ブルックリン/カリオスパーク事件内容覚書

タイトル:ブルックリン事件
ログライン:連携が取れない米軍とオーディアンが、連携が取れるディスヴェリオンとゾイドに立ち向かう。
ジャンル:バディとの友情

オープニングイメージ
・ベラザーノ・ナロウズ橋の橋脚が立つ海底に潜むブラックリーコン隊員。標的の貨物船が頭上を通過し、追跡に入る。

テーマの提示
・米西海岸の米軍基地。オーディアンと歩兵の連携訓練としてランニングが行われているが、歩幅の広いオーディアンは米兵を引き離してしまう。「歩調が合わないな」「我々も最初はそうだった(フューリー長官)」

・ディスヴェリオン・ゾイド連合軍。メカアトミカントの軍勢を見たゾイド司令が参謀に「なんだあれは」と言い、参謀も初めて見たと言う。メガトロンが急で申し訳ないと謝罪しつつ、その内容は、今 回の作戦がディスヴェリオンが主導権を握る事をにおわせるもので、ゾイド達を困惑させる。しかしゾイドは作戦遂行を優先する。

セットアップ
・第1混成小隊。第4武装偵察中隊。ネイビーシールズチーム7。Gフォース。国連太平洋艦隊。オーディアン。ガルトライザ北米派遣チーム。アベンジャーズ。
・ディスヴェリオン。ブラックリーコン。ゾイド軍。作戦内容の最終確認(軍勢の内訳を入れつつ)。

きっかけ
・ニュージャージーにゾイド軍出現。東海岸の米軍やGフォースが出動する。

悩みの時
・有力な西海岸組をどうやって東海岸に向かわせるか。アベンジャーズもヘリキャリアは修理中である。

第一ターニングポイント
・オプティマスのアイデアでゲートを使いワープして東海岸に合流する。ディスヴェリオン・ゾイド連合軍も観測し、作戦の本格化を確信。ゾイドはカリオスパークの起動を督促するが、メガトロンは「まだだ」と言う。

サブプロット
・米軍東海岸組の登場。

お楽しみ
・米軍・オーディアン・アベンジャーズvsディスヴェリオン・ゾイド連合軍。米軍とオーディアンは歩調が合わない事をぼやき合いながらなんとか応戦を進めていく(アベンジャーズが仲介か)。

ミッドポイント
・ガルトライザ小隊等の活躍で制空権を確保し、空爆でゾイド軍の半数以上を撃破。米軍とオーディアンの連携も取れ始め、ゾイド軍を押し返し始める。偽りの勝利。

迫り来る悪い奴ら
・メガトロンがカリオスパークの起動を命じる。もっと早くしてほしかったとゾイドは不満を抱くが、作戦に支障を来すべきではないと思い直し、敢えて口をつぐむ。
・カリオスパークによりアートロンが誕生。ディスヴェリオンの離間工作により、アートロンは米軍とオーディアンに敵対してしまう。
・焦るオーディアンは、アートロンに出来るだけ危害を加えて欲しくないと米軍に進言するが、米軍にも身を守る権利はあるし、アベンジャーズもそれに理解を示す。ただ、アートロンを味方につけられる余地がある事にも興味を示す。
・火力の分散で、ゾイド軍が勢いを盛り返しつつある。

全てを失って
・米軍とオーディアンは殆ど別行動に近い形になる。

心の暗闇
・米軍とアートロンが殺し合っている(死の気配)。どちらも傷つけたくないオーディアンは苦悩する。
・アベンジャーズは何とか仲介出来ないか悩む。

第二ターニングポイント
・アートロンの誤解を解く解決策を発見する。オーディアン、米軍の協力者、アベンジャーズがそれに向けて動き出す(アークス・メタキャリアもこの辺りから本格的な出番か)。

フィナーレ
・アートロンの協力者が現れ、証拠の確立作業開始。
・作戦開始。
・ブラックリーコンの妨害工作でなかなか浸透しない。
・妨害工作を破り、遂にアートロンの説得に成功し、アートロンの攻撃が散発的に。ただ、全体の浸透には失敗する。
・潮時と見たメガトロンが、まだ洗脳が残っているアートロンを引き連れて撤退。ゾイド軍も一斉に撤退。しかしブラックリーコンの隊員の1体が逃げ遅れてしまう。

