「はははっ!
「やった! 勝ったぞ!
「よくやったセイヴァー!
「サーヴァント戦なんて初めてだから、どんなものかと思っていたが案外、呆気なかったな。
「相手が戦いの才能がないサーヴァントだったからか? はははっ。
「これで俺はまた一歩、聖杯に近づけたというわけだ。
「さてと……あとはサーヴァントを失ったマスターから令呪を奪って、適当に処理するだけ……あれ!?
「いない!
「見失った!
「……なんだセイヴァー。
「「マスターの処理はお前の仕事だった」?
「「お前がグズグズしているから逃げられた」?
「……ッ!
「このっ!
「サーヴァントのくせに、俺をナメるなよ!!
「もういい! 俺がなんとかする!
「ともあれ、まずい……まずいぞ。
「サーヴァントを失ったとは言え、あの女は俺の正体を知っている。
「厄介なことになる前に、消さなくては」
◆
男が身分の証明に警察手帳を差し出してきた時、少年は怪しいと思った。
その理由は男が名乗った、自らの所属にある。
警察庁警備局公安課特殊事例三班──聞いたことのない組織だ。
男の見た目は七三分けに眼鏡、そしてスーツに手袋と清潔感のある格好だ。
見たところ、警察手帳にも怪しいところはない。
しかし、胡散臭い所属を名乗られては警戒せざるを得ない。
下校途中の学生に警察関係者を名乗って、詐欺に引っかけようとでもしているのか?
そんな少年の猜疑心を見透かすように、男は言った。
「三班は国益に関わる組織にスパイ活動をする部署ですからね。一般人の君が知らないのも無理はありません」
「……、そっすか」
刑事ドラマみたいな設定だ。
なんだかますます怪しい。
不信感を募らせた少年は、すぐに逃げられるよう、周囲の地形をさりげなく確認した。
「…………」公安を名乗る男は少年の通学鞄に視線を向けた。二頭身くらいにデフォルメされた漫画キャラのキーホルダーが吊るされている。「その漫画……最近人気ですよね。知り合いの編集者がよく自慢してましたよ」
「公安なのに出版社に知り合いがいるんですか」
「むかしスパイ活動をしていた時に知り合ったんですよ。出版業界がどれだけ国益に影響を及ぼしているかなんて、一般人の君でも想像できるでしょう?」
「はあ」
「よければ今度、知り合いに頼んで、その作品の非売品グッズを貰ってきましょうか?」
「ホ……ホントですか!?」
「勿論。お近づきの印として、このくらいのことはやらせてください」
男はグッと親指を突き立てた。その姿は実に頼もしかった。
途端に場の空気は和む。
逃走経路を探していた少年の足は、すっかりその場に縫い留められていた。
たった数度の会話で他者が抱いた不信感を拭い去るその手腕。
卓越した人心掌握能力である。
「本題に入ろうか」
少年の気が緩んだタイミングを見計らったかのように、男は言った。
「一昨日の晩から消息を絶っている君の友人について、ちょっと話がしたくてね。声を掛けさせてもらったんですよ」
「……!」
瞬間、体が強張る。
「どうして、公安のあなたが彼女を……」
「私は今、ある組織について調査中でしてね。扱い方次第では国益が大きく損なわれかねない、重大な案件だ。私がスパイだとバレたら、潜入先から抹殺されかねないほどの危険度さ。危ない橋を幾つか渡りながらも、調査は順調に進んでいたんだが──そこで予期せぬトラブルが起きました」
「トラブル?」
「一昨日の夜、組織の取引の現場に、一般人であるはずの彼女が偶然居合わせてしまったんですよ」
「え!?」
「人払いは十分に行っていたはずなんだが……不運な事故だった、としか言い様がありません」
男は嘆くように、片手で顔を覆った。
「当然、組織の連中は容赦なく彼女を消そうとしましたが、私が咄嗟に妨害して、最悪の事態だけは避けられました──そのまま公安の名の元に彼女を保護しようとしたんですが、事情もよく知らないままに襲われて、誰が敵で誰が味方かも分からなかったのでしょうね。話し合う暇もないまま、一目散に逃げられました。今も見つからないので、どこかに隠れているのかもしれません」
「…………」
少年は通学鞄に入れているスマートフォンを意識した。
彼女の行方が分からなくなってから、それを使って何度も連絡を試みているが、返事が来た試しはない。
どころか、メッセージアプリに既読の通知が付くことすらなかった。
