「真名~」
私のことを呼ぶ人懐っこい恋人
「何か用か?楓」
「ん~別に用という訳では・・・なんとなく声をかけただけでござるよw」
「・・・楓らしいな」
私は呆れながら笑う


私は楓のことが好きだ・・・
初めは、私と性格が全然違って苦手だったが、だんだんと楓のことが可愛く思えてきた。
それから私は楓を自分だけのものにしたいという醜い心が出てきた。

今、私達は付き合っている。
勿論、みんなには内緒で・・・
しかし、楓は私の事が本当に好きなのか時々分からなくなる。
私とは違い、楓は人懐っこいから誰にでも好かれる存在だ
確かにそれは楓の良い所だが私からしたら、あまり・・・いや、かなり嫌なことだ。
好きな人が自分とは違う誰かと話している。

それがどれほど苦しいことか楓は知っているのだろうか・・・

「なぁ、楓」
「なんでござる?」
「夜、私の部屋に来てくれ」

いくらあのバカブルーこと楓でも
この意味が解かったらしく、少し顔を赤らめていた。
「・・・分かったでござるよ//////」
私は周りに誰もいないのを確認し、楓の額にキスをした――・・・


「んやぁ・・・まなぁ・・・もっ」
楓は物欲しそうに目に涙を少し溜めて私にすがる
それが嬉しくなって私は顔を上げ
楓にキスの雨をおとし指を1本また1本と楓の中に入れていく
部屋にはぐちゅぐちゅ とヤラシイ音が響いている

「やっ・・・真名ぁ・・・んはぁ・・・」
「楓、私を見ろ・・・他の奴じゃなく、私だけを見てくれ」
「んっあ・・・真名・・・?」
私は指の動きを次第に激しくする。

「んやぁ・・・真名・・・真名ぁっ―――――っっ!!」
びくん、びくんと楓の身体が反応し、意識を失った

深夜、私は目が覚めた
隣に目をやると、楓がスースーと静かな寝息をたてていた。
自然と私は楓にキスをした

「・・・真名」
「!?すまない、起こしてしまったか・・・体は大丈夫か?」
「これくらい大丈夫でござるよ」
と言いつつも体がだるいのか苦笑いをしていた
少し、申し訳なく思いながら楓を見ると
「ふふっ」
楓が急に笑い出した
「なんだ?」
「いや~セックスしてる時とはまったくの別人でござるな~と思ってw」
その言葉を聞き、私は自分の顔が熱くなるのを感じた
「なっ!それはお互い様だろっ!!」

END

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最終更新:2007年04月10日 04:25