ファイナルイメージ
・ブラックリーコンの捕虜の絶対確保を唱えるオーディアンの進言を受け、捕獲作戦開始。救助に来たブラックリーコン隊員との間で激戦となるが、ゾイドの支援を受けられないブラックリーコン部隊と、連携を取り戻した米軍とオーディアン、アベンジャーズ、新メンバーのアートロン連合の差は歴然で、遂に捕獲されてしまう(自爆を試みるが、波動フレアグレネードで自爆装置が無効化されてしまった)→米軍とオーディアンの連携が確固たるものとなる。
・自軍は損害を殆ど被らず、ゾイドに損害ばかりを強いるディスヴェリオンに不満が増大するゾイド。とうとうメガトロンに苦言を呈するが、嘲るように煙に巻かれてしまう。メガトロンは本命の作戦に思いを馳せる。ゾイド側は我が身の振り方を再考し始めるが、それをブラックリーコンが監視していた。

Aストーリーはブルックリン事件そのもの。
Bストーリーにマクラナハンがオーディアンに対する不信感を克服する話を挿入。
Cストーリーに米軍東海岸組。オーディアンとの連携訓練はゼロなので非常に苦労するが、アベンジャーズが仲介する。
Dストーリーにオーディアン。銀河社会一員として、連携とは何かを学ぶ。クールで理論的なだけではダメだという教訓。
Eストーリーにアベンジャーズの仲介苦労話。連携に関して第三者視点に立った事で、無意識に己を見つめ直す結果となる。
Fストーリーはディスヴェリオンとゾイドが形だけの連携を失っていく予兆。
Gストーリーはアークス・メタキャリアやアートロンの話。

 

 

 

・ベラザーノ・ナロウズ橋の真下の海底に投棄自動車として潜むブラックリーコン隊員と、それに付随する4体の人型ブラックリーコン隊員。
彼らの頭上を今回の標的、大型自動車運搬船「オリンポス・キャリアー号」が通過する。
「オリンポス・キャリアー号」についていくブラックリーコン海中部隊(Cod MW3で米軍特殊部隊が頭上をオスカーⅡ級原子力潜水艦が通過するのをやり過ごすシーンのオマージュ)。

・「オリンポス・キャリアー号」が入港し、錨を下ろしたタイミングでニュージャージー州等にゾイド襲来。
SNSやニュース映像から、国防総省や北米防空司令部(NORAD)は、サンディエゴを襲撃した軍勢と酷似している事を突き止める。
北米防空司令部のレーダーには反応が無かった。

・米空軍機にスクランブルをかけさせるが、前回同様まともに対峙しては勝てないと分かっているので、石巻湾の戦いで有効性が証明されたEMP弾のデータをベースにGフォースが開発した特殊弾頭を取り付けたミサイルや、任意のタイミングで起爆する弾頭のミサイル、ゾイドのレーダー周波数を解析した電子戦機によるECMで対抗した事によりある程度撃ち合えるようになっていた。
しかし制空権確保には至らない。

・東海岸の陸軍、海兵隊、空軍、海軍、Gフォース等が展開。
上空観測するブラックリーコン隊員が、ガバナーズ島に120mm迫撃砲陣地(射程10km、援護射撃には十分)を築く第10山岳師団に注目し、作戦に使えると判断し、海中部隊にその旨を知らせる。

・西海岸のオーディアンや第1混成小隊、アベンジャーズがゲートを使用して救援に駆け付ける。国防総省を通じて前線司令部には突然増援が現れる事を事前通知。
ジョン・F・ケネディ国際空港に前線司令部を配置。
西海岸組はリバティー州立公園に現れる。

・オーディアンが前に出てゾイドと戦い、米軍が火力支援を実施。ガルトライザ小隊が飛行ゾイドと戦って制空権確保。
待機していたスーパーガルーダやA-10、F-16部隊が離陸し、地上ゾイド軍を空爆で圧倒する(地上のレーザー誘導やカラースモーク弾による目印)。じりじりと後退を始めるゾイド軍。しかしこれは陽動だった。

・ブラックリーコン海中部隊がカリオスパーク起動。「オリンポス・キャリアー号」や積載自動車、周辺の機械や乗り物も影響を受けてアートロン化する。
ブルックリン方面で異変を最初に発見したのはガバナーズ島の迫撃砲陣地。
すぐに航空機や無人機が確認に向かうと、うじゃうじゃ犇めくアートロンの群れを確認。アートロン達は何が起こったのか分かっておらず放心状態だった。

・迫撃砲陣地や航空隊にディスヴェリオン(アートロンの事)の急襲部隊を攻撃せよとの命令が前線司令部から下り、アートロンの群れに砲弾と爆弾の雨を降らせる。それで何体かのアートロンが撃破されてしまう。
しかしこれは、ゾイドによる陽動の間に傍受した米軍の無線周波数と、前線司令部の声をコピーしたブラックリーコンの策略であった。
実際、後から現れた茶番役のディスヴェリオンが航空隊を蹴散らしてアートロンに地球人を攻撃するよう煽りたてる。何も知らないアートロン達は、しかし実際攻撃してきた地球軍に牙をむく。
米軍は正面のゾイドと東から迫るアートロン軍に十字砲火に晒される危機に直面。

