。
聖杯。最後の晩餐に用いられた器。
救世主たるイエスが己の血を捧げた、神聖なる遺物。
それは敬虔なる神の子達にとって、崇敬の対象となりうる物であり。
「この『異界』に出現したものは、それか?」
ライダーは、改めて問いかける。
大寿は、僅かに黙り込んだ後。
自らの首を、横に振る。
「……違ぇだろうな」
闘争の果てに齎される“奇蹟”。
血で血を拭う死戦によって完成する“願望器”。
そこに主の祝福など、宿っているだろうか。
きっと、違うだろう。
そんなもの、主の聖なる遺産には程遠い。
「ならば、貴様は聖杯を求めないのか」
「――――いいや」
それでも。
それを分かっていても尚。
大寿は、敢えて告げる。
「“勝ち残る”ことには、用がある」
不敵な笑みを、ニヤリと浮かべながら。
この戦いに“乗る”ことを、宣言する。
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◆◇◆◇
あの時は、間違いなく。
理解が出来なかった。
あのちっぽけな男が、何故抗うのかを。
無駄。無意味。無価値。
奴を否定する言葉など、幾らでも並べ立てられる。
結局、死物狂いでようやく一発を当てた程度。
歴代最狂とまで謳われた俺の強さには、遠く及ばない。
足掻こうが、藻掻こうが、結果は変わらない。
『みんな弱ぇ。だから家族(なかま)がいる』
だと言うのに。
あいつは。あの男は。
『そんな嘘で、オマエを見捨てねぇ』
決して屈することなく。
途轍もない意思を背負い。
あの臆病な“弟”さえも奮い立たせて。
この俺へと、必死に立ち向かい続ける。
『――――それが“東卍”だ!!』
聖夜の下。あのちっぽけな男は。
“弟”を変えてみせた。
そして、この俺に突きつけた。
“力だけが全てではない”ことを。
改心などはしない。
所詮は外道の生き方しか出来ない。
それでも、認めるしかない。
あの男は、命懸けで叩き付けた。
立ち向かうという覚悟を。
譲れないものへの想いを。
“お前は強い。だが心がない”。
“だから、時代を作れない”。
無敵のマイキーは、俺にそう言い放った。
ああ――――そういうことなんだろう。
俺は、何に敗けたのか。
今ならば、理解できる。
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聖杯戦争の知識を得てから、既に腹を括っていた。
己が求めることは、すぐに理解していた。
だからこそ、躊躇わない。
あの“敗北”を背負い、この地に来たからこそ。
柴大寿は、迷うことなく道を選ぶ。
「試したくなっちまったんだよ。
俺の力とやらに、どれだけの価値があるのか」
ただ暴力だけを信じて生きてきた。
強くあれ。強さこそ全て。
弱いだけの臆病者には、何の価値もない。
ましてや―――頼れる親など、いない。
強さを持たずして、何を得られる。
弱さは、力を以て正さなければならない。
そんな妄執を抱いて、弟と妹にすら暴力を振るい。
外では、己の強さを金に変えて売り込み。
いつしか不良達を総べる暴君として祀り上げられ、君臨することになった。
だが、大寿は敗けた。
無敵のマイキーと、花垣武道によって。
あのちっぽけな拳と、信念によって。
暴君の魂は、真正面から穿たれた。
傲慢な自尊心。力への信奉。
そして、家族への歪な支配。
大寿の骨子に根付いていた執着を、花垣武道は打ち砕いた。
「勝ち抜いた果てに、“強さ”ってモンを見出だせるのか―――」
あの時、全てを失った。
敢えて、全てを棄てた。
だからこそ、大寿は思う。
まっさらになった己に、どれほどの価値があるのか。
あの男に打ち砕かれた己は、どこまで辿り着けるのか。
古今東西の英霊と、彼らを従える主君。
祈り。誓い。信念。欲望。あるいは、生きること。
それらを胸に抱く彼らと戦い抜いた果てに、何を得られるのか。
「その“答え”を、この“戦争”で見つける」
そのために、戦う。
叶えるべき願いがあるとすれば。
それは、この戦いの中にこそあると。
大寿は、確信するように呟く。
「だから――――力を貸せ、ライダー」
ああ、そうだ。
これは、自分(オレ)自身への挑戦であり。
そして、自分(オレ)自身に対する――――リベンジだ。
「……そうか」
そんな大寿の意思を、黙って聞き届け。
何かを悟り、思い至ったように。
重い腰を上げるように、その場から立ち上がる。
「ただのちっぽけな“小僧”に召喚されたものだと思っていたが―――」
巌のような体躯が、佇む。
圧倒的な存在感。格の違い。
異様なまでの気迫を、大寿は肌で感じる。
身震いをするような覇気が、肉体に突き刺さる。
それでも尚、豪傑を真っ直ぐに見据える。
己の従える“英霊”と、ただ向き合う。
