結成!チーム・エクステンぺリス 決闘法を突破せよ!

~ミストラルシティ~
凌牙「エアロシャークでダイレクトアタック。」

アンチノミー「TGブレードガンナーで攻撃、シュートブレード。」

鬼柳「インフェルニティ・デーモンで攻撃。ヘル・プレッシャー!」

遊星「ジャンク・ウォリアーで攻撃。スクラップフィスト!」

次々とゲートキーパーを撃破し大会会場方面へ進んでいくデュエリスト達。そこにまた新たなデュエリストが現れた。
ディサイブ「ここがミストラルシティ…」
ラインハルト「はい。殿下、例の男はここに?」
ディサイブ「うむ。わが国を陥れたあの男…奴が指定した地。ここにその答えがあるというのか。」
レオン「ですが、なんだか様子がおかしいですぜ。」
ラインハルト「私の調べた情報によると今この街では決闘大会に向けたデモンストレーションが行われているそうです。」
レオン「ふ~ん。どうりでこんなに騒がしいわけだ。」
ディサイブ「奴の手がかりをつかめない以上ここでじっとしていても仕方がない。大会の会場ならば多くの騎士が集まっているだろう。そこで情報を集めるぞ。」
ラインハルト「はっ!」
レオン「この壁の向こうに会場があるみたいだな。と言うことはだ、あそこの門番を倒せというわけか。」
ディサイブ「そうか。ならば余が…」
ラインハルト「お待ち下さい。ここは私が」
レオン「殿下、ラインハルト卿。あなたたちはお下がり下さい。ここは俺にお任せを。」
ディサイブ「わかった。ならばお前に任せよう。」
レオン「へっ。いきますぜ、シュルツ・セイバーの№4、レオン・ケーンズ参る!」


~ネオドミノシティ~
十也「やっとここまで帰ってきたぞ。」
十也はハートランドシティでのWDCに敗退し、ミストラルシティへの帰路についていた。
十也「久しぶりに遊星たちのところによっていくか。」
帰る途中立ち寄ったネオドミノシティで遊星たちの家を目指していると
十也「んっ?」
十也は倒れている女を発見した。その女は見覚えのある女だった。
十也「結利!?」
倒れている結利のもとに駆け寄る十也。
十也「大丈夫か、一体何が?」
結利「…」ぎゅるるる
十也「えっ?」
結利「おなかが空いて…力がでないよ…」
十也「しょうがねぇな。」
結利を背負い遊星たちの家に向かう十也。
十也「いくぞ、結利。」
結利「…」ぎゅるるる
十也「腹で返事をするな!」


~ネオドミノシティ・遊星たちの家~
十也「あれ?鍵がかかっている。だれもいないのか。」
合鍵を使って入る十也。
結利「な、何か食べ物を…」
十也「ふ~」
十也は結利をソファに下ろし、食事の準備を始めた。


結利「うまい!これおいしいね。こっちのもおいしそう。」
食べ物をバクバク食べ元気を取り戻した結利。その横で十也は壁に貼ってあるポスターを見ていた。
十也「ミストラルシティでのデュエル大会。遊星たちはこれに行ったのか。」
ポスターの端のほうを見る十也。
十也「なになに…参加受付日は…今日!?」
食べ物に夢中になっていた結利が十也の言葉に反応する。
結利「デュエル大会か。面白そうだね、天 十也はでないの?」
十也「いくぞ、結利!」
結利「えっ?どうしたの急に?」
十也「時間がない。この大会は受付は今日中なんだ。それにチームを組んで出場しなければならない。結利!俺とチームを組んでくれ。」
結利「え~。大会とか興味ないしなぁ。」
十也「(こいつはわざわざ飯をくわせてやったというのに。んっ?そうだ!)」
何かを思いついた十也。
結利「どったの?」
十也「お前5D'sのメンバーと戦いたいといってたよな。」
結利「うん。」
十也「この大会にはなんとあの不動遊星率いる5D'sが参加しているのだ!お前も参加すれば遊星たちとたたかえるぞ。」
結利「おぉ!本当?あれ、けど何で十也は5D'sのメンバーじゃないの?」
十也「うぐ」グサッ
十也の心に矢がささる。
十也「そ、それはだな。俺はここ最近チームの活動に参加してなかったせいで選手会の方から登録抹消されてしまったのだ。」
結利「へ~。そうなんだ。まっ、いいや。不動 遊星と戦えるならいく!」
十也「よっしゃ!ミストラルシティへ出発だ!」
結利「おーう!」
十也は心に傷を負いながらも新たなチームメイトを獲得しミストラルシティへ向かった。


