ハテクラベ－カモメ
ミストラルシティの中心部にほど近い場所に道場を構える道場主。
愛称は「先生」。
幼稚園から大学までのクラスを持ち，彼女を慕う生徒は数多い。
内科外科耳鼻咽喉科スポーツ科学，彼女の見識は広く多くの患者に笑顔を与えた。
「その意見に賛成だな!!」，彼女の一言で裁判が大きく動いたことは少なくない。
例を挙げればきりがない。
「先生」と呼ばれる仕事には彼女以外に適任者はいないのだ。
その正体は「三天のSPEC」ホルダーが一人「天帝」。
彼女にとって形あるものを操ることなど容易く，若き頃は能力に使われていた。
世界全てを意のままに操ることができる「天帝」の力を，彼女はいつしか自生できるようになる。
そしてある時期を境に，自らに課せられた使命を意識するようになる。
世界のあらゆる事を”知る”には人間の命の時間は足り無すぎた。
彼女は自分自身の肉体に，これ以上劣化しない「天帝」をかけ，永遠の命を得た。
無限の時間の中，彼女は多くを学び，いつしか「先生」と呼ばれるようになる。
イワオとの出逢いをきっかけに彼女の心の中に，小さな悪意が芽生えたのだ。
新しい命の創造は，人間の能力をはるかに凌駕しており（自然な方法以外では），決して人間が踏み込んではいけない領域である。
しかしその悪意すらも自らの「天帝」で押さえ込んだ。
地球外生命体との接触で彼女の運命は大きく変わる。
世界を牛耳ることができる「天帝」であっても，世界を救うことはできない，ことがある。
彼女は「天帝」を失う代わりに，何物にも変えがたい希望を得た後，永久の命に終止符をうった。
最終更新：2012年10月27日 18:05
