※当ストーリーボードは初期案であり、内容変更の可能性があります。
タイトル:ラスベガス・ダウン
ジャンル:家の中のモンスター
ログライン:核実験による影響で巨大化したアリの群れが、人類に牙を剥く。
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オープニングイメージ(トラゴジのオマージュ)
アメリカ国歌「星条旗」の歌詞の一部。『おお、君は見えるだろうか。夜明けの薄明りの中、黄昏のきらめきに我々が何を誇らしげにたたえているのかを…』
ネバダ州の核実験場第10エリア/ユッカ平原。
1962年7月6日に行われたセダン核実験。
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テーマの提示
時代は現代へ移る。
舞台は夜のラスベガス。
ロナルド・チャンとヒルベルト・アイヒマンのコンビが今日も犯罪を取り締まっている。
テーマは「繁栄の陰」。
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セットアップ
ロナルド・チャンとヒルベルト・アイヒマンの人となり。
彼らの職場の様子に上司、同僚、友人など。
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きっかけ
異次元上司のジョージ・クルーズから、ラスベガス郊外で獣害事件が発生したので、その担当捜査に任命される。
まずは遺体安置所に向かう事にする。
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悩みの時
検死の結果、只の獣害事件では無いと悟り、次は事件発生現場に向かう事にする。
電話でクルーズ警部とやり取りを行い、クルーズ警部から「念の為ショットガンを持って行け」と言われたので、1丁持って行くと言うと、「人数分だ」と言われ、2丁に増やす。
使用武器はレミントンM870。
「ゾンビでも退治するのかな」
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第一ターニングポイント
事件発生現場周辺を探索中にアイヒマンがアトミカントを発見し、この巨大蟻こそが事件の犯人だと確信する。
「SWAT呼ばないと」「いや、戦車隊が要るな」。
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サブプロット
クルーズ警部に巨大蟻を目撃し、一連の獣害事件の犯人に違いないと報告。
この時、クルーズ警部がブリッジ部隊情報員のジャクリーヌ・グランジェを紹介。
獣害事件の捜査を始めたのがアイヒマンとチャンの2人である事を突き止めたのでやって来たのである。
実は前からアトミカントの情報を掴んでおり、次元融合が起こる前にネバダ核実験場で臨界前核実験の実施直前にアトミカントの襲撃を受けていた事が明かされる。
幸い人間を狙った襲撃だったので機材は無事だったが実験は中止になり、表向きは「機材の不調による延期」となっていた。
段々ラスベガスに接近してきており、今回は目と鼻の先で事件が発生した為、ブリッジ部隊の戦闘チームとこれを支援する特生軍の一部を持って捜索撃滅する駆除作戦が行われる事になる。
ディスヴェリオンやアメリカ特生軍、ブリッジ部隊の司令部もここで登場か。
また、ラスベガス郊外で軍事作戦が行われる為に交通規制が生じた事で、カジノ街や周辺のレジャー施設への客入りが減った事で『経済損失』が起こる。
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お楽しみ
ブリッジ部隊・特生軍vsアトミカント。
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ミッドポイント
アトミカントをあらかた殲滅(偽りの勝利)。
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迫りくる悪い奴ら
しかしこれは、軍の目を逸らす為のブラックリーコンの陽動で、ラスベガス襲撃用の一群が確保されていた。
クルーズ警部は、今回のアトミカント駆除作戦が半ば強引に進められたとしてジャクリーヌ等、軍関係者を批判する。
彼には1998年のジラ事件における陸軍の不手際を目撃しており、それ以来軍に対する不信感を募らせていたのだ。
他にも、アトミカントは殲滅されたと楽観視して、「眠らない街を眠らせる気か」とか、「これ以上の『経済損失』は御免だ」と、警戒続行に否定的な意見を持つ者も現れ、対立が生じる(MPWとOCDの対立か)。
これがアトミカント別動隊によるラスベガス襲撃の隙を作る事になる。
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全てを失って
いつものように賑わうラスベガス。
ブラックリーコンがアトミカントをラスベガスに夜襲させる。
一部はネリス空軍基地を襲撃させ、「偶々破壊した」ように見せかけて軍用機や燃料タンクを爆破して大火災を発生させるという破壊工作も行う。
この為、軍やGフォースがすぐに迎撃出来なくなる。
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心の暗闇
アトミカントがラスベガスに営巣地を築き始める。
このままでは24時間以内にラスベガスがアトミカントの巣窟と化し、都市としての機能を停止する。