~ミストラルシティ~
十也「ふ~。もう夜か、急がないとな。」
結利「確かこの壁の向こうに行くには門番を倒せばいいんだよね。」
十也「ああ。散々街の中のアナウンスできいたからな。」
結利「よし、いっくぞぉ!あれ?」
十也「どうした、結利?」
結利「ここのゲートしまっちゃってるよ。」
十也「なんだって!?」
ちょうどそのとき市長の映像が流れた。
ネオ「デュエリストのみんな。緊急事態だ!2つのゲートが諸事情により壊れてしまった。残る1つのゲートから突破してくれ。あっ、ちなみに制限時間は残り10分なのでがんばってくれ。幸運をいのる、グッドラック!」
十也「なんだって!ちょっとまてよ、今の映像だと残りのゲートはここからは行くだけで10分かかっちまう。」
結利「間に合わないじゃないか!どうするの?」
十也「くっそぉ!いくしかねぇ!」
走りだす十也。
結利「待ってよ、天 十也。」


十也「はぁはぁ、だめだ。これじゃあまにあわねぇ。」
5分ほど走ったところで十也達は間に合わないのを確信した。
十也「せっかくここまで来たのにまただめなのかよ。」
ふと十也がモニターを見ると誰かがゲートキーパーとデュエルしているのが見えた。
十也「あれは!?」
その男は…
十也「G!?」


ゲートキーパー「2体のモンスターをリリース。パーフェクト機械王を召喚。」
G「パーフェクト機械王はフィールドの機械族モンスター1体につき500ポイント攻撃力がアップする。奴の場には2体の機械族モンスター。」
パーフェクト機械王ATK2700→3700
ゲートキーパー「パーフェクト機械王でセイクリッド・シェラタンに攻撃。」
パーフェクト機械王ATK3700 VS セイクリッド・シェラタンATK700
G LP4000→1000
ゲートキーパー「ターンエンド。」
G「私のターン。時間もあまりないようなのでとっておきを使わせてもらいますよ。」パチーン
Gが指を鳴らすと中継カメラの映像が途切れた。
G「さぁ、現れなさい。」


カレン「どうした?中継は?」
局員A「わかりません。急に電波状況が…」
局員B「あっ!今戻りました。」
カレン「なんだ、これは?」
モニターにはライフが0になり機能を完全停止したゲートキーパーが映し出されていた。
カレン「あれからたいして時間はたっていない。この1ターンであの状況を覆したというのか。ふ、ふふふ。今年の参加者はずいぶんと面白い奴らがそろっているみたいだな。」


デュエルを終えたGのもとに十也と結利が到着した。
十也「間に合わなかったか…」
G「いや。私はあなたのチームメイトとしてこの大会に参加させてもらいます。」
十也「えっ!?どういうことだ?」
結利「けどそれなら私たちギリギリ突破ってことだよね。」
G「そうなりますね。」
十也「あんたは何者なんだ?」
G「私はただデュエルを楽しみたいだけですよ。余計な詮索をするようでしたらチームからは抜けさせてもらいます。」
十也「いや、いい。大会は3対3のデュエルを基本としている。あんたがいてくれれば俺のチームも3人だ。」
結利「やったね。そういえば、チーム名は?決めてなかったよね。」
十也「そういえば、そうだったな。う~ん。」
G「…チーム・エクステンペリスなんてどうでしょうか?
結利「かっこいいじゃん!それいいね。」
十也「おれもそれでいいと思う。」
G「では決まりですね。リーダー頼みますよ。」
十也の方を見るG。
十也「お~し。優勝目指して、チーム・エクステンペリスいくぜ!」
結利「おーう!」
G「ふっ。」

奇跡的に3人目の仲間も入りチームを結成した十也たち。ミストラルシティにて行われる大会で今度こそ優勝できるのか。そして
???「ふふふ。」
フードをかぶった男がビルの屋上から会場方面を見下ろす。
???「真実の射手、双生の光雷、孤独の対魚、そしてゆれる天秤。まさかここまで役者がそろうとは思いませんでしたよ。ですが慎重に動かないといけませんね。これだけの力が同時に覚醒しては私といえども危ういかもしれませんからねぇ。」

謎の男の思惑もうごめく大会の開催は近い。
最終更新:2012年06月14日 23:53