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俺たちが居た"今"とは、まったく違う"今"が構成されていた。
これが、世界線6%台の"今"。

世の中は、戦乱に陥っていた。

道中。
"手紙"の指示通り、生成器を封印することにした。
どうやらこの世界線の"今"は、「コズミックブレイク」という次元に干渉したせいで、「多段廃止単段高速主義案」をめぐって戦争が起こっているらしい。
生成器を封印するとはいえ、何に封印するか、は悩みどころ。
この世界線にタイムマシンが無いなら、普通に封印してもよさそうだ。

封印するためのアイテムを探している途中、とあるギルドに出会った。
彼らは、"ゼロ軍"と名乗り、この戦争の打開策を求めている、という話をしていた。
彼らは一度世界線移動が可能なマシンの作成に成功していて、今は廃棄済みだが、作成した隊員はまだ残っている、とのことだ。
その話も詳しく聞きたかったため、彼らと行動をともにすることにした。

彼らは、自己紹介を求めてきた。
基本的に自分から名前を名乗れるほど身分は高くないのだが、この世界線ではそうともいかないのかもしれない。
仕方がないので、

シエロ「シエロだ。一応、"コキュートス"のリーダーを務めている」
マハラ「同じく"コキュートス"のメンバーの、マハラです」

すると彼らはゼロファイターに似つかぬ笑顔で、

ST-1「ST-1と申します。このギルド・・・というか団体において、司令官を務めています」
たつ「tatuvb・・・だけど、たつ、っていう呼ばれ方がいいかな。」
ましゅう「俺はましゅう。そのまま呼んでくれて結構だ」

最後の一人は、俺と同じオーラを感じる。

彼らの話を詳しく聞いてみた。
本当は過去方向、未来方向、両方に移動できるタイムマシンを作るはずだったが、
跳んだ先が"別の世界"だったそうだ。
タイムマシンの内部構造については俺たちのものと似通っていて、あまり構造は変わらない。

フェアに、俺たちのことも話すことにした。
世界線5%台のロボであること。
5%台では悪魔軍によるディストピアが構築されていること。
"世界"は収束を求めていること。
"収束"は時間軸に関係なく働くことがあること。
"時間軸"を移動して抗ったこと。
謎の機体に出会ったこと。
いままで起こったことを全て話した。その上で、彼らは、

まし「面白いなぁ。まさか別の世界線から来ることができるなんて」
たつ「俺たちじゃ世界の構造を暴くことはできないのに、何が起こってるんだろう」
シエロ「世界線4%台に何かがあるらしい。そこに向うためには、このブラックホール生成器をこの世界線に封印する必要があるんだ」
ST「封印?術式ですか?」
マハラ「術式?」
まし「魔術は分からないかな?岩とかに物質を封印することができるんだ」
シエロ「どういう技術を使っている」
まし「分からない。もしかすると"未来人"のテクノロジーかもしれない。けれどこの世界線では、冥界"アビス"と繋がっているところがあって、そこがエネルギー源になっている、と俺らは考えてる」
たつ「気にせずにつかってるけどね~」
シエロ「ふむん・・・興味深いが、考察をしている暇はない」
マハラ「問題は、どういったものに封印するか、ですからね」
ST「封印するなら、冥界ですかね?」
シエロ「いや、できればこの時代で取り出せるような方法が良い。俺たちが違う世界線に踏み込みすぎることで、パラドックスが起こるかもしれない」
たつ「岩だよねぇ」
まし「岩だな。3mくらいの物がいいか?」
シエロ「ああ。よろしく頼む。何かあったら、使ってくれて構わんからな」
たつ「じゃあ、この存在を知られないためにも、何か言葉を作ったほうがいいんじゃ?」
まし「隠語のようなものか?」
シエロ「大いなる遺物とかその辺でいいだろう。それっぽい文字を彫っておけば良い」
たつ「なんてテキトーな」

3m超の岩に封印することになった。

岩は比較的簡単に見つかった。
封印は、ゼロ軍隊員でかつ半妖怪の力を兼ね備えている異質のロボ、闇炎に手伝ってもらった。
彼はスペルを得意とする。そのため、術式にも長けているそうだ。

闇炎「俺に任せてくれれば、茶を沸かすより速く済むから」

と自信満々なことを言っていたので、頼んだ。

石に彫る文字は、俺が決めた。
今までに聞いた言葉の中で、もっともそれっぽいものを選んだ。


『There is no end though there is a start in space. -- Infinity.
It has own power, it ruins, and it goes though there is a start also in the star. ---Finite.
Only the person who was wisdom can read the most foolish one from the history.
The fish that lives in the sea doesn't know the world in the land. It also ruins and goes if they have wisdom.
It is funnier that man exceeds the speed of light than fish start living in the land.
It can be said that this is an final ultimatum from the god to the people who can fight.』

封印の術式が完成するとともに、
俺達がここにいた理由はなくなった。
ここから早めに立ち去らなければならない。
封印が完了する。
俺達は、タイムマシンへ向かう。
"元居たところ"に跳ぶ。
未来を。
変える。

世界は、再構成される―――

ZX10/10/8⇒WX10/10/5
DIVERGENCE 6.345239⇒4.131516

<零裏世界のパラノイア fin.>
最終更新:2011年07月18日 19:51