そんな明らかに尋常ではない様子から、彼女が何か事件に巻き込まれたのではないかと不安に思っていたが──実際は予想以上だった。
「友人である君にも、組織の魔手は伸びるかもしれない。それに彼女のことを深く知っている君なら、私よりもっと上手く彼女を見つけられるでしょう。だから──私と共に行動してくれませんか?」
「……事情は分かりました」
元より、少年だって彼女を探すつもりだったのだ。
公安の助けが借りれるなら、協力しない手はない。
それから少年と男は、ふたりで彼女を捜索した。
「これだ」と思った場所を探しても不発に終わることが殆どだったが、それでも同じ目標を持つ仲間と行動を共にしているというのは、実に心強かった。
ひとりで探していたら、かなり早い段階で心が折れていたかもしれない。
そして、調査を進めていったある日──ついに、彼女の痕跡を見つけることができた。
都内某区の駐車場。そこに長い間放置されているワンボックスカーでのことだった。
「ここを去ってからそう時間が経ってないようですね……まだ付近にいるのかもしれません」公安の男は車内を検分しながら考察を口にし、顎に手を添えた。「……放っておくと、先に組織の連中に見つかってしまうかも」
「そんな……! すぐ追わなきゃ! 二手に分かれましょう!」
「ええ。もし彼女を見付けたら、まずは私を呼んでくださいね」
公安の男とは逆方向に走りながら、少年は周囲に血走った眼を向けた。
僅かな見落としも許さないとばかりに、全力で観察する。
いる。
近くに、彼女がいるんだ。
見つけないと。
はやる心。
鼓動がいつもよりうるさくなる。
まだ走り始めたばかりなのに、呼吸がもう荒くなっていた。
少年は走って──走って、走って、走って。
街中を必死で走り回って。
自分でも気づかない内に、いつのまにか公安の男が向かったのと同じ方向へと足を進めてしまっていた。
少年がそのことを自覚したのは、覗き込んだ裏路地に男の後ろ姿が見えた時のことだった。
少年は慌てて自分の捜索エリアに引き返そうとしたが、彼の足は唐突に止まることになる。
「…………え」
「おっと、見つかってしまったか」
裏路地に立つ男の両腕は、肘から先が大振りの刃物へと変じていた。
人間の生物学的構造を無視して生えた、明らかな異形である。
しかし少年の視線は、男の両腕ではなく、彼の足元へと吸い寄せられていた。
そこには。
ずっと探していた彼女が散らばっていた。
寝ている、でも、転がっている、でも、倒れている、でもない。
散らばっている。
ひとりの人間の体が、バラバラに。
四肢は切り離され、胴体は真ん中あたりで横一文字に分断されていた。
腹の断面からはいくつもの内臓が飛び出している。
四方八方に散らばったパーツの一部である見慣れた眼球が、少年の方を向いていなかったら、それが元々彼女だったことに気付かなかったかもしれない。
徹底的に破壊された──どう見ても蘇生不可能な死体だった。
「うわあああああああああああああああっ!」
「……どうやら、先の戦闘までに令呪を全て使い切っていたようだな。つくづくマスターの才能がない女だ」
大振りの刃がコモコモと形を変え、数秒としない内に元の両手に戻った。
だが、その五指にべっとりと付着した血は、今しがた彼がその両腕でもって人間を殺害したことを雄弁に物語っていた。
「そんな……あなたにとって彼女は保護対象だったはずじゃ……」
「保護対象? ……ああ、そんなことも言ったね、うん」
男はにっこりと、まるで今まであった詰め物が綺麗さっぱり抜けたかのような爽快感すらある笑顔で言った。
「俺が公安ってこと以外は、ぜーんぶ嘘だよ♡」
「…………!」
少年は息を呑んだ。
今まで築かれてきた男への信頼が、音を立てて崩壊していく。
「ど、どうして人殺しなんて……あんたに彼女を殺さなきゃいけない理由なんて……」
「この子に恨みなんてないんだけどさー。ま、私の正体を知られたからには殺すしかないよね。できることなら令呪も奪っておきたかったし。それに『マスター』を殺していけば、『聖杯』が手に入るらしいから──なんでも願いが叶うなら、俺は人だって殺すよ」
少年には、男の言っている意味が分からない。
マスター? 聖杯? なんだそれは。
そもそもどうして、人間の腕が大振りの刃物に変わっている?
