「
色彩編(ブリリアント・オーガン)」にて登場した新カードカテゴリ。このカードの対象となった
クリーチャーを味方の司令塔として立ることで、戦況に様々な影響を及ぼす。イラスト枠は長方形の中央よりやや右が角型に窪んだ、端的に言えば左向きのメガホンのような形をしている。指令を使うことを「発令」、バトルゾーンに指令がある時に発令していない自分のクリーチャーを「指令を受けている」と示す。
使い方は他のカード同様コストを支払った後、バトルゾーンの自分のクリーチャーの中から指令の発令条件を満たしているクリーチャーを選ぶ。そのクリーチャーがアンタップされていればタップし、そのクリーチャーの下に使用した指令が縦向きになるように重ねる。これで発令が完了する。
発令をしているクリーチャーは各ターンの最初は勿論のこと、他のカードの能力によってもアンタップすることが出来ない。また、1体のクリーチャーは指令をひとつしか発令することが出来ない。発令をしているクリーチャーがバトルゾーンを離れた時は、そのクリーチャーがどこへ行こうと指令は墓地に送られる。
魔道具簡易量産化計画 C 火 コスト3 |
指令 |
■この指令はサムライが発令する。 |
■この指令を受けているクリーチャーにクロスギアをクロスした時、自分の手札からそのクロスギアよりもコストの少ないクロスギアを1枚選び、コストを支払わずにジェネレートする。 |
(F)「今こそ我らの結束を見せつける時!」---爆炎ホワイトグレンオー |
指令にもS・トリガーは存在し、無論条件に見合うクリーチャーが有れば、コストを支払わずに発令させることが出来る。
かなり細かい点だが、発令をするのは「クリーチャー」であり、プレイヤーは「発令させる」立場となる。
余談だが、先述の通り1体のクリーチャーは指令をひとつしか使えないのだが、複数のクリーチャーが同時に発令することは出来る。本来ならそれは指揮系統の混乱を引き起こすとんでもない事態なのだが、発令中のクリーチャーは完全に無防備になることが大きなデメリットとなり、それが複数存在するという状況で戦線を維持するのは余程大量展開が得意なデッキでなければ厳しい。状況自体がそうそう起こり得ないので、あまり気にしないでおこう。逆を言えば、そういう大量展開系のデッキにとっては他のカテゴリの追随を許さぬ強力な札となる。
作者:炭塵
最終更新:2011年09月23日 08:35