グローゼル星雲会戦は、第2次コルサディル戦争末期に発生した戦役で、局所的戦闘としては前代未聞の艦隊決戦が繰り広げられた事で知られ、基準年代でも未だにこの戦役で散った敵味方双方の艦艇の残骸が漂流しており、「鉄宙星雲」というニックネームを持つ。
ザプコーブ宙域で包囲された友軍を救援、同時に一転攻勢を図ってグローゼル星雲に集結したアミティル連邦軍の動きを察知した新共和国軍が先手を打って攻め込み火蓋が切られた。
しかしアミティル連邦軍の頑強な抵抗や、一部ではアミティル連邦軍による攻勢まで仕掛けられた為、双方に多くの犠牲者を出した。
・ノスティロスホ前哨戦・・・新共和国軍が最初に攻撃した宙域名が由来。だがこの段階でも抵抗は頑強かつここを守備する連邦軍の殆どが撤退した為、占領を果たしたとは言え新共和国軍の出だしは決して好調とは言えなかった。
・セレメーン攻防戦・・・名将ベルム・ヴァース将軍が守備するセレメーン宙域を巡る大規模戦役。新共和国軍が最も泥沼にはまった事で知られる。同宙域に居座る連邦軍を撃破しない事にはグローゼル要塞への直行ルートが脅かされる為、攻撃が決定された。しかしヴァース将軍による守備隊の毎回の配置転換や柔軟な戦闘スタイルによって大苦戦に陥り、一時は当初の戦線まで押し戻されるまで追い詰められた。
・デルヌンア大攻勢…第2次コルサディル戦争後期は守勢一辺倒だったアミティル連邦軍が唯一大攻勢に出た戦役。初動そのものは成功し、ある程度まで戦線を進めるものの、新共和国軍の素早い対応によって進軍は停止。押し戻されてしまう。
・グローゼル要塞攻防戦…新共和国軍とアミティル連邦軍の最終決戦。グローゼル要塞の大火力に苦しみながらも弱点を徹底的に突いた波状攻撃の繰り返しで徐々に弱体化、最終的に陥落させることに成功する。この戦いで悪夢の鉄宙星雲は終わりを告げ、事実上第2次コルサディル戦争の終結を宣言した。総司令官のヴェルヒ・メルステン将軍が降伏を受諾した。