俺は、お前と共に戦う。
決して怖じたりなどしない。
そう言わんばかりに。
「良かろう」
そんな大寿の度胸を汲むように。
その誇り高き眼差しで、見据えながら。
風の英傑―――ライダーは、宣言する。
「ならばこの俺と共に、戦ってみせろ」
◆◇◆◇
一万二千年。
それほどの時を、彷徨い続けた。
主に従い、忠義と闘争の中に己を見出した。
主の宿願のために戦うこと。
己自身の矜持に殉ずること。
強者との決闘。勇者との対峙。
即ち―――武人としての生。
そこに悔いなど、一欠片もない。
『おれが最期に見せるのはッ!』
若き戦士達の姿が。
脳裏に、蘇る。
『代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だ!』
強き戦士こそが真理。
勇者こそが友であり、尊敬すべき者。
『――――人間の魂だ!!』
己は、彼らと対峙した。
全身全霊を持って戦い抜いた。
柱の一族には遠く及ばぬ、貧弱な肉体で。
あの男達は、果敢に立ち向かった。
『ワムウ、貴様は戦士として凄かった』
そこに見出したものは―――“意志の光”。
人間という生き物が持つ、本質の強さ。
『だが、俺には―――』
恐怖を知りながら、それを己のものとすること。
人間を人間たらしめる、勇気という力。
『シーザーという強い味方が最後までついていたのさ』
そして、死してなお紡がれる。
黄金に輝く、絆と魂の物語。
それこそが、人間の力。
勇気を讃える歌―――人間讃歌。
ああ、悔いはない。
後腐れなど、あるものか。
そう。“未練”などないからこそ。
己は、“更なる先”を求める。
聖杯に託す願いなど、有りはしない。
されど、確かめたくなった。
この“闘争”の果てに、“真の強さ”の高みへと到れるのかを。
古今東西の英傑との対峙を経て、武人としての己が何処まで辿り着けるのか。
それを、この眼でしかと確かめたい。
そのためにも、渇望する。
己さえも超えてみせた、あの黄金の精神のように。
まだ見ぬ強者を―――まだ見ぬ気高さを、まだ見ぬ誇りを。
ただ只管に、待ち望む。
ジョセフ・ジョースター。
シーザー・アントニオ・ツェペリ。
彼らという“若き勇者たち”との出会いが、己を駆り立てた。
更なる闘争を。更なる真理を。もっと高みへ。
己が魂の限界を、追い求めたい。
故に、この聖杯戦争へと参じたのだ。
『試したくなっちまったんだよ』。
己を召喚した“あの小僧”は、そう言った。
その傲岸な笑みとは裏腹に。
眼差しからは、確かな意志を感じた。
聖杯に託す祈りなど、無くとも。
それでも、戦いの果てに得られる“答え”を求めていた。
己の力には、如何なる価値があるのか。
己の勝利で、如何なる強さを見出すのか。
“あの小僧”――――“柴大寿”は、闘志を燃やしていた。
その気迫から、容易く読み取れた。
この小僧は、真っ当な道など歩んでいない。
あの波紋の戦士達とはまるで違う。
暴威のみを宿す、外道の生き様。
正しきから踏み外した、悪徳のサガ。
柴大寿は、決して“正道の人間”ではない。
それでも。
気付かされたことがある。
そんな道を歩んできた小僧が。
今まさに、“矜持”を求めている。
“誇り”へと至る道を、見据えている。
―――――そうか、貴様も。
―――――“高み”を求めるに足る。
―――――そんな邂逅があったのだろう。
それは、直感に等しく。
されど、確信に至っていた。
故に己(ワムウ)は、決心を固める。
猛き小僧よ。暴威の若武者よ。
貴様が“道”を突き進むというのならば。
なれば、このワムウと共に戦う資格はある。
己は、高みを求める。
強者としての頂を目指す。
故に――――見せて貰おう。
貴様が、如何なる答えを見出すのか。
【クラス】
ライダー
【真名】
ワムウ@ジョジョの奇妙な冒険
【属性】
混沌・中庸
【パラメーター】
筋力:A+ 耐久:A 敏捷:B+ 魔力:C 幸運:D 宝具:B+
【クラススキル】
対魔力:A
同ランク以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではライダーに傷をつけられない。
人類史以前の太古より存在する“闇の一族”として最高ランクの神秘を持つ。
騎乗:D+
吸血馬などの魔獣を自在に使役する技能を持つ。
現代の乗り物や動物も一通り乗りこなせる。
【保有スキル】
柱の男:A
太古より地上に存在する“闇の種族”。
吸血鬼を凌駕する身体能力と生命力を持つほか、全身を用いた捕食能力や変幻自在の肉体操作など、数々の異能力を備える。
また生物を捕食することで通常よりも高効率で魂喰いを行うことが可能。
ただし日光を浴びると肉体が石化してしまうという弱点を持つ。