……ただひとつ、たしかに分かることがあるとすれば。
少年が信じていた男の正体は、吐き気を催すクソ野郎だったということだ。
「……、俺のことも殺すのか?」
「え?」
男は眼鏡の奥にある目を丸めて、意外そうな顔を作った。
「殺す? 君を? 私が? ……ははっ。ひどいなー。人を快楽殺人鬼みたいに言わないでくれよ。令呪も持っていない一般人(NPC)を殺したところで、私に何の得がある? そもそも殺すつもりだったら、『脳力』を解除していないよ」
彼の顔に浮かぶのはへらへらとした軽薄な笑みだ。
人ひとりを殺したばかりだというのに、どうしてそんな顔ができる?
ひょっとして、彼にとって人殺しは日常茶飯事だとでも言うのか?
そんなことを考えて、少年は背筋に冷たいものを感じた。
まるで蛇が肌の上を這いずるような、悪寒。
「それに、仲のいい学生ふたりがまとめて死んでたら、他の参加者から疑われそうだしね──君には全てを忘れて、日常に帰ってもらうよ」
否──『まるで』ではない。
事実、少年の背後には『蛇』が這い寄っていた。
「アディオス」
「待て、前園! ──『前園甲士』!」
少年は、こちらに背を向けて去ろうとする男に向かって、かつて見せられた警察手帳に載っていた彼の名を叫ぶ。
「俺はお前を絶対に許さ──」
少年の意識は──『記憶』は、そこで途切れた。
◆
意識を失って倒れている少年。
その頭部から奇妙な輝きが飛び出している。
その正体は、音楽や映像作品がサブスク全盛になった現在、目にする機会がすっかり減った円盤型のプラスチック──DISCだ。
まるで少年の頭がCDプレイヤーやDVDプレイヤーになったかのように、後頭部からDISCが飛び出しているのである。
ウジュ
ウジュ
ウジュ
ウジュ
「…………」
湿地を歩く爬虫類が立てるような音と共に、影が現れた。
それはおおむね人の形をしていたが、顔の上半分をすっぽりと隠している覆面や、全身に刻まれた塩基配列の文字は、見る者に怪人じみた印象を覚えさせるだろう。
影は屈み、少年の頭からDISCを回収した。
その様子を見て、公安の男は──前園甲士は、「はあ」と溜息をつく。
「……いいかげん姿を見せたらどうだ。セイヴァー」
この怪人こそ、前園が従えるサーヴァント・セイヴァー──ではない。
これはあくまで、セイヴァーの宝具(スタンド)──ホワイトスネイクだ。
マスターである前園の視界を通しても、サーヴァントの証明であるステータスが見えない。救世主(セイヴァー)という大層なクラス名も、あくまで怪人の自己申告によるものだ。
この『異界東京都』に呼び出されて以来、前園はセイヴァーとの会話を彼(彼女?)のスタンド越しにしか行っていなかった。
「ソノ提案ニ乗ッテ、私ニ何ノ得ガアル?」
ホワイトスネイクはDISCを懐に仕舞いながら、淡々とした声で言った。
「別ニ、姿ヲ見セナクテモ、コウシテ会話ガデキテイルジャアナイカ。寧ロ、下手ニ姿ヲ晒シタ結果、他人ニ君ノ口カラ私ノ真名二繋ガル情報ガ露見スルヨウナ事態ハ避ケルベキダ──君ハチョット、ボンヤリシテイル所ガアルカラネ」
「お前に言われたくない!」
自身の天然を指摘され、前園は青筋を立てて叫んだ。
◆
裏路地から僅かに離れた場所に、その男は立っていた。
聖職者の証である黒衣。褐色の肌。遠い外国の顔立ち。
男の名はエンリコ・プッチ。
彼はホワイトスネイクの本体であり。
そして、前園甲士の元に召喚された、セイヴァーのサーヴァントである。
