PA×艦これ シーン其1 特設司令部設置

瑞鶴「司令官?私が?」
加賀「あなたが適任よ」
金剛「I agree.」
瑞鶴「私…そんな器じゃないわ。加賀が指揮を執るべきよ」
加賀「いいえ。この異常事態の中でみんなを引っ張って来れたのは他でも無い瑞鶴よ。だからこそあなたが特設司令部の司令官に相応しいと考えたの」
瑞鶴「(疑い深げな目で)あんたは責任逃れってわけ?」
加賀「とんでもない。もしそうなら、私に艦娘と名乗る資格は無いわ」
瑞鶴「…金剛はどう思う?」
金剛「瑞鶴がOur Commanderになるべきだと思いマス」
瑞鶴「(暫し考える。だが迷っている暇は無い。それに逆の立場なら同じ指揮官を望む。加賀の言う通りだ)分かった」

 


整列させた艦娘達を前に。

瑞鶴「特設司令部司令官を拝命したけど、正直何をどうすればいいかは分からない。でも目的ははっきりしている。それは元の世界へ帰る事。そしてその為には周りと助け合わなくてはならない。私達にフィラデルフィア、国連艦隊、そして次元融合したこの世界は、皆漂流者よ。
漂流者同士で協力すれば、必ず帰る方法が見つかると私は信じている。私達は艦娘、決して仲間や溺れている者を見捨てない。その上で、全員に至上命令を下すわ。『必ず生き残れ』。以上よ」

瑞鶴の敬礼に、全員が答礼を持って応えた。

 

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最終更新:2018年06月16日 23:34