967 :神じゃないが流れ無視 [sageエロ書けない] :2007/06/25(月) 19:08:32 ID:z6RM5bpL
「暑いでござる……」
仕事が終わりが自室に戻った第一声がそれだ。いつのまにか楓は私のベットに寝ている。
「また勝手に侵入したのか……」
「折角真名に会いにきたのにひどい言い草でござるな。飯も用意したというのに」
私と刹那以外が侵入すれば防犯装置が発動するはずだが何事も無かったかのように美味そう飯が用意してある。
「呆れた……それになんだその格好……いくら暑くても寝冷えするぞ」
パンツにサラシで布団も掛けずに寝そべっている。男でなくても襲いたくなるほど無防備だ。
だが私は知っている。これは楓の“罠”だと。
罠に掛かったら最後、あっという間に食われてしまう。どんなに攻めようとも住なされ逆転されてしまう。
「飯よりも先ずはおまえを食べる」
だが罠だと分かっていて誘いに乗る私がいる。そういう趣味なのだろうか?
私だけが分かる楓の笑顔の微妙な変化。その妖艶な笑みに私の心が躍る。
――今宵もまた淫らな罠に掛かるのだ
終わり
973 :朝っぱらから流れ無視 [sageガチエロ無理] :2007/06/26(火) 08:20:23 ID:t42x1voQ
学生やサラリーマンなどで埋め尽くされる朝の電車内。勿論私と楓もその中一部だ。
「思ったんだが……私とおまえならわざわざ満員電車に乗らなくてもいいんじゃないか?」
私達の常人離れした身体能力を持ってすれば電車よりも早く学校につくことも可能だ。だが楓は私の提案を断る。
「これだけギュウギュウ詰めならいくら真名に密着しても怪しまれぬから……」
そういって体重を預けるように更に密着してきた。シャンプーの微かな香りが鼻をくすぐる。
楓の温もりを感じてるといつのまにか駅に付いていた。いつも長く欝陶しかった満員電車の時間がやけに短く感じた。
どんな事でもブラスに転換できる楓は凄いと思う。それは自分にはないものだから余計にそう感じる。
だから私は彼女のそんな所に惹かれ、そして惚れたのだろう。
――今日もまた一つ楽しみが出来た。明日も電車に乗ろう
おわり
979 :
PNはプピリオロース(仮) ◆Jn469ffUtQ [sage] :2007/06/27(水) 11:32:20 ID:jFDDkYmd
「真名ぁ……愛してるで…ござる」
「知ってるよ」
「あっ…そこ、駄目でござ・・・・・」
「感じすぎるからか?」
「ま、な…… い、いいでご・・・・・」
「イっていいぞ」
「んっ……んんっ・・・・・イく……イっちゃう……」
「愛してるよ、楓」
楓が『ござる』と言わない時。
ってか、言えない時。
楓が『ござる』って言おうとすると、
たつみーが意地悪で動きを早めて言わせない。
だから楓はエチの時『ござる』と言いたくても言えない。
そんな妄想。
ということで、↓ガンガレ。
991 :埋めだけじゃつまらない流れ無視 [sage駄作ですまん] :2007/06/28(木) 16:40:02 ID:QbBRFAIu
ココネ「ミソラ……肩車……」
美空「おーし!しっかり捕まりなよ!かそくそーち!」
真名・楓「…………」
真名「楽しそうだな」
楓「楽しそうでござるな」
真名・楓「…………」
真名「楓……」
楓「真名……」
真名・楓「ジャン!ケン……!」
楓「おお!やはり高いでござるな~」
真名「……どうでもいいがさっきから足で私の胸押しつけてないか?」
楓「わざとでござるよ。ほれほれ~」
真名「やめんか!」
994 :PNはプピリオロース(仮) ◆Jn469ffUtQ [sage] :2007/06/28(木) 22:51:29 ID:WnK02Q7U
龍宮・桜咲室にて謎の小箱発見。
遊びに来ていた長瀬が開けてみる。
箱の中には“大人のおもちゃ”が。
桜咲が悲鳴をあげたため、部屋の外にはクラスメイトが集まっていた。
赤面する者・爆笑する者・汗が滝のように流れる者……
実際に見たことのある者は少ないが、この玩具の意図はわかっているようだ。
その中で長瀬がポツリともらす。
「・・・・・真名、これなんでござるか?」
問われた龍宮は血の気が引く。
