GNU & Linuxコマンド


コマンドラインでの効率的な操作

  • bashシェルの基本操作
操作 説明
Tab コマンドやディレクトリ名を補完する
Ctrl + A 行の先頭へカーソルを移動する
Ctrl + E 行の最後へカーソルを移動する
Ctrl + D カーソル部分を1文字削除する
Ctrl + H カーソルの左を1文字削除する(Backspaceと同じ)
Ctrl + L 画面をクリアしてカレント行を再表示する
Ctrl + C 処理を中断する
Ctrl + S 画面への出力を停止する
Ctrl + Q 画面への出力を再開する
Ctrl + Z 処理を一時停止(サスペンド)する

  • 主な環境変数
環境変数 説明
PATH コマンドやプログラムを検索するディレクトリリスト
PWD カレントディレクトリ
HOSTNAME ホスト名
USER 現在のユーザー
LANG ロケール(言語処理方式)
HOME カレントユーザのホームディレクトリ
LOGNAME ログインシェルのユーザー名
PS1 プロンプトの表示文字列
PS2 複数行にわたる入力時のプロンプト
HISTSIZE コマンド履歴の最大値
HISTFILE コマンド履歴を格納するファイル
TERM 端末の種類

  • 複数のコマンドの実行制御
コマンド 説明
command1 ; command2 command1に続いてcommand2を実行する
command1 && command2 command1が正常に終了したときのみcommand2を実行する
command1 || command2 command1が正常に終了しなかった場合のみcommand2を実行する
(command1 ; command2) ひとまとまりのコマンドグループとして実行する
{command1 ; command2} 現在のシェル内でコマンドを実行する

  • 引用符の意味
    • 単一引用符「'」
      • 単一引用符の中は、すべて文字列であると解釈される。
    • 二重引用符「"」
      • 二重引用符内の変数は、その内容が展開される。
      • バッククォーテーション「`」が使われていても、その中が展開される。
      • 展開させたくない場合は、エスケープ文字バックスラッシュ「\」を使う。
    • バッククォーテーション「`」
      • 「`」内にコマンドがあれば、それが実行された結果が展開される。


プロセス管理

  • psコマンド
    • 現在実行されているプロセスを表示する。
    • psコマンドの主なオプション
オプション 説明
a ほかのユーザーのプロセスも表示する
f 親子関係をツリー状に表示する
u ユーザー名も表示する
x 制御端末のないデーモンなどのプロセスも表示する
-e すべてのプロセスを表示する
-l 詳細な情報を表示する
-p <PID> 特定のPID(プロセスID)のプロセス情報のみ表示する

  • プロセスの終了
    • 指定したPIDのプロセスを終了させるにはkillコマンドを使い、以下の書式がある。
      • kill -[シグナル名/シグナルID] PID
      • kill -s [シグナルID] PID
      • kill -SIG [シグナル名] PID
    • 主なシグナル
シグナル名 シグナルID 動作
HUP 1 ハングアップ
INT 2 割り込み(Ctrl + C)
KILL 9 強制終了
TERM 15 終了(デフォルト)

  • killallコマンド
    • プロセスIDではなく、プロセス名を指定して終了させるコマンド。
最終更新:2009年04月14日 22:16