下手ながらも書いて見た↓



「ひどい有様だな」

修行していた楓の所に来た真名の、第一声がそれだった。
辺りは木々を薙ぎ倒して広い空き地となっていた。先日、学園に出た魔物に遅れをとってからは
イマイチ自分の力を制御出来ない。

「なんでござるか?嫌味でも言いに来たでござるか?」
不機嫌な感情を隠さず楓は言った。

「学校にも来ないし飯も食べない。 ……やつれるぞ?」

「真名には関係ないでござる」
そう言うと楓は胸の前で印を組み、術を繰り出した。

「楓忍法 四つ身分身―――え?」
グラッ
司会が傾き目の前に空が広がる。思わず目を瞑った。

『危ないな、大丈夫か?』

目を開けると目の前に、否、上に真名の顔があった。意識が朦朧としているため、顔がかすんで見える。

「真……名?」
体力の限界で倒れそうになった楓を真名は素早く受け止めたのだ。

「言った通りだな。限界だ」
仰向けに倒れて、今は腕の中に納まっている楓

「ふ…ぅ」
息が荒く、目は私を見ていない。
普段は飄々としていてこんな姿は滅多に見せない楓。だからちょっと意地悪をしてみたくなった。
「私たちのように、日々、武芸を磨く者にはこんな胸は邪魔だよな」
言葉と同時に楓の胸を揉みしだく。

「うっ、うあ」
だんだん意識がはっきりしてきたのか、楓の目に光が戻ってくる。
それを見て胸に触っていた手に力を入れる。

「――ふあっ、真名。やめ…」
「ん、何か言ったか?」

すかさず楓の唇に自分の唇を重ねる。そして舌を楓の口の中へと滑り込ませた。

「んっ、むぅ…」
楓の舌に私の舌を絡ませ、唾液を一緒におくる。
どんどん力が抜けていく楓を腕の中で感じながら、濃厚なキスを続ける。

クチュ クチュ
森林の中では似つかわしくない音が辺りに響いた。



しばらくして唇を離すと一本の糸が名残惜しそうに引く
 楓の方はもう抵抗する力もないらしく、私の腕の中でくったりとしていた。
私はそのまま楓をテントへと運ぶとそっと横に寝かせてやった。

「あんまり無理をするなよ。私が心配するからな」
日はすでに落ち、魔帆良の夜は更けていった。


……なんかキャラが違う? 初めてだからしょうがないって事で!(ちょ

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年04月10日 04:03