イニアはカルサディア特殊保安隊に所属する女性隊員で、ジェネティックやキメラノイドといった強化兵に対応する「特殊戦スーツ」を着用する。
イニアとはカルサディア語で「腕っ節」という意味である。
特殊戦スーツは跳躍力や敏捷性、衝撃耐性の大幅な増強をもたらす特殊なスーツであり、近接戦用として随所に板チョコのような見た目をしたマイクロ波動フレア放射セルを装備し、主として現実の気密防護服のように、対強化兵防護服という立ち位置である。
これ自体がガジェットと言えるが、メインガジェットは相手にガッチリ組み付き、強力な推進機によって相手を押さえつけられるアレスティングドロイドである。
数機の連携で威力を発揮するガジェットで、相手の死角から組み付き、無理矢理取り押さえるのである。これが「腕っ節」と名付けられた所以である。
相手に組み付くマニピュレーターは空間シールド突破能力を持ち、ドロイド自体も空間シールドで防御している。
但し一時的に取り押さえる事が目的なので、その後すぐに制圧に向かう必要がある点には注意が必要だ。
標的をターゲティングすれば自律飛行出来るが、イニア自身が端末で遠隔操作する事も可能となっている。