多段階契約(ソフトウェア開発)

部品構造


  • 大部品: 多段階契約(ソフトウェア開発) RD:2 評価値:2
    • 部品: 多段階契約とは
    • 部品: 都合のよい区切り



部品定義


部品: 多段階契約とは

多段階契約とは、ソフトウェア開発の契約を、開発工程など都合のよい区切りに区切っておこなうこと。
金額や期間を明記した契約をプロジェクトを始める前に一回だけおこなう単段階契約の場合、不測の事態が発生した際、追加費用の請求や作業期間の延長は難しく、ソフトウェアの品質が犠牲になることがある。
不測の事態の例としては、会計ソフトの開発中に税制の改正が発表されたり、契約時には気づかなかった技術上の課題を発見したり、予定していた作業者が病気で作業できなくなったりなどがあげられる。
不測の事態によって予定外の作業や費用が発生しても、多段階契約なら契約更新の際に調整することができるため、開発するソフトウェアの品質を保つことができる。
ただし、多段階契約はプロジェクト開始前に総費用がわからないという欠点があり、開発を依頼する側は追加費用が必要になった場合に備え、充分な予算を用意する必要がある。
また開発を請け負う側には、契約更新時に別の開発組織に実施しているプロジェクトを持っていかれる恐れがあるため、信頼関係の構築が重要である。

部品: 都合のよい区切り

ソフトウェア開発の多段階契約において、契約更新の都合のよい区切りは、ソフトウェアの開発方式によって異なる。
たとえば、ウォーターフォール方式では要件定義・外部設計・内部設計・プログラミングなどの開発工程を契約更新の区切りとして考えられる。
またアジャイルソフトウェア開発では、イテレーションと呼ばれる一回の短い開発期間ごとに契約を更新する形式が考えられる。



提出書式


 大部品: 多段階契約(ソフトウェア開発) RD:2 評価値:2
 -部品: 多段階契約とは
 -部品: 都合のよい区切り
 
 
 部品: 多段階契約とは
 多段階契約とは、ソフトウェア開発の契約を、開発工程など都合のよい区切りに区切っておこなうこと。
 金額や期間を明記した契約をプロジェクトを始める前に一回だけおこなう単段階契約の場合、不測の事態が発生した際、追加費用の請求や作業期間の延長は難しく、ソフトウェアの品質が犠牲になることがある。
 不測の事態の例としては、会計ソフトの開発中に税制の改正が発表されたり、契約時には気づかなかった技術上の課題を発見したり、予定していた作業者が病気で作業できなくなったりなどがあげられる。
 不測の事態によって予定外の作業や費用が発生しても、多段階契約なら契約更新の際に調整することができるため、開発するソフトウェアの品質を保つことができる。
 ただし、多段階契約はプロジェクト開始前に総費用がわからないという欠点があり、開発を依頼する側は追加費用が必要になった場合に備え、充分な予算を用意する必要がある。
 また開発を請け負う側には、契約更新時に別の開発組織に実施しているプロジェクトを持っていかれる恐れがあるため、信頼関係の構築が重要である。
 
 部品: 都合のよい区切り
 ソフトウェア開発の多段階契約において、契約更新の都合のよい区切りは、ソフトウェアの開発方式によって異なる。
 たとえば、ウォーターフォール方式では要件定義・外部設計・内部設計・プログラミングなどの開発工程を契約更新の区切りとして考えられる。
 また[[アジャイルソフトウェア開発]]では、イテレーションと呼ばれる一回の短い開発期間ごとに契約を更新する形式が考えられる。
 
 


インポート用定義データ


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最終更新:2017年12月23日 20:03