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テラーク級高機動駆逐艦

テラーク級高機動駆逐艦はドライガルツ級高機動揚星巡宙艦の成功を受けて開発された、ネアロカルセディア共和国軍の量産型軍用艦艇である。

ドライガルツ級の設計を流用しつつ小型化しており、その結果高い量産性を実現するに至っている。このクラスが完成した当時、第4次新カルセディア紛争の真っ最中であり、上層部が艦艇の隻数確保を強く求めていた事は想像に難くないだろう。テラーク級は正にその要求にうってつけだったのである。

軍上層部の求めた性能は以下の通りである。

すなわち「即戦力性」「高い生産性」そして「それに適正な走攻守を兼ね備えている事」の3つであった。

これにドライガルツ級を設計した企業が複数の提案書を作成、その結果、簡素化と小型化を提案した「改ドライガルツ級」とも言うべき駆逐艦の案が採用された。これが後のテラーク級高機動駆逐艦に繋がっていく。

ドライガルツ級の設計を踏襲している為、その外観はデルタ翼機に似ているが、ドライガルツ級を小型化しつつ引き延ばしたような見た目をしており、かなりスリムで鋭いナイフのような船体となっている。

また、エーテルセイルは2枚に減らされ、武装もクラスA大口径タキオンブラスターが2門と、ドライガルツ級の6門に対して3分の1にまで削減されている。その代わりこのタキオンブラスターはリボルバーカノン仕様となっており、手数によって火力を補っていた。他に固定武装としてクラスB中口径タキオンブラスター2門が補助装備としてあり、防空用にボール型砲塔のタキオンニードル多目的機関砲が多数搭載されている。これは砲身が存在せず、ボール型砲塔の内部にタキオンコイルが、まるでアンモナイトのように螺旋状に巻かれて収容されたコンパクト兵器である。

また、エーテルセイルは引き続きタキオンセイルとしても使用可能なように、前半分が縦回転して後ろ半分と重ね合わせる事によって多機能性の維持を実現した。これにより最高速度こそ制限されるものの、艦隊の速やかな移動にある程度まで対応可能となった。

固定ペイロードブロックは省略された代わりに上下4か所ずつにハードポイントが設置され、装備の後付けによって任務に応じて素早い交換を実現した。その代償として宇宙空間におけるメンテナンスが船外活動になる事を指摘された事から、最終試作型では各ハードポイントには搭載装備と船内を繋ぐ連絡用通路が増設され、船内からの装備メンテナンスを可能とした。これらの連絡用通路は、常用船内通路とも繋がっているが独立しており、普段は隔壁閉鎖されている。これは被弾時の被害を最小限に抑える為のダメージコントロールの役目を果たす。また、連絡通路自体もいくつかの隔壁ハッチがあり、最小限の生命維持装置とSOS通信機を搭載する事によって、狭いが救援が来るまでの繋ぎとなる退避用シェルターとしても機能するようになっている。

この機能は副産物として兵員輸送ポッドの搭載も生み出し、当初は想定されていなかった揚星艦としての役割が思わぬ形で再復活したのである。搭載量こそ限られるものの、数で補う事でその能力を遺憾なく発揮出来た。通常、テラーク級は6隻1組で行動していたからだ。またこの能力は避難船としても有効活用する事が出来た。

居住性はドライガルツ級より劣っていたがそれでも悪くは無かったらしい。

拡張性の高さから生産が継続され、改良を続けられながらグローゼル星雲会戦まで戦い抜き、その安価さとカスタマイズ性の高さから、輸出先の各国にも好評であり、基準年代でも使用を続けられる大ベストセラー艦として歴史にその名を残したのである。

 

<報告>

管理人殿のドライガルツ級を元に作ってみた軍用艦艇。現実世界のミラージュ5やチーター、クフィル等を外観の参考にしつつ、量産性の高さと長寿命ぶりはMig21やF-5、A-4等を参考にしました。

 

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最終更新:2018年05月12日 14:09