法官裁定作業マニュアル(初級編)
- この文章のターゲット層:「5級・4級の法官」「法官補」「法官出仕を考えている人」
- この文章の目的:裁定作業に不慣れな作業者がスムーズに作業できるようにする
はじめに
法官はミスを裁定し罰則を与えるという立場上、難しいイメージがあります。
ですが、その多くの仕事は事務作業であり、メモ帳とコピー&ペーストが使えればこなせるものです。
もしも判断の難しい事があったら、詳しい人に聞いてみればいいのです。
困った時は聞いてみる、これを心がけて作業すれば問題ありません。
作業前にやること
まず、法官の資格をまだ持っていない方はこちらの
「法官補の皆さんへ」をお読みください。
アイドレス支援システムサイト
「YELL!」への登録がまだの方は、作業前(または作業後)に登録をお願いします。
法官出仕の流れ
1.作業指揮者に連絡を取る
まずは、作業の指示をしている人に、「出来る作業はありますか?」と聞いてみましょう。
法官チャットやメッセンジャーなどを活用してください。
チャットに人がおらず誰に聞いていいか分からない場合は、上級の法官資格を持つ人に尋ねてみてください。
チャットログやBBSに指揮者からの作業指示が残されている場合は、 2 に進んでください。
また、
法官連絡所トップページにて「現在の法官作業」「準備中の作業」などの告知が行われています。
2.作業開始を宣言する
作業指示をもらったら、まずはその作業を開始する宣言をしましょう。
法官チャットで「(作業内容)を開始します」と発言します。
こうすることで、複数の作業者が同時に同じ作業をすることを防ぎます。
また、チャットログに作業開始宣言と作業終了宣言を残すことで作業時間の把握が簡単になります。
3.作業を開始する
詳しい作業方法は下記の作業手順を参照してください。
分からないことがある場合は作業指揮者に聞きましょう。
4.作業終了を宣言する
作業が終了もしくは事情で中断する場合、作業終了(作業中断)の宣言をしましょう。
開始と同じように
法官チャットで「(作業内容)が終了しました」または「(作業内容)を中断します」と発言します。
中断する場合は、どのくらい出来ているのか、続きをする予定があるのかなどの報告してください。
何らかの事情で以降の作業が出来ない場合、必ず作業指揮者に報告・相談を行ってください。
5.作業報告をする
作業指揮者に連絡を取り、報告をしてください。
気づいたことなどがあればレポートをまとめて
こちらに提出をお願いします。
6.作業時間を記録する
アイドレス支援システムサイト
「YELL!」に作業時間を登録します。
作業開始宣言から作業終了宣言までの時間を計算し、入力します。
YELL!の詳しい使い方は
こちらをご覧ください。
登録が終了すれば、出仕作業は終了となります。お疲れ様でした。
作業手順
ここからは、実際に請け負うことになるであろう仕事の具体的な作業方法を説明します。
1.案件の拾い上げ
案件の拾い上げとは、吏族チェック結果や罰則関係申告所に寄せられた自首などを拾い上げ、以降の作業がやりやすいよう
法官作業BBSに転載していきます。
【罰則関係申告所の案件の場合】
自首の日付ごとに記事をまとめていきます。ただし件数が多い場合は、国ごとなどで記事を分けて転載するとスムーズにいきます。
タイトルには、「申告所に寄せられた日付」、または申告者の「国番号:国名」「組織名」を記入します。
本文には、申告所の自首記事から「本文」「投稿者」「投稿日時」をすべて転載します。
この時に転載漏れがあると以降の作業に支障をきたす恐れがあります。メモ帳・コピー&ペーストなどを活用し、転載漏れがないように注意してください。
一つの記事に複数の案件を転載する場合は、「/*/」などを使用し別の案件であることが誰にでもわかるように記載します。
【吏族チェック結果からの案件の場合】
国や騎士団といった組織ごとに記事にまとめていきます。チェック機関の方で国ごとに分けてある場合がほとんどですので、さらに分別する必要はないでしょう。
タイトルに、「国番号:国名」もしくは「組織名」を記入します。
本文には、チェック結果を正確に転載します。
この時に転載漏れがあると以降の作業に支障をきたす恐れがあります。メモ帳・コピー&ペーストなどを活用し、転載漏れがないように注意してください。