「マスターがあんな三下の悪党だと知った時は何かの間違いじゃないかと嘆いたものだが──」
セイヴァーは右手に持つ『何か』に意識を向ける。
それは小さな、チョークよりもやや太い白い棒にしか見えない。
しかし、生物学的な見地を持つ者がそれを見れば、『人体の骨』だと一目でわかるだろう。
セイヴァーはそれを何よりも大事
なもののように握りしめた。
「私たちが主従として引かれあった以上、ここにもまた『運命』があるのだろう。ならば精々、私を天国に押し上げる為に力を尽くしてくれ、マスター」
前園甲士とセイヴァー。
性格が真逆の彼らの相性は最悪かもしれない。
だが。
時代(アイオーン)を進め。
時代(アイオーン)を終わらせ。
そして時代(アイオーン)を一巡させる蛇どもが。
こうして聖杯戦争で引かれ合うのは──必然の『運命』なのかもしれなかった。
【クラス】
セイヴァー
【真名】
エンリコ・プッチ@ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン
【属性】
渾沌・善・人
【ステータス】
筋力E 耐久B 敏捷E 魔力B 幸運A+ 宝具C
【クラススキル】
カリスマ:E+
軍勢を指揮する天性の才能。
セイヴァーを名乗っているにしてはランクが低い。神父という立場上、信心深い者に対してはランクが上昇する。
対英雄:C
英雄を相手にした際、そのステータスをダウンさせる。
ランクCの場合、相手のステータスをすべて1ランク下のものに変換する。
このスキルは第一宝具にも付与される。
【保有スキル】
信仰の加護:A++
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
……高すぎると人格に異変をきたす。
天国への階段:EX
『自己改造』を含む特殊スキル。
セイヴァーは天国へと到達し、全人類に『幸福』を齎そうとした救世主である。
彼は天国への行き方を知っている。
本聖杯戦争において、このスキルの所有者は特定の工程あるいは膨大な魔力の補給を経ることで、霊基の再臨が実現される。
単独顕現:E
単独で現世に現れるスキル。
単独行動のウルトラ上位版。
このスキルは“既にどの時空にも存在する”在り方を示しているため、時間旅行を用いたタイムパラドクス等の攻撃を無効にするばかりか、あらゆる即死系攻撃をキャンセルする。
このスキルを持つものは特異点による人理焼却も、█████による人理編纂にも影響を受けず、条件が揃いさえすれば顕現する。
プッチは一巡した世界の中心にいた人物であり、それ故に全ての時代で存在が証明されている。
████として幼体である現時点、このスキルのランクはEとなる。
ネガ・スター:-
夜空に輝く星の如き精神性を得る可能性がありながら、泥のようなドス黒い邪悪に染まり、ついには星の一族を滅ぼした者。
『星』属性のサーヴァントとの戦闘時に特攻特防効果が発動し、相手の攻撃のクリティカル率は低下するが、プッチの攻撃のクリティカル率は上昇する。さらに自身の幸運ステータスにふられるプラス値がふたつ増加する。『主人公』に対して徹底的に有利を得る能力。
█████としてはまだ幼体の段階である現時点だと、このスキルは著しく弱体化しており、上記の『対英雄』スキルに吸収されている。
【宝具】
『白蛇(ホワイトスネイク)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:20 最大捕捉:1
セイヴァーのスタンド。