そして「どう説明する?」そんな級友達の視線を浴びるのだった。
921に便乗して『埋めだけじゃつまらん』を。
こんなSSを書こうと思ってるんだが、なかなかまとまらん。。。
書きあがったら、新スレで投下させていただきまする。
996 :更に埋める流れ無視 [sageあと少し] :2007/06/29(金) 08:56:02 ID:sYH8xLOw
まだお互いの事をよく知らない頃の話だ。私は楓の修業とやらに付き合うことした。
一通り修業は終わり夕飯時に各自材料を調達することにした。私は割りと早く集まったので先に用意をしといた。
料理が完成した丁度その時楓も数匹の魚を持って帰還した。
「おお!美味そうな鍋でござるなぁ!」
「まあ遠慮せずに食え」
「いただきます。うん、きのこの香りがいいでござるな。それにこの鳥肉もまた絶品、一体何の鳥でござるか?」
「ああ、それは鳥じゃなくて蛙だ。なかなか美味いだ……」
それからはあまりよく覚えていないが、狂気と殺意が入り交じった瞳で睨め付けられたのは覚えている。
気が付けば全身包帯で病院に寝ていた(後に聞いたが二週間も目を覚まさなかったらしい)
それ以来私は蛙を見つけ次第射殺している。動物愛護なんて気にしてられない。
まだ死にたくないからな……
おわり
1000 :PNはプピリオロース(仮) ◆Jn469ffUtQ [sage] :2007/06/29(金) 15:54:13 ID:6444PNgD
今日は日曜日。
たまには修行ではなくて、デートでもしないか?
そんな龍宮の提案により、長瀬と龍宮は町へ繰り出していた。
「真名、アレ欲しいでござる」
めったにねだる事のない長瀬が気にかかり、指差すほうを龍宮は見た。
そこには地べたに商品を並べたアクセサリーの露店。
こんなものつけるのか?
と安物のシルバーを見る龍宮に、長瀬は一つのシンプルな装飾品を買ってもらった。
人目がない裏路地で、龍宮は買ったばかりの袋を開ける。
「一生守り抜き、共に生き、愛すると誓います」
これでいいのか と赤面しながら自分に着けてくれた龍宮に、長瀬はキスを返す。
そしてどこからか取り出した、同じ物を龍宮にもつけた。
「拙者も誓うでござるよ」
絡めた指がカチャリと音を立てる。
ビルの合間から差し込む光がリングに反射し、二人を未来へと導くのだった。
ってことで、↓シメよろしく!
113 :名無しさん@秘密の花園 [sage] :2007/07/25(水) 22:05:57 ID:0wIQb0J5
「お前の所為で映画館を追い出されたじゃないか」
「真名が安い挑発に乗るからでござるよ」
「ふん、まあいい。それよりお前さっき身体操作と言ったな……」
「そうでござるが?」
「その……今晩は………///」
「ふふ、真名は変態さんでござるなぁ」
「う、うるさい黙れ!///」
149 :過疎だが流れ無視 [sage駄作すぎた] :2007/08/22(水) 23:29:31 ID:5gJWh+0+
「これはお前が言い出したことなんだぞ?」
「わ、解ってるでござる……」
今日二人で田んぼに来ている。理由は楓が蛙嫌いを克服したいと言い出したからだ。
だが当の楓は私から一歩も離れようともせずただ震えてるだけだった。
これはこれで可愛いし嬉しいのだがそれではここに来た意味がなくなる。
「ええい!離れんか!!」
「いやでござるうう!!いきなり田んぼはハードルが高すぎでござるよおおお!!」
ダメだ。こいつ完全にキャラが崩壊している。
仕方ないので楓の言うとおりハードルを下げてみた。
「ケロ○軍曹のグッズに埋め尽くされた気分は?」
「これなら大丈夫でござるよ♪」
「マスコットは合格……っと」
次はとっても恥かしいがこれも楓のためだ。我慢しよう……
「つ、次は蛙のコスプレだ……///」
全身緑のタイツに頭に被りものというなんとも手抜きなコスプレ。かなり恥かしい……
「待ってましたでござる!!」
「『待ってた』ってどういう……ってちょ……」
「う~んこのピチピチのラインがとってもエッチでござるよ」
「貴様!謀ったな!!?」
「ん~なんのことでござるかな?」
こいつは最初から克服しようと思ってなかったのだ。ただ私にコスプレさせれればなんでもよかったのだ。