一つの記事に複数の案件を転載する場合は、「/*/」などを使用し別の案件であることが誰にでもわかるように記載します。
また、案件を拾い上げた際には該当案件が自首申告所などで既に自首が行われていないかどうかのチェックを必ず行うようにしてください。
2.一次裁定
一次裁定とは 1 で拾い上げた案件に、過去の事例から作成された
罰則用基準の中から適当な罰則用基準をあてはめる作業のことです。
適当な基準が存在しない、または近いものしかない場合などは案件について詳細に調査を行ってその結果を報告し、また類似する基準が存在する場合はそちらを記入し、二次裁定に回します。
案件の事実関係を調査します。
ほとんどの場合、URLが添付されているのでそのページを閲覧すればすぐに確認できます。
ただし、少しでも不明な点が存在する場合は、当事者や担当に問い合わせるなどの追加調査を行うようにしてください。
案件を調査して
罰則用基準の中から同一または類似の罰則を探します。
あてはめられる適当な基準がない場合は 2-5 を参照してください。
まず4-2で当てはめた罰則をメモ帳などにコピーします。
罰則対象欄の対象となる組織以外を消します。
法官が把握した内容の欄に、「吏族チェック結果」や「調査した内容」をコピーまたは記入します。(これを怠ると追跡調査する時などに困ります。)
分類が同じ裁定が複数ある場合、法官が把握した内容に「1件目」「2件目」と列記していきます。
軽減発生の有無(自首の場合など)を確認し、ある場合は「あり」に書き換えます。
罰則欄の罰金額を計算します。「罰金額×件数=合計額」と明記してください。
自首がある場合、原則として罰金額は半額となります。
最後に裁定番号を記入します。
【罰則用基準Ver.2.0の場合】
「国番号-拾い上げ箇所記号-拾い上げ箇所ごとの藩国内の案件番号」を記入します。
拾い上げ箇所記号は「相談所: S /財務: Z /紋章: M」です。
数字を含めすべて大文字で記載してください。
【罰則用基準Ver.3.0の場合】
「国番号-分類記号(E・B・F・O)-ターン-案件番号」を記入します。
分類記号は「E=編成関連の罰則、B=戦闘イベント関連の罰則、F=財務表関連の罰則、O=その他の罰則」です。
数字を含めすべて大文字で記載してください。
2-3 で作成した書式を 3 で拾い上げた案件の記事に返信する形で投稿します。
このとき、二次裁定に回すものはその事を明記しておいてください。
2-2 で罰則の当てはめを行い適当なものが存在しなかった場合、その案件は二次裁定へと回します。
二次裁定とは、一次裁定で裁定できなかった案件を法官資格3級以上の資格者が過去の判例をもとに判断し裁定することです。
一次裁定の目的はスムーズな案件処理であり、判断が難しい場合は上級者の判断を仰ぐために遠慮なく二次裁定に回してください。
ただ二次裁定に送る場合は単に二次裁定に回すのではなく、他の案件と同様に調査を行いその資料を添付するようにしてください。
また、判断に迷った理由や内容なども記述しておいてください。
3.クロスチェック
裁定の確実性を高めるため、一次裁定は必ず二人以上で行います。(相談するわけではなく、それぞれ独立して裁定します)
その結果を照らし合わせて違いが出てないか、違っているならどこが違うのかなどを調べるのがクロスチェックです。
ただ結果を照らし合わせるだけでなく、書式の不備がないかもチェックしてください。(法官が把握した内容を記入していない、罰則対象が正確でない など)
タイトルを「クロスチェック差異なし」として、その案件の一次裁定の一番最後の記事に返信してください。
本文には一次裁定の結果を「/*/」で作業者ごとに区切り、全て転記しておいてください。
最後に「裁定に差異はありません」と一言添えておきます。
タイトルに「クロスチェック差異あり」として、その案件の一次裁定の一番最後の記事に返信してください。
本文には一次裁定の結果を「/*/」で作業者ごとに区切り、全て転記しておいてください。
結果に違いが出ている部分を抜き出し、分かりやすくまとめます。
原因がすぐにわかる場合(誤字や計算ミスなど)は、指摘してください。
また、書式の不備(罰則対象欄の対象組織や法官の把握した内容の記入し忘れなど)がある場合も指摘してください。
本文に、二次裁定送りであることを明記してください。
罰則用基準について
最終更新:2008年10月14日 21:38