user X(クロウサギ)と粉遊びの出会い


これは僕が実際に粉遊びと出会った時の出会い方を再現したものです。
ほとんど覚えてませんが、思い出せる限り書いてみます。



それは僕が小学6年生の夏休みでのこと。

7月下旬。暑さが盛期となり始めるころ。

それは、学校の水泳学習だったある日の帰り道での会話からであった。
ここでは主人公である僕を「X」とする。

友達「ねえねえX」
X「うん?」
友達「お前何かおすすめのゲームとかそういうのある?」
X「おすすめのゲームとか?うーん例えば・・・」

友達と、ネットでおすすめのゲームなどを教え合う会話だった。

X「それってパソコン以外じゃなきゃだめ?」
友達「いや、パソコン限定で」
X「限定か・・・あ、じゃあ『おらおら学園』って知ってる?」
友達「『おらおら学園』?何それ?」

X「敵を殴るオンラインゲームなんだけど、結構面白いよ。クリックで・・・」

と、Xは自分のおすすめゲームを友達に教えたあと、その友達も早速
自分のおすすめゲームを僕に教えてくれた。

友達「じゃあ俺からのおすすめだけど」
X「うん」
友達「『ダンボール』って知ってる?」
X「・・・『ダンボール』?何それ?」

僕とダンボールの最初の出会いだった。

X「何それ?どんなゲーム?」

そのときの僕は名前でほとんど判断してしまうので、なんかろくでもない、ハマりにくい
ゲームなのかなーと思っていた。

友達「ネットのゲームなんだけどね、例えば『粉遊び』っていうのがあって、小っちゃい粒を
   パーっとまくじゃん?」
X「うん」
友達「そこに風飛ばしたらその粉がビューンって飛んでくんだよ」
X「へー。風で?」
友達「うん。あと別のゲームだとね、なんか4人の棒人間がいて」
X「うん」
友達「まず最初に装備させるんだよ。1人の棒人間をカチってクリックして、その後からいろんな武器
   選んだりして・・・」
X「・・・」

始めは、何を言ってるかわっぱり分からなかった。

友達「まあ、実際やってみればわかるよ。インターネットで『無料ゲームサイト ダンボール』って調べれば
   出てくるから」
X「ふーん。いつかやってみるよ」
友達「ん。じゃあね」
X「じゃあねー」

X(ダンボール・・・か・・・変わった名前のゲームサイトだな)

そして家に帰った僕はパソコンをつけて、早速ダンボールについて調べてみた。
『無料ゲームサイト』とは打たなくても、『ダンボール』だけでそのゲームサイトらしいサイトが出てきた。
アクセスしてみる。

画面いっぱいに広がる茶色の背景。

上のほうに見える、上を向いたロボットのようなもの。

そして、ログイン画面に、たくさんのゲーム紹介。

その整ったサイトの出来と仕上がりから、僕はすごいなぁと感心をした。

最初にクリックしたのは『棒レンジャー』と呼ばれるゲームだった。
あの時はクリックして、何もしないで戻るボタンを押した気がする。

その次にクリックしたのが・・・『粉遊び』。
僕が雄一ハマったもの。

そのときのバージョンは4.1~4.3あたりだった。

真っ黒の画面の下に、たくさんの英語の文字が書かれている。
マウスカーソルには赤く短い線。少し邪魔に感じた。
英語、という時点で少し戸惑うが、僕はとりあえず左クリックを長押ししてみた。

X「お・・・?」

すると、赤い線から肌色の粒の集まりがゆっくりと落ちてきている。
おそらくこれが『粉』というものだろうか。

少し興味を持ち始めた僕は、右クリックをしてみた。
直進する風。
落ちた粉が舞う。

X「へー・・・面白いな」

左クリックで粉、右クリックで風。これを繰り返すだけで僕は面白かった。
こんなにシュールで、シンプルなゲームがあるとは。

他に何かあるかと思い、下の英語のメニューから青色の文字を選んで、左クリックしてみた。
サラサラと落ちていく粒。
クリックした英語の青い文字をよく読んでみると『ウォーター』と書いてあるようだ。
これはおそらく水か。

X「へえ。こんな細かいものまで。よく出来てるな」

これだけで、そのとき僕はこのゲームがすごいと感じれた。
次は赤い文字をクリック。『ファイア』と書いてあるみたいだった。

X「うわっ、火だ」

赤い粒は落ちず、上に上がりながら消えていく。
本物の火のように表現できている。この『粒』だけで。

X「すっごいなー」

そしてその火を粉に触れさせてみると、じゅわじゅわーっと、粉が赤色に変化して消えていった。

X「おぉぉ、燃えてる燃えてる」

僕はすっかり夢中になった。
それから、メニューのいろんなものをクリックして、いろんな粉を出して遊んだ。

それだけで人が楽しめるようにできるのはすごい。
ただ粉をまくだけじゃなくて、火をつけたら爆発するものもあったり、
水をかけたら粉が出るものもあったり・・・
とにかくその『変化』がすごく面白かった。

そのうち、腕のないかわいい棒人間が出てきたり、セーブ&ロード機能に気づいたり・・・
人の作品を遊ぶことができたり・・・

粉遊びの『広さ』を体感した僕だった。
ダンボールには他にもたくさんゲームがあるのに、僕は粉遊びばっかり遊んだ。

それからずっと遊んで・・・
僕が初めて出した作品は『直感ゲーム』という作品。一日後には30票ほど。
初投稿にしてはかなり取れたと、自分では満足だった。

今、ダンボールに出会って2年以上。

今は飽きてしまったのか、あまりやってないけど。
それでもダンボールのゲームは素晴らしいと思う。

腹立たしい荒らしや、卑怯な作品に出会いながらも、
掲示板にまともに書き込めるようになったのはこのサイトが始めだし、
周りから『よい』と思われるような作品を作りたい、と思うようになった。

こんな小説書いてるとまた粉遊びやりたくなってくる。

このゲームを知ることができてよかった。また、
たくさんの良作とすごいユーザーさんたちに会えて、本当によかったと思う。




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最終更新:2011年02月05日 19:17