まあ、こーゆーのも悪くはないなぁ、と思った自分が悔しかった……
おわり
174 :台風通過でも流れ無視 [sage] :2007/09/08(土) 01:13:32 ID:B1lUuPn0
雨戸がガタガタと揺れる。ニュースによると台風が接近してるようだ。
だが別にどうしようとも思わない。どうせ明日には通過してまた暑い日が続くのだ。
いっそこのまま台風に居座って貰って明日の学校を休みにしてもらいたい。
そんな事を考えていると玄関の呼び鈴が鳴った。
「真名~いるでござるか~?」
相手は楓だった。勿論断る理由がないので玄関を開け招きいれようとしたがその楓の姿に私は驚いた。
「その格好に枕に布団……お前まさか……」
「そのまさかでござる。今夜は一晩止めてもらうでござる」
「意味がわからない。なぜわざわざここで寝る必要がある?お前は双子のお守りをしなきゃまずいだろ」
「二人ともこの台風を楽しんでる様子だったし『子ども扱いするな』と言われたのでな」
台風如きではしゃぐ時点でまだまだ子供だろうというツッコミは置いておこう。
「お主一人で寂しいだろうと思ってな。どうせ刹那も木乃香殿の所であろう」
「べ、別に寂しくは……というかお前が一緒に寝たいだけじゃ……」
私の言葉は全く無視と言ったようで勝手に上がりこみ勝手に寝床を作り始めた。
なんというか、嬉しそうに布団の位置や枕の高さを調整してる楓もなんだが可愛かった。
「仕方ない……今回だけだぞ」
「おお、かたじけない!では今回はサービースでござる。ドロン♪」
一瞬楓の周りを煙が覆ったかと思えばそこには幼女がちょこんと座っていた。
「真名お姉ちゃん、一緒に寝るでござる♪」
まさに反則技だ。断る理由もない。私は本能のまま抱きしめるとそのまま寝床についた。
計画通り……とか聞こえた気がしたがそんなことはどうでもいいほど楓に夢中な夜だった。
おわり
210 :名無しさん@秘密の花園 [sage] :2007/09/16(日) 00:38:15 ID:5Y7bQmC4
事の発端は私が部屋で暇つぶしに刹那にちょっかいを出してた時のこと。
天性の総受けなのだろうか?刹那をいじめる度にこちらのS心が擽られる。
だんだんとエスカレートしていき遂にブラウスのボタンに手を掛けた、まさにその瞬間だった。
「……何をしてるのでござるか?」
一瞬にして部屋が凍り付いた。血の気が引くどころの騒ぎじゃない。完全に血が消え失せたと錯覚するほどだった。
「あ、いや……その……わ、私はお嬢様のところへ!御免!!」
「な、刹那!待っ……」
「真~名♪」
逃げ出した刹那を追いかけようとした時、背後からの楓の甘い声に私の動作は停止した。その甘い声もこの状況では最高に恐ろしい。
「これから拙者がご飯を作るでござる♪」
笑顔が恐かった。断れるはずもなく私は言われるがままにテーブルの前に座った。
反省の想いか自然と正座をしていた。
野菜を切る小気味よいはずの音も普段より大きく、力任せな音に聞こえる。
調味料を入れてる時も疑心暗鬼になる。包丁を研ぎだしたときなど走馬灯さえ見えはじめた。
そうして私がビクビクしてるうちに料理は完成した。
「はい、あ~ん♪」
「あ、あ~……んむ……」
「美味いでござるか?」
「あ、ああ……とっても……それでさっきの……」
「あ~~ん」
「いや、あの……さっきの刹那の……」
「あ~~~~ん」
「……やっぱり怒ってるのか?」
有無を言わさず料理を突き出す楓の手が止まった。楓は少し考えると満面の笑みで答えた。
「ぜ~んぜん怒ってないでござるよ♪」
その笑顔を見て私は安心した。やはり楓は優しいくていい奴だったん……
――ガシャン!
前言撤回。楓が持っていたお茶碗と箸が粉々に砕け散るのを見て私は床がへこむ程頭を下げ土下座をした。
こうなれば泣き落としでもなんでもいい。頭の中は“生きたい”の四文字だった。
だが残念なことに楓に泣き落としは逆効果だった。
「ふふふ、真名の泣き顔も中々そそるでござるなぁ♪」
その日の夜のことは今もトラウマとなっている。
結論
楓は怒らせるべきではない。もう二度とあんなことは……
おわり
最終更新:2007年10月28日 01:11