スタンドとは本体の精神がビジョン化したものであり、一体につきひとつ能力を持つ。
見た目は全身に塩基配列が刻まれた、覆面の怪人。
【筋力C 耐久B 敏捷D】の肉体ステータスと【気配遮断:B】を保有する。
相手の記憶と能力をDISCにして抜き取る能力がある。抜き取ったDISCは物理的な破壊が不可能。
また、命令や記憶を書き込んだDISCを対象に挿入することで、操る事ができる。
『天の賜物、そして時は加速する(メイド・イン・ヘブン)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:∞ 最大捕捉:∞
第二宝具。
この霊基のプッチは、この宝具を発動できない。
代わりに彼は、親友DIOの骨を保有している。
【weapon】
スタンド『ホワイトスネイク』
【人物背景】
州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所の教誨師を務めていた神父。
亡き親友DIOの意志を継ぎ、彼が目指していた天国へと到達すべく、ジョースター家の最大の敵として立ちはだかる。
動揺すると素数を数えて落ち着こうとする癖がある。
【サーヴァントとしての願い】
もう一度天国に到達し、全人類を『幸福』にする。
【マスター】
前園甲士@ナノハザード
【能力・技能】
医療用のナノロボに寄生され、常人離れした再生能力を獲得した超越者。
ナノホストはナノロボが寄生した脳の部位に応じて特殊な脳力が発言する。前園の場合、それは『刃』。彼が従属していたナノホストの女王の元カレと同じ脳力であり、両腕を大振りの刃へと変化させる。
『異界東京都』に来る前に彼が所属していた組織であり、『異界東京都』内で彼に与えられたロール。
日本の調査機関の頂点に君臨するこの組織には、『異界東京都』内で起きた様々な事件に関する情報が入り込むため、情報戦において前園は、他参加者より幾分か優位な立場にあると言えるだろう。
【weapon】
見た目は新品のドライバー。
耳から脳に突き刺すことで、ナノホストの脳内にあるナノロボの『核』が回収できる。
『異界東京都』に呼ばれる前に若返りのナノホスト・今之川権三に対して使用済。
ゴム弾を発射する、テロリスト制圧用のラバー銃。一度付着したゴムは弾力と粘着力がありすぎる為、ダイヤモンド並の硬度を指先で粉砕できる程度の力では破壊不能。
前園は公安課に所属しているものの、警察官や刑事ではないため、拳銃携帯許可がおりていないが、このラバー銃は特別に携帯許可がおりている。
【人物背景】
警察庁警備局公安課特殊事例三班に所属し、国益に関わる企業に潜り込んでは調査をしているスパイ。
ちょっとぼんやりしている部分があるものの、やる時はやるやつだと思われていたが、実はその正体は、公安のスパイ活動でナノロボ研究所に潜り込んでいる最中に、某国からの依頼でナノロボを盗んだ売国奴。30億で国をも裏切った男。加えて、主人公・円城周兎の父親を六年前に殺した犯人でもあったことが発覚。作中終盤では円城との決戦の末、地球全土に特殊なナノロボが拡散し、人類を滅亡させる『ナノハザード』が起きる一因にもなった。
原作において『全ての元凶』といえる存在をひとり探すなら、あらゆる意味でこの男になるだろう。
女王配下のナノホスト化~円城との決戦までの間の時系列からの参戦。
【マスターとしての願い】
30億の金なんて目じゃない聖杯の力を使って、残りの人生を楽しく暮らす
最終更新:2022年07月28日 20:54