ティールスとは、ブレイトンが宇宙進出以前から親しんできた、直径4センチサイズの円盤型スナック食品である。スナックとはいうものの、惑星ブレイトの寒冷気候地帯で誕生した為、貴重な保存食品として扱われていた歴史を持つ。色は限り無く白に近い黄色である。
トウモロコシの実を付けたコムギのような外観をした穀物植物から実を採取し、それらをすり潰して円盤型のチップスに加工し、火で炙ったものがオリジナルだが、フライした派生型も誕生している。そちらはローティと呼ばれているようである。
味付けされていないのが基本で、調味料をふりかけたりディップに付けたり、あるいは料理の具材として利用される。
また、穀物が原料なのでこれ自体が主食にもなるようだ。
食べやすさと親しみやすい食感からか、ティールスは瞬く間にブレイトン全体に認知され、宇宙進出時にも貴重な食料の1つとして持ち出された。それは銀河社会所属時代になっても変わらず、今や他の惑星種族にも親しまれている大ベストセラー食品なのである。
もっとも、穀物そのものが毒となる種族もあるのでそこには広まらないが。
<報告>
元ネタはトルティーヤ・チップス。アメリカ発祥のスナックとして有名で、日本生まれのカレーライスやコロッケといった和風洋食ならぬ「USA風南米料理」の類といったところなのでしょう。