この兵器は第2次コルサディル戦争中にアミティル連邦が計画していた兵器システムである。結論から言えば、これは計画兵器であり試作すらされていない。
事実上のタキオンレールバスターだが、このペーパープラン兵器の恐るべき実態は、数十光年先からの砲撃で惑星のコアまで貫通、弾頭に内蔵された特殊物質によってコアを暴走させて惑星を内側から爆破する内容だった事である。
第2次コルサディル戦争でネアロコルサディア共和国が優勢となり、アミティル連邦宇宙軍のとある過激な一派が着想した事に始まり、「Kシリーズ艦隊群構想」というコードネームを使って研究開発がスタートしていた事が判明している。
あまりにも過激で危険な大量破壊兵器である為、政府には通達されていないばかりか、軍上層部でも知っていたのは過激派に同調していた過激な保守層のみであった(保守とは言っても一線を引く人物が殆どである)。
Kシリーズ艦隊群構想とは、徹底的な合理主義を追及したパーツの同一規格化により、多様な艦艇を一時に大量生産をする事で短期間での戦力増強を図り、新共和国軍を上回る戦力をもって戦局を覆そうという架空プランである。
ただし艦隊構想そのものはある意味本当であったと言える。
当初からアウトレンジからの惑星一撃破壊には巨大なサイズになると予想されており、パーツの1つ1つを「艦艇化」して艦隊型にし、これらが集結して合体、1つの巨大な主砲とする計画であった。
全長としては500kmにも及ぶ目もくらむような大きさであり、これだけの数の「航宙型パーツ」を揃えるには時間がかかるし、何よりもこれだけ膨大な計画となると何れは秘密が漏れる為、段階をいくつも踏んだ綿密で慎重な計画と、軍上層部の人事を過激保守層を密かに置き換える政治工作が進行していたという(これが戦争を長引かせた要因とも言われる)。
また、この兵器の存在を物理的にも隠す為、空間偽装装置の開発も進行していた。そしてこのプロジェクトは惑星ロメニスで行われていたらしい。
これにより、ロメニアンはステルス艦隊の整備を秘密裏に加速化させる事に成功したのである。
しかし過激派の目論見は思ったように進まず、最終的には過激派同士の内部分裂によって計画そのものがペーパーの段階でご破算となったようである。
しかしその一方で政治工作と空間偽装装置の研究は続いていたようで、コルサディル銀河系に余計な火種を蒔く結果となったのだ。
<報告>
なんだかチートウェポンですが、ペーパープランで終了した兵器として考証してみました。
元ネタは「宇宙戦艦ヤマト2202 第三章:純愛編」でガトランティス軍が行使しようとしたレギオネル・カノーネ。色々凄い事になってた兵器ですが、要するに250万隻に及ぶカラクルム級大戦艦で砲身型の加速装置を形作って・・・とネタバレをここらで止めますが、惑星を遠距離から粉砕する能力のある最終兵器みたいなものでした。
GDWだとこの手の兵器は銀河社会では論外でしょうが、過激派が考案した幻の兵器として考えました。ある意味ロマン兵器ですが大量破壊兵器だからなんだか言いにくい(おい)。