部品構造
- 大部品: 容器包装詰加圧加熱殺菌食品 RD:1 評価値:1
部品定義
部品: 容器包装詰加圧加熱殺菌食品とは
容器包装詰加圧加熱殺菌食品とは、食品を気密性のある容器・包装に入れ、密封した後、加圧加熱殺菌したもののことである。
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気密性のある容器・包装とは、たとえば金属缶やガラス瓶、レトルトパウチ、プラスチック容器などである。
パウチ(pouch)とは、小型の袋のことである。
容器包装詰加圧加熱殺菌食品のうち、缶に詰めたものを缶詰、瓶に詰めたものを瓶詰、レトルトパウチやプラスチック容器に密封したものをレトルト食品と呼ぶ。
缶詰のうち、カニやツナなどの水産食品を詰めたものは水産缶詰、ミカンやパイナップルなどの果実を詰めたものは果実缶詰、トマトやスイートコーンなどの野菜を詰めたものは野菜缶詰、畜産食品を詰めたものを畜産缶詰、おでんやスープなどの調理した食品を詰めたものは調理缶詰と呼ばれる。
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容器包装詰加圧加熱殺菌食品において密封とは、食品が貯蔵中に変質したり、腐敗したりしないようにする目的で、外部から空気・水・微生物などが容器・包装の中への侵入を防ぐことである。
密封によって、貯蔵時の栄養成分の損失は、生鮮食品よりも小さく、常温で保存できる。
容器包装詰加圧加熱殺菌食品は常温で流通できるため、冷凍・冷蔵が必要な生鮮食品に比べ、流通経費がはるかに低い。
容器包装詰加圧加熱殺菌食品は未開封であれば、食品腐敗や食中毒の原因となる有害な微生物が繁殖するおそれはないため、防腐剤や防かび剤も不要である。
ただし、開封や破損など密封が破られた状態で貯蔵されていた場合、砂糖漬け・塩漬け・乾燥など食品を長期保存する他の技法が用いられていなければ、腐敗や食中毒を起こすおそれがある。
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加圧加熱殺菌とは、高圧釜で加熱し、食品腐敗や食中毒の原因となる有害な微生物を殺菌することである。
レトルトパウチやレトルト食品のレトルト(retort)とは、高圧釜のことである。
1気圧で水の沸点は摂氏100度だが、高圧釜で圧力を加えることにより水の沸点が上昇し、より高温での加熱処理ができる。
また、高圧釜ではなく、マイクロ波や通電による加熱技術で加熱する場合もある。
加熱処理で微生物が死滅するために必要な時間は、温度が高くなると対数的に減少することが知られている。
たとえば、温度が10度高くなると微生物が死滅する速度が10倍になる場合、温度が20度高くなると微生物の死滅速度は100倍になる。
この微生物の性質と、熱による内容物の品質への影響を考え、中心温度摂氏120度・4分以上を基準に、適切な温度・時間を設定する。
たとえば、加熱時間が長いほど品質が劣化するなら、より高温で短時間殺菌する。
また、温度が高いほど品質が劣化するなら、120度より低い温度で長時間殺菌する。
密封高温加熱により、食感・香り・色が劣化する食品は、容器包装詰加圧加熱殺菌食品に不向きである。
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透明のガラス瓶による瓶詰は、中の食品によっては光の影響を受けて変色するため、缶詰より賞味期限が短い。
レトルト食品の場合、アルミ箔などの金属箔で光の透過を遮断した容器・包装のものは、缶詰と同様に食品を長期間保存できる。
電子レンジで温める場合、金属は電子レンジが故障する原因となるため、容器・包装を開封し、金属を使用していない容器に、中の食品を移して温める。
容器包装詰加圧加熱殺菌食品は長期保存でき、栄養価に優れているため、宇宙食としても利用されている。
提出書式
大部品: 容器包装詰加圧加熱殺菌食品 RD:1 評価値:1
-部品: 容器包装詰加圧加熱殺菌食品とは
部品: 容器包装詰加圧加熱殺菌食品とは
容器包装詰加圧加熱殺菌食品とは、食品を気密性のある容器・包装に入れ、密封した後、加圧加熱殺菌したもののことである。
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気密性のある容器・包装とは、たとえば金属缶やガラス瓶、レトルトパウチ、プラスチック容器などである。
パウチ(pouch)とは、小型の袋のことである。
容器包装詰加圧加熱殺菌食品のうち、缶に詰めたものを缶詰、瓶に詰めたものを瓶詰、レトルトパウチやプラスチック容器に密封したものをレトルト食品と呼ぶ。
缶詰のうち、カニやツナなどの水産食品を詰めたものは水産缶詰、ミカンやパイナップルなどの果実を詰めたものは果実缶詰、トマトやスイートコーンなどの野菜を詰めたものは野菜缶詰、畜産食品を詰めたものを畜産缶詰、おでんやスープなどの調理した食品を詰めたものは調理缶詰と呼ばれる。
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容器包装詰加圧加熱殺菌食品において密封とは、食品が貯蔵中に変質したり、腐敗したりしないようにする目的で、外部から空気・水・微生物などが容器・包装の中への侵入を防ぐことである。
密封によって、貯蔵時の栄養成分の損失は、生鮮食品よりも小さく、常温で保存できる。
容器包装詰加圧加熱殺菌食品は常温で流通できるため、冷凍・冷蔵が必要な生鮮食品に比べ、流通経費がはるかに低い。
容器包装詰加圧加熱殺菌食品は未開封であれば、食品腐敗や食中毒の原因となる有害な微生物が繁殖するおそれはないため、防腐剤や防かび剤も不要である。
ただし、開封や破損など密封が破られた状態で貯蔵されていた場合、砂糖漬け・塩漬け・乾燥など食品を長期保存する他の技法が用いられていなければ、腐敗や食中毒を起こすおそれがある。
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加圧加熱殺菌とは、高圧釜で加熱し、食品腐敗や食中毒の原因となる有害な微生物を殺菌することである。
レトルトパウチやレトルト食品のレトルト(retort)とは、高圧釜のことである。
1気圧で水の沸点は摂氏100度だが、高圧釜で圧力を加えることにより水の沸点が上昇し、より高温での加熱処理ができる。
また、高圧釜ではなく、マイクロ波や通電による加熱技術で加熱する場合もある。
加熱処理で微生物が死滅するために必要な時間は、温度が高くなると対数的に減少することが知られている。
たとえば、温度が10度高くなると微生物が死滅する速度が10倍になる場合、温度が20度高くなると微生物の死滅速度は100倍になる。
この微生物の性質と、熱による内容物の品質への影響を考え、中心温度摂氏120度・4分以上を基準に、適切な温度・時間を設定する。
たとえば、加熱時間が長いほど品質が劣化するなら、より高温で短時間殺菌する。
また、温度が高いほど品質が劣化するなら、120度より低い温度で長時間殺菌する。
密封高温加熱により、食感・香り・色が劣化する食品は、容器包装詰加圧加熱殺菌食品に不向きである。
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透明のガラス瓶による瓶詰は、中の食品によっては光の影響を受けて変色するため、缶詰より賞味期限が短い。
レトルト食品の場合、アルミ箔などの金属箔で光の透過を遮断した容器・包装のものは、缶詰と同様に食品を長期間保存できる。
電子レンジで温める場合、金属は電子レンジが故障する原因となるため、容器・包装を開封し、金属を使用していない容器に、中の食品を移して温める。
容器包装詰加圧加熱殺菌食品は長期保存でき、栄養価に優れているため、宇宙食としても利用されている。
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最終更新:2021年10月31日 21:06