スパイファー級高機動航宙駆逐艦

スパイファー級高機動航宙駆逐艦とは、ブレイトンが開発した軍用艦艇で、第2次コルサディル戦争で初登場した。

フラガ・ワズロー技師のリーゼンガー級高機動駆逐艦の設計思想に強い影響を受けており、スパイファー級もまた大きな翼を持った宇宙船、言い換えれば巨大な宇宙戦闘機のような姿を持つ事となった。

しかしタキオンセイルとエーテルセイルの2つの機能を併せ持っていたリーゼンガー級に対し、スパイファー級ではエーテルセイルのみの搭載となっている。

尖った艦首を持つスマートな船体の左右に、面積の広いメインエーテルセイルを装着したような、飛行機に似た外観を持つ。

エーテルセイルに比重を置いた分、亜光速における機動戦に非常に強く、ジェネローグ帝国艦艇相手にも全く引けを取らない機動力を持つ。

また、アクロバット機動時の安定性を高める為、上下に2枚ずつの補助エーテルセイルも搭載されている。

また、この駆逐艦の特徴の1つとして、まるで機関銃のように連射が可能なタキオンブラスター対艦速射砲を主兵装としている事も挙げられる(ただし1秒間に何百発撃つわけではないが)。

特に艦首に2門、エーテルセイル内蔵主翼に4門搭載された計6門の大口径速射砲の威力が非常に高く、同格は勿論の事、軽巡クラス相手にも、交互に射撃して高い連射を浴びせて蜂の巣にする事が可能だ。

主翼型並びに補助型エーテルセイルは比較的簡単に取り外しが可能で、ここが損傷してもスペアと交換する事で修復時間を短縮する事ができたようである。

最高速度はリーゼンガー級に劣るものの艦隊の進撃速度には十分追随可能なものであり、ブレイトス防衛戦を筆頭として、改良を続けられながら第2次コルサディル戦争を戦い抜いた武勲艦として記憶されたのである。

<報告>

元ネタはWW2における英国の救世主として名高いスピットファイア戦闘機。特にバトル・オブ・ブリテンでドイツ空軍の前に立ちはだかり、激しい死闘を繰り広げた事で有名ですね。

航空機型という言い訳をする為にリーゼンガー級に目を付け、同駆逐艦に影響された艦艇と言う設定となっとります。

また、他の軍用艦艇との差別化を試みる為に、速射砲による連射で敵艦を撃破するという「手数型」という特性を与えてみました。

 

 

 

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最終更新:2017年03月14日 00:13