・アートロンの誤解を解く為、偽通信の発信源を探ると共に、二度と偽通信されないようにオーディアンや米軍兵士による伝令で無線封鎖を実施。航空隊にも一時避退させる。
通信は有線限定となるが、如何せんワイヤーの長さが足りず、難儀する。
(米軍にアートロンが攻撃すべき敵ではないと周知させるシーンが必要)。
ゾイド軍を米軍に任せ、アベンジャーズやオーディアンがアートロンの前に立ちはだかり、時間稼ぎを行うが、特に「オリンポス・キャリアー号」になったアートロンの進撃を食い止める事に難儀する。
また、戦闘技術は未熟ながら数で進撃してくるアートロン軍と支援するディスヴェリオンに徐々に押され気味になる。
ディスヴェリオンは今回の戦いで未熟なアートロンに「実戦的な訓練」を経験させて戦士化させ、機を見て撤退する方針だった。
また、オーディアンは二度と傍受されないように独自の無線回路を構築し始める。
米軍側も無線が使えない事で連携に手間取り、ゾイドとは一進一退の攻防となる。

・発信源特定。シールドで擬装していた上空観測のブラックリーコン隊員を発見。このブラックリーコン隊員はそそくさと逃げて行く。
また、オーディアンによる無線回路が構築され、米軍に繋がれる。無線が回復した米軍は、またゾイドを押し始める。攻撃ヘリ部隊も到着して空爆に激しさが増す。
しかしこの時、混乱に乗じて米軍内に車輛に化けたブラックリーコン隊員が数体紛れ込んでおり、オーディアンの秘匿回線を傍受、解析し始めていた。

・釈然としないマクラナハン少尉。それはガルトライザの隊員も同じで、そんなこんなで一緒に行動し始める。マクラナハンの提案でガルトライザ隊員がドローンを飛ばし、状況を空から確認する。マクラナハンも小型モニターか何かで見せて貰う。
すると、ガバナーズ島の迫撃砲陣地の様子がおかしい事に気付く。迫撃砲の数と動いている人影が釣り合わないのだ。
拡大してみると、人型オートロンで、周辺にはいつの間に殺された第10山岳師団兵士の死体が転がっていた。
そして砲が、ニュージャージーでは無く、ジョン・F・ケネディ国際空港に向いている事をが判明。
射程はギリギリだが、オートロンの技術なら簡単に射程を延伸出来るとガルトライザ隊員は言い切る。

・マクラナハンがガバナーズ島の迫撃砲陣地が全滅していると報告する間、ガルトライザ隊員がガバナーズ島を砲撃し、迫撃砲を残らず吹き飛ばす。バレたと分かったブラックリーコン海中部隊はそそくさと海中に退避していく。
しかし、砲弾が発射された後で、ジョン・F・ケネディ国際空港に警報発令(アイアンマンの無人スーツか何かで砲弾落下前に破壊するシーンとか)。
二度目の前線司令部壊滅の危機は脱したが、油断は禁物。前線司令部は場所を変える為に退避する。

・この件で、米軍内にディスヴェリオンが紛れ込んでいると判明し、オーディアンは米軍車輛のスキャニングを開始。
1体のブラックリーコン隊員にスキャンがかかった瞬間、通信ブラックアウトをかけながら潜入ブラックリーコン隊員達が一斉に変形して近くの米軍部隊を蹴散らしながら撤退していく。
オーディアンの一部が追う。これまでブラックリーコン隊員を捕獲した事が無いからだ。

・ここでアートロンの本格寝返りシーンを持ってくる?(気を良くしたディスヴェリオンのいらんことしいによるちょっかいで想定以上の離反者数を生み出してしまう。疑問に感じていた個体の疑惑は確信に変わる。この隊員は後でメガトロンから折檻される)。
更にこの寝がえりアートロンの活躍でブラックリーコン隊員の1体が捕虜になってしまう。自爆装置は波動フレアグレネードで封じられ、その後外される。

 

<考え雑記>

・ジョン・F・ケネディ国際空港をアートロンの一部が攻撃に向かって来る展開もあり?空港をオーディアンのシールドで防御してジョン・ウェイン空港の惨劇の二の舞を防いでいるので、アートロン達にシールド発生装置を破壊させ、そこを改造迫撃砲で猛爆させるという案。但し、空港に肉薄されると司令部は撤退すると思うので、ストーリーとして成立するかは疑問。

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最終更新:2022年05月18日 23:40