死徒に近い属性を持ちながらも、その出自を異にする上位種。
久遠の武錬:A+
一万年もの研鑽を積み、“戦闘の天才”と称されるまでに至った武術の体現。
現状の戦況を的確に分析し、自身の最適な行動を瞬時に導き出す戦闘技術。
同ランクの「心眼(真)」「直感」「勇猛」スキルと同等の効果を発揮する他、攻撃・防御・回避などのあらゆる戦闘判定にプラス補正が掛かる。
流法:A
柱の男の肉体操作能力の応用によって編み出された異能。
ライダーは風を自在に操る“風の流法”を操る。
暴風による攻撃や気流の察知など、その能力は多岐に渡る。
【宝具】
『闇の一族』
ランク:B+ 種別:結界宝具 レンジ:1\~50 最大捕捉:-
太陽を忌み嫌い、闇夜に生き続けた一族としての伝承が宝具化したもの。
日中に限り霊体化を解いた際、太陽光を遮断する『闇夜の結界』が自動展開される。
結界内は現実空間と地続きのまま“夜”が維持され、日光を弱点とする柱の男が自在に活動できる。
ただし宝具維持に魔力を割かれるため、発動中はライダーを運用する負担が大きくなる。
また魔力探知に長けるサーヴァントには結界を察知される危険性もある。
結界はライダーを中心にしてバリアのように展開され、ライダーが移動する度にその座標に追従して結界も動く。
外部からは“結界の存在そのもの”を認識できず、結界内外ともに地続きのまま視認できる。
しかし結界のレンジ内と踏み込んだ瞬間に周囲の景色は即座に“夜”へと変わり、同様に射程外へと離脱した時点で景色は元通りの日中と化す。
『騎兵闘術・破軍迅』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:2\~50 最大捕捉:100
波紋戦士と繰り広げた闘技場での決戦を昇華した宝具。
2体の吸血馬が引く古式戦車を召喚。
ライダーがその腕力で自在に馬を操り、圧倒的な破壊力で疾走する。
吸血馬は吸血鬼同様の超常的な身体能力・再生能力を持ち、生半可なサーヴァントをも凌駕するパワーを備える。
ただしライダー同様に日光への弱点を併せ持つため、“太陽”としての属性を持つ攻撃には脆い。
『闘技・神砂嵐』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1\~60 最大捕捉:300
ライダーが操る風の流法の奥義。
両腕の回転によって超破壊力の暴風を発生させ、敵を蹂躙粉砕する必殺技。
“左腕を関節ごと右回転・右腕を関節ごと左回転!”
“その二つの拳の間に生じる真空状態の圧倒的破壊空間!”
“正に歯車的砂嵐の小宇宙!”
『最終流法・渾楔颯』
ランク:C++ 種別:対城宝具 レンジ:1\~50 最大捕捉:200
風の流法・最終奥義。
周囲から取り込んだ風を自身の角へと収縮し、あらゆるものを切断する超高圧のカッターとして放出する。
「烈風のメス」と称される程の凄まじい殺傷力と引き換えに、その風圧によって自身の肉体さえも崩壊させる諸刃の剣。
宝具へと昇華されたことにより、あらゆる魔術防御・概念礼装をも突破して敵を断ち切るという“必殺の攻撃力”を得ている。
【Weapon】
己の肉体と流法
【人物背景】
“生態系の頂点”として遥か太古より生き続ける超生物“柱の男”のひとり。
主君であるカーズとエシディシに従い、“エイジャの赤石”を奪取すべく波紋戦士との戦いを繰り広げていた。
戦闘の天才と称される誇り高き戦士。
武人としての矜持を重んじ、強者との戦いを至上の喜びとする。
【サーヴァントとしての願い】
闘争の果てにある“高み”を求める。
【マスター】
柴 大寿@東京卍リベンジャーズ
【マスターとしての願い】
戦いの果てにある答えを確かめる。
【weapon】
己の肉体
【能力・技能】
筋骨隆々の肉体と暴力的な格闘センスによる喧嘩の実力。
腕っぷしの強さとカリスマ性に加え、暴力をビジネスとして売り込む強かさを持つ。
ただし“無敵”と謳われる東卍會総長・マイキーには実力で及ばない。
【人物背景】
暴走族「黒龍(ブラックドラゴン)」元総長。16歳。
総長としては十代目にあたり、歴代最狂最悪と称される凶暴な不良だった。
その異次元の強さと暴力的なカリスマ性によって、当時著しく弱体化していた「黒龍」を一気に再興させた。
複雑な家庭環境を背景に持ち、弟の八戒と妹の柚葉に対して躾と称した日常的な暴力を振るっていた。
その一方で敬虔なクリスチャンであり、聖夜には必ず教会を訪れるという一面も持つ。
“聖夜決戦”で東京卍會メンバーとの死闘の果てに敗北し、最終的には総長の座から降りて家族とも離別した。
参戦時期は聖夜決戦編を経て、妹の柚葉に別れを告げて家を去った後。
最終更新:2022年07月17日 01:14