ビデラとはコルマエル・サイバー任務群に所属する隊員で、ハッキングやセンサーの監視による前線部隊の後方支援を担当する。
ビデラとはコルマエル語で「サイバー」を意味するコールサインである。
エナライア・ユニットのシステムを防衛するセキュリティシステムの構築にも携わっており、その鉄壁の防御力は特一級の機密指定とされている程である。
ハッキング用流体ドローンを保有するリドーと協力する事で、敵性勢力の立て籠もる宇宙船や施設のシステム制圧を非常に効果的なものへと昇華させる。
<経歴等>
ビデラは学生時代からサイバー関係に高い才能を示していた。
民間セキュリティ企業への就職を果たすが、そのセキュリティシステムのレベルの高さはもはや国家機密指定を受ける程であり、就職先の重役や社長の推薦を受ける形で、政府機関のコルマエル・サイバー任務群への加入に至る。
その独創的なセキュリティシステム構築能力は、やがてエナライア・ユニットからの注目を浴びる事になり、ビデラ本人も更なる飛躍を求めてエナライア・ユニットに加入した。
クリティアス・カルセディア親善遠征にも参加しており、シティキャリア「クレシディオム」の防衛プラン構築の一端を担った。
その際、「引退任務」中だったソレイル警護隊のベテラン隊員のアイセと共同作業する内に気が合い、同時にアイセの仕事ぶりに大変感服し、クリティアス銀河系への往路中にはエナライア・ユニットへのスカウトを完全に心に決めていた。
一方でアイセはビデラを引退後の民間セキュリティ企業立ち上げの際の社員第1号に内定していたようだが、ビデラの熱心な説得と充実した任務の日々を思い出してエナライア・ユニットへの参加を決定しており、両者は種族と世代を超えた友情関係を築くに至っている。