物品自己管理基準

部品構造


  • 大部品: 物品自己管理基準 RD:1 評価値:1
    • 部品: 物品自己管理基準とは



部品定義


部品: 物品自己管理基準とは

物品自己管理基準とは、入院患者に自傷や他害の恐れがある場合、事件・事故を起こさない範囲で必要最小限の行動制限をおこなうための基準である。
たとえば、自殺企図や自傷行為のある患者にガラス製品を持たせると、ガラスを割って手首を切る恐れがある。
また、興奮しやすい患者にバスタオルを持たせると、バスタオルで首を絞めたり、濡らしたバスタオルで他者を叩いたりする恐れがある。
そのため、病院では、患者が入院した際、どの程度物品を自己管理できるか医療従事者が判断しなければならない。
しかし、個々の患者ごとに毎回、これを持たせてもいいのか、あれを持たせてもいいのかと判断するのは煩雑で時間がかかる。
また、病院に持ち込む物品が増えた際や行動制限の解除、最初の外泊など、処遇が変わるタイミングでも判断が必要である。
物品自己管理基準は、患者ごとにどの物品を自己管理できるか、医療従事者が不安を感じず判断できるようにする。
具体的には、フローチャートで患者をいくつかのレベルに分類する。
このレベルは物品自己管理レベルと呼ばれる。
それぞれのレベルごとに自己管理できる物品があらかじめ決められ、表となっている。
たとえば、レベル3は書籍や筆記用具など日用品の一部、レベル5は刃物や貴重品などの持ち込み禁止物品以外などである。
また、個々の患者の必要に応じて、追加で許可する物品を書き入れられるようになっている。
物品自己管理基準のフローチャートは複数の設問からなる。
患者の物品管理能力に影響がある重篤な症状の有無がフローチャートの設問となっている。
フローチャートのすべての設問は、医療従事者が容易に答えられる二者択一である。
そのため、同じ時期の同じ患者をこのフローチャートで評価すれば、医療従事者の経験年数にかかわらず、同じ結果となる。
このフローチャートによって患者を待たせることなく、物品自己管理レベルを迅速に判断できるようになる。
また、物品自己管理レベルから逆算して、患者の症状を客観的に判断することもできる。



提出書式


 大部品: 物品自己管理基準 RD:1 評価値:1
 -部品: 物品自己管理基準とは
 
 
 部品: 物品自己管理基準とは
 物品自己管理基準とは、入院患者に自傷や他害の恐れがある場合、事件・事故を起こさない範囲で必要最小限の行動制限をおこなうための基準である。
 たとえば、自殺企図や自傷行為のある患者にガラス製品を持たせると、ガラスを割って手首を切る恐れがある。
 また、興奮しやすい患者にバスタオルを持たせると、バスタオルで首を絞めたり、濡らしたバスタオルで他者を叩いたりする恐れがある。
 そのため、病院では、患者が入院した際、どの程度物品を自己管理できるか医療従事者が判断しなければならない。
 しかし、個々の患者ごとに毎回、これを持たせてもいいのか、あれを持たせてもいいのかと判断するのは煩雑で時間がかかる。
 また、病院に持ち込む物品が増えた際や行動制限の解除、最初の外泊など、処遇が変わるタイミングでも判断が必要である。
 物品自己管理基準は、患者ごとにどの物品を自己管理できるか、医療従事者が不安を感じず判断できるようにする。
 具体的には、フローチャートで患者をいくつかのレベルに分類する。
 このレベルは物品自己管理レベルと呼ばれる。
 それぞれのレベルごとに自己管理できる物品があらかじめ決められ、表となっている。
 たとえば、レベル3は書籍や筆記用具など日用品の一部、レベル5は刃物や貴重品などの持ち込み禁止物品以外などである。
 また、個々の患者の必要に応じて、追加で許可する物品を書き入れられるようになっている。
 物品自己管理基準のフローチャートは複数の設問からなる。
 患者の物品管理能力に影響がある重篤な症状の有無がフローチャートの設問となっている。
 フローチャートのすべての設問は、医療従事者が容易に答えられる二者択一である。
 そのため、同じ時期の同じ患者をこのフローチャートで評価すれば、医療従事者の経験年数にかかわらず、同じ結果となる。
 このフローチャートによって患者を待たせることなく、物品自己管理レベルを迅速に判断できるようになる。
 また、物品自己管理レベルから逆算して、患者の症状を客観的に判断することもできる。
 
 


インポート用定義データ


 [
   {
     "title": "物品自己管理基準",
     "part_type": "group",
     "children": [
       {
         "title": "物品自己管理基準とは",
         "description": "物品自己管理基準とは、入院患者に自傷や他害の恐れがある場合、事件・事故を起こさない範囲で必要最小限の行動制限をおこなうための基準である。\nたとえば、自殺企図や自傷行為のある患者にガラス製品を持たせると、ガラスを割って手首を切る恐れがある。\nまた、興奮しやすい患者にバスタオルを持たせると、バスタオルで首を絞めたり、濡らしたバスタオルで他者を叩いたりする恐れがある。\nそのため、病院では、患者が入院した際、どの程度物品を自己管理できるか医療従事者が判断しなければならない。\nしかし、個々の患者ごとに毎回、これを持たせてもいいのか、あれを持たせてもいいのかと判断するのは煩雑で時間がかかる。\nまた、病院に持ち込む物品が増えた際や行動制限の解除、最初の外泊など、処遇が変わるタイミングでも判断が必要である。\n物品自己管理基準は、患者ごとにどの物品を自己管理できるか、医療従事者が不安を感じず判断できるようにする。\n具体的には、フローチャートで患者をいくつかのレベルに分類する。\nこのレベルは物品自己管理レベルと呼ばれる。\nそれぞれのレベルごとに自己管理できる物品があらかじめ決められ、表となっている。\nたとえば、レベル3は書籍や筆記用具など日用品の一部、レベル5は刃物や貴重品などの持ち込み禁止物品以外などである。\nまた、個々の患者の必要に応じて、追加で許可する物品を書き入れられるようになっている。\n物品自己管理基準のフローチャートは複数の設問からなる。\n患者の物品管理能力に影響がある重篤な症状の有無がフローチャートの設問となっている。\nフローチャートのすべての設問は、医療従事者が容易に答えられる二者択一である。\nそのため、同じ時期の同じ患者をこのフローチャートで評価すれば、医療従事者の経験年数にかかわらず、同じ結果となる。\nこのフローチャートによって患者を待たせることなく、物品自己管理レベルを迅速に判断できるようになる。\nまた、物品自己管理レベルから逆算して、患者の症状を客観的に判断することもできる。",
         "part_type": "part",
         "localID": 1
       }
     ],
     "expanded": true,
     "localID": 0,
     "description": "流用可能"
   }
 ]
最終更新:2018年10月13日 06:21