逃げ遅れた民間人は多く、誤爆の恐れから遠距離砲撃や空爆で攻撃出来ない。
この辺りでクルーズ警部がアトミカントに追い詰められる。クルーズ警部は死を覚悟する。
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第二ターニングポイント
アヴェンジャーズの一部やその他有力な増援部隊が到着し、アトミカントの個体駆除と女王アリの捕獲作戦が立案される。
死にかけたクルーズ警部が、救助任務で駆け付けたマクラナハン小隊に間一髪で救出される。
ラスベガスの運営を巡って対立はしていたが、奥の手として有力な増援部隊に即応待機命令が下されていたという裏話が明かされる(誰が手を回したのかは未定)。
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フィナーレ
ネリス空軍基地にアトミカントを誘導し、一網打尽にする作戦開始。
アトミカントを引き付けている間に警察、SWAT、州兵等が市内に突入して民間人救助と誘導から洩れた個体の掃討作戦。
また、手薄となった巣の中にランドモゲラーを突入させる。
が、女王アリは何者かに殺害されており、直後に巣が謎の地震(ブラックリーコンの爆破工作)で崩落。ラスベガスの中心に陥没口が出来上がる。
幸い、ランドモゲラーは圧壊を免れて地上への脱出を果たす。
その時、新女王アリが姿を現し、ラスベガスから飛び立っていく。
追跡劇の結果、捕獲に成功する。
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ファイナルイメージ
アトミカントの動きに不審な点が見られた事、女王アリが何者かに殺害されていた事、そして突如発生した陥没口が、サンディエゴ事件の流れとなんだか似ているという点から、何らかの陽動だった可能性が指摘される。
そしてハリウッドにディスヴェリオン出現の報告が入る。
女王アリの殺害犯はブラックリーコンで、次期女王アリの卵を奪取した際に殺害していた事が判明する。
ラスベガスから飛び立った女王アリに関しては、ブラックリーコンが泳がせていた個体であった。
そんなこんなで、ラスベガスはこの事件でブラックアウト状態に陥ってしまう(夜景が綺麗な最初のシーンとの対比)。
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ブリッジ部隊・参加組織
・Gフォース
ブリッジ部隊の上位組織で、国際組織という点を活かし、自らも戦力や人員といったリソースを提供。
科学技術研究開発や怪獣の解析、情報提供も行う。
・SUMP
日本の警察特殊部隊で、小型怪獣ながら凶悪レベルで危険なデストロイア戦を経験し、多くの犠牲者を出しながら一進一退の攻防を繰り広げた。
その為、各国特殊部隊から敬意を表される特殊部隊の1つとなった。
・特生防衛隊
世界で最も怪獣対策の経験値が豊富な日本の防衛組織。
陸海空及び特殊部隊が参加しており、火力支援や輸送能力も提供する。
・アメリカ特生軍(USXENOCOM)
アメリカ版特生防衛隊で、陸海空軍及び海兵隊、そして名だたる特殊部隊が参加しており、火力支援や輸送能力も提供する。
・KSK
ドイツ連邦陸軍特殊部隊。
ブリッジ部隊向けに特別編成した、欧州各国の特殊部隊員等を集結させたユーロチームの中核の1つ。
複数のコマンドー中隊や支援部隊から人員を選抜してユーロチームに参加させている。
・GSG-9
ドイツ連邦警察特殊部隊。
ユーロチームの一員として参加している。
・第22SAS連隊E中隊
英陸軍特殊部隊。
E中隊そのものは架空の組織で、日本のSUMPを参考にSASが立ち上げた対小型怪獣及びそれを使用したテロのカウンター部隊。
場数を踏んできたベテラン隊員も移転してきており、とりわけ人質救助作戦には強い。
ユーロチームの中核の1つ。
・SBS
英海兵隊特殊部隊。
ユーロチームの一員として参加している。
・GIGN
フランスの特殊部隊。
ユーロチームの中核の1つとして参加している。
・GROM
ポーランドの特殊部隊。
ユーロチームの一員として参加しているが、東欧某国で行われた怪獣細胞や小型怪獣の違法取引現場をアメリカやロシアの特殊部隊と共同で制圧した経験を持つ為、ユーロチームの中核の1つとして組み込まれた。
・GEO
スペインの特殊部隊。
ユーロチームの一員として参加している。
・GIS
イタリアの特殊部隊。
ユーロチームの一員として参加している。
・DGSE
フランスの諜報組織。
1998年のジラ事件に介入した事がある。
・BOPE
ブラジルの軍警察特殊部隊。
ブラジルで発生した怪獣事件を機にブリッジ部隊への参加を決意した。
ブラジルのスラム街であるファベーラに巣食うギャング組織とは、怪獣事件をきっかけに、対怪獣戦という点では共闘するという暗黙の合意が成立している。
・SASR
オーストラリアの特殊部隊。
国連太平洋軍でも重要な柱となるオーストラリアが、ブリッジ部隊でも重要な役割を果たすべく小隊規模の人員派遣を決定した。
・SDU
香港の特殊部隊。
バーニングゴジラの襲撃や、隣国日本で発生したデストロイア事件を意識していた事もあるが、訓練で縁がある英国SASの誘いを受けた事でブリッジ部隊に参加している。
・ナイジェリアSBS
ナイジェリア軍版SBS。
将来予想されるアフリカでの怪獣事件に対応する為、アフリカの平和維持軍でも中核たるナイジェリア軍がブリッジ部隊に参加する事となった。
最終更新:2022年06月11日 21:05