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テリツァイト級巡宙艦

テリツァイト級巡宙艦は、コルサディアンが第2次コルサディル戦争時において運用していた軍用艦艇である。

正確にはダグゼル紛争後期に初登場したことが記録に残されている。

戦争が進むにつれて改良型が次々と開発され、なんとシリーズ累計3万隻に上る空前絶後の生産数を誇った。これは、生産性を重視してシンプルな設計にした事に起因していることと、ネアロコルサディアムのみならず、各惑星(ソレイランやブレイトン等、主要国は除く)においても生産委託が行われた結果である。

建造のしやすさは、それ程技術経験値の高くない惑星国家でも容易だったのである。

ただし武装や空間シールドについては、コルサディアンやソレイラン、ブレイトン等、先進惑星国家によって後日搭載されていたようだ。

全体として初期のⅠ型、中期のⅡ型、後期のⅢ型の3つのグループに分類され、短射程タキオンレールガン搭載のⅣ型の開発も検討されていたが、構造的に無理があったので、後継のテラーク級巡宙艦に譲る事となってタキオンレールガンの搭載は見送られている。

武装は全型式共通のタキオンブラスターだが、Ⅲ型が最も火力が高く、防御力や機動力も改善が図られているので走攻守のバランスに最も優れたテリツァイト級となった。

ゼラール級と違って最初から軍用艦艇として設計、開発された為、防御力についてはゼラール級を上回っていた。

乗員の生存性も考慮されており、「撃沈」されても各セクションの独立性の高さによって高い気密性を持たせる事に成功している。単純な構造なので、割と各セクションに独立性を持たせるのが簡単だった事が成功に結び付いたという。

また、操作も他の軍艦と比べると格段に簡単であり、練度が低めでも航宙する事が出来た。その為、その操作性の容易さを買われて練習用としても活用されており、基準年代でも初等練習艦艇として使用する国があるほどだ。

大量生産されたテリツァイト級は、ネアロコルサディア宇宙軍の数的主力を務めると共に、アミティル連邦軍相手に数を有効に生かした機動戦術や攪乱戦術で勇敢に戦いを繰り広げ、新共和国軍の勝利に貢献した。

その一方で数多くの隻数も失われた。

戦後は余剰の船体が加盟国に無償提供され、基準年代でも性能をアップグレードしながら実戦配備を続けている国があるらしい。

大量生産されただけあって、ゼラール級と共にあちらこちらの博物館でお目にかかれるが、Ⅰ型やⅡ型についてはそのほとんどが「撃沈」されたのでミリタリーマニアの間ではレア扱いであり、多くの博物館で見られるのはⅢ型である。

 

<報告>

元ネタは旧ソ連軍の代名詞と言っても過言ではないT-34中戦車シリーズ。Ⅰ型は76ミリ砲搭載のT-34-76、Ⅱ型は57ミリ砲搭載の駆逐戦車型のT-34-57、Ⅲ型は85ミリ砲搭載のT-34-85がモチーフとなっています。

ゼラール級と比べると汎用性は限られてきますが、それでも戦闘以外に船団護衛や警備、哨戒、訓練に活躍した事でしょう。

 

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最終更新:2016年08月24日 23:38