FMトランスミッター(FM-Transmitter)
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- FM送信機。周波数を指定してアンテナから送信する電波を作成する。トランスリミッターという表現は間違い。
呼称
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- 英語でそれぞれ
- Transmit=伝える、伝わる
- Transmitter=伝送機、送信機
- という意味があることから、FM波を用いて情報(信号)を伝える機材ということになる。
構造および関連単語
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- FMの電波を作成する代表的な技術方法と周波数設定制御方法を記述しておく
- ・LC発振
- FMの電波を作成するときにコンデンサ(L)とコイル(C)を使用したもの。
- ・クリスタル発振
- 水晶を使用したもの。LC発振に比べ、送信する際の周波数が安定している。
- ・PLL制御
- Phase Locked Loopのこと。送信するときの周波数の制御に、PLLという技術を採用したトランスミッタ。送信する際の周波数が極めて安定する。
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- LC発振かクリスタル発振かのどちらかで、オプションとしてPLLが付く。
周波数の設定
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- 内部において周波数を設定する。切り替えスイッチと可変抵抗とを調整することにより設定するものや、可変抵抗のみで調整するもの、内部でデジタル的な処理を行うものもある。FMトランスミッターによるので説明書に従った設定が必要となってくる。
価格
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- FMトランスミッターはちょっとした電気回路の知識があればあとはその設計図に従って作成する事が出来る。秋葉原に店を置く秋月電商ではFMトランスミッターの作成キットを¥1000で販売している(2006年02月16日)。これが最安値であるが、FM-Misty Night社のように専門の会社が作っている1台8万円クラスのものもある。その機材の紹介ページを見る
出力電力
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- 一般に手に入るFMトランスミッターの出力電圧は0.01W未満である為、非常に出力が弱い。これが大きければ大きいほど送信する範囲が大きくなるが、免許が必要となってくる。送信出力1mw以上のトランスミッタを高出力型として定義される。
放送研究部での使われ方
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- 実際にFM放送を毎週水曜日に定期的に行っている。その際に送信機として使われている。詳しくはFM担当のページを参照のこと。
- 2006年04月末日、FMトランスミッターを新たに購入した。レディオテクニカ製のミニミニFMステレオトランスミッターTX1415H(クリスタル発振式、PLL)を所有している。
- 出力:0.001mW以上0.01mW未満
- 周波数:87.0MHz(固定)
- TX1415H
最終更新:2007年04月16日 01:28