真名と楓の恋愛日記 その1
○月×日
楓と街でデートをした。
我々は日ごろから緊迫した雰囲気の中で戦っていた。
たまにはこんな日もあっていいだろう。
まずは映画館だ、何の事前調査もせずに入ったら80年代のラブロマンスだった。
まずい、あんなの見るとムラムラきてしまう。
楓は「なかなかよかったでござる」とさらりと言った、案外普通の反応だ。
次に食事だ。適当にファーストフード店に入った。
ハンバーガーも悪くは無い。シェイクもうまかった。
ただ楓。長いポテトでポッキーゲームもどきはやめろ。正直恥ずかしい。
色々と周ったが楓の表情は硬いままだ。面白くなかったのか?
帰りにアイスを買って私の部屋で食べた。
私が「美味しいか?」と聞くと「美味しいでござるよ」と返した。
すると私の胸元にアイスが落ちて、楓が「拭いてあげるでござる」と言って何と舌で取った。
その挙句に私のパンツを奪い取ろうとしてきた。
ま、まさかずっと硬い顔だったのは……。
「もう我慢できないでござる!!」
それが私がまともに聞けた楓の言葉であった……。
何故だ、何故楓が本気になると私がいつも総受けになってしまうんだ。
by 龍宮真名
真名と楓の恋愛日記 その2
○月△日
最近、授業に出るのがとてもだるい。
寝不足と疲労で気合すら入らない状態だ。
おかげで頻繁に授業中に居眠りをするから先生から怒られた。
どれもこれもあのニンジャのせいだ。
毎晩毎晩私のベッドに潜り込んでは私の敏感な場所を(自主規制)。
「今日は本気で疲れてるからだめだ」と断りを入れたから大丈夫だろう。
そう考えたが楓はやってきた。
すると両手にまむしドリンクやらすっぽんの血とか抱え込んできた。
こいつ……どこまで性欲盛んなんだ。
絶対2、3本は飲んでるな。
翌日、私は腰痛で学園を休んだ。
寝不足と疲労が直るので、ある意味ラッキーかもしれないが……。
正直、看病までしてもらっていると気が滅入る。
by 龍宮真名
真名と楓の恋愛日記 その3
○月□日
真名からのプレゼントがあった。
どうも妖魔退治の報酬の一つにマウンテンバイクがあったからそれを譲ってもらったでござる。
正直あまり必要はないと思うでござるが、折角の真名のプレゼント。
誠意をもって受け取るでござる。
このお礼はベッドの上で――おっと何を書いてるでござるか。
我ながらとっても恥かしいでござる///
真名はさらに色々といじっているらしいでござる。
ぎあと言うものをを5段式にして、さすとか言うものもショックに強いものに変えてるらしいでござる。
正直よくわからないでござるがありがたい。
さらに真名はベルの部分を指差した。
「6連ホーンでお前がよく知っている曲だ」
だそうでござった。
気持ちを高ぶらせながらベルを鳴らすと……
その日のうちに取り外しを要求したでござる。
たしかに携帯の着信音はゴッドファーザーのテーマでござるが
自転車にそんなものを取り付けられると……。
by 長瀬楓
真名と楓の恋愛日記 その4
○月・日
楓が鳴滝姉妹と遊んでいた。
プリ○ュアごっこかと思いきや、なんと鳴滝姉の腰に巻いているのは電○ベルト!?
しかしベルトが一つしかなくて使いまわしている。
鳴滝姉がソード、鳴滝妹がロッド、楓がアックスを操っていた。
全く、揃いもも揃って子供だな。
すると楓が誘ってきた。
勘弁してくれ、私はそんなごっこなんか面白くもなんともないんだ。
断ろうとしたら鳴滝姉妹が腰に強引に巻いてガンフォームを使わせた。
ガンフォーム、確かに私は銃というイメージがあるが…
挙句、楓が私の体に後ろから抱き付いて「ベガフォーム」とか言い出した。
こいつらと来たら……もう次からはもう付き合わんぞ。
by 龍宮真名
――真夜中
真名「ほほう、ここをこう繋げたら銃、これで斧か。最近のおもちゃはよく出来てるな……」
翌日
ふふふ、楓とベガフォームごっこのためなら
ゼ○ノスベルトと武器セット×××0円など痛くも無いわ。
最終更新:2007年10月28日 01:38