ミストラルシティを救え! 希望の仲間たち

オリジネイター希望のファーナングによってミストラルシティに最大最悪の危機が訪れた。それを阻止するべくカレン、十也、結利の3人はミストラルシティ中心部へと向かうのであった。

~ミストラルシティ~
カレン「奴のいる場所までもうすぐだ」

カレンの先導でミストラルシティ中心部へと向かう十也と結利。

結利「あれ?だれかいるよ?」
十也「だれだ?」
カレン「あれは……」

3人の前に現れた人影。それは

シーラ「……」
雲野「……」
カレン「水の国の招待選手!?なぜ彼らがここに?」

無言でデュエルディスクを構えるエルと雲野。

カレン「どういうつもりだ?」
シーラ「……」
雲野「……」
結利「この人たちはオリジネイターの仲間なの?」
カレン「いや、そんなはずはない。もしやあやつられているのか?」
十也「くっ、時間が無いのにこいつらの相手をしなけりゃいけないってことかよ!」
カレン「結利!」
結利「お~し!」

カレンと結利がデュエルディスクを構える。

カレン「ここは私たちが引き受ける。十也は先にいけ!」
結利「頼んだよ、十也!」
十也「2人とも……わかった!ここはまかせたぞ!」

十也はシーラと雲野の横をすり抜け先に進もうとする。だが2人が十也を捕まえにかかる。

カレン「やらせるか!はぁ!」

カレンがシーラと雲野にジャンプキックをかます。吹き飛ばされるシーラと雲野。そのまま2人は壁に激突した。

結利「今のうちだよ!」
十也「あぁ!」

十也は先へと進んでいった。十也の姿が見えなくなりかけたあたりでシーラと雲野が起き上がった。

カレン「なんだ!こいつら痛みを感じないのか?どういう理屈かわからないがとにかくここは切り抜けさせてもらう」
結利「いくよ!」

改めてデュエルディスクを構えなおす4人。ミストラルシティの崩壊を止めるため2人は水の国の決闘者に立ち向かう。



十也「はぁ、はぁ」

ミストラルシティ中心部へと急ぐ十也。そんな彼のもとに1人の人物が現れる。

エル「……」
十也「お前はチームアビスライジングのエル!お前も水の国の招待選手だったのか?」
エル「……」

十也の問いに答えないエル。

十也「もしかしてお前も……」
エル「……」

エルは無言のままデュエルディスクを構える。

十也「ちっ!やるしかないか。だがこいつは3on3準優勝チームのメンバー。全力でいかないとこちらがやられる。いくぜ!」




カレン「くっ!これほどの強さとは……」

結利「こっちもやばいかも……」

カレン「これはまずいぞ。このデュエル、オリジネイターの力かわからんがダメージが実体化している。これで負けてしまえば私たちは……」

結利「だけどこの状況じゃあ…」

???「あきらめるのはまだ早いぜ!」

???「勝利をつかむのは決闘者の熱き魂だ!」

カレン「だれだ!?」

カレンと結利が振り向くとそこには2人の男が立っていた。

クロウ「鉄砲玉のクロウ様参上だぜ!」
ジャック「このデュエル俺たちが引き継がせてもらう!」
結利「チーム5D's!!」
カレン「何だと!何故彼らがここに?」

クロウ「いっくぜぇ!俺のターン、俺は暁のシロッコを召喚。さらに手札から疾風のゲイル、黒槍のブラストを特殊召喚。暁のシロッコの効果によりブラストの攻撃力を俺のフィールドのBFの攻撃力の合計にするぜ!」

黒槍のブラストATK1700→5000

結利「これでブラストの攻撃力が雲魔物ニンバスマンの攻撃力3000を上回った!」
クロウ「黒槍のブラストでニンバスマンを攻撃。さらにダメージステップに月影のカルートの効果発動、このカードを手札から捨てることでブラストの攻撃力を1400ポイントアップさせるぜ。いけ、ブラスト!」

黒槍のブラストATK6400VS雲魔物ニンバスマン3000
雲野LP3000→0

クロウ「よっしゃあ!」

ジャック「俺のターン!俺はレッドデーモンズドラゴンにクリエイトリゾネーターとバリアリゾネーターをダブルチューニング。王者と悪魔今ここに交わる。あらぶる魂よ、天地創造の叫びをあげよ。いでよ、スカーレッドノヴァドラゴン!スカーレッドノヴァドラゴンは俺の墓地のチューナー1体につき攻撃力が500ポイントアップする。俺の墓地のチューナーは4体。よってスカーレッドノヴァドラゴンの攻撃力は5500ポイント。いけ、スカーレッドノヴァドラゴンで超古深海王シーラカンスに攻撃、バーニングソウル!」

スカーレッドノヴァドラゴンATK5500 VS 超古深海王シーラカンスATK2800
シーラLP2500→0

カレン「すごい……これがチーム5D'sの力」
クロウ「大丈夫だったか?」
結利「う、うん。なんとか」
カレン「何故あなたたちがここに?」
ジャック「それはあいつからの救援要請があったからだ」
カレン「あいつ?」

そのころ十也は

十也「くっ、ガイアナイトが」

十也LP3000→2200

遊星「十也!」
十也「遊星、来てくれたんだな!よっしゃあいくぜ、エル。俺はマジックカードヴィジョンシンクロを発動。その効果により2体のガイアナイトをエクストラデッキから特殊召喚。俺は2体のガイアナイトでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚、ソードブレイカー。ソードブレイカーでブラックミストを攻撃。ソードブレイカーの効果だ、オーバーレイユニットを一つ取り除くことで悪魔族モンスターと戦闘を行なう場合、ダメージ計算を行なわず相手モンスターを破壊する。さらに手札から速攻魔法ブレイクトリガー発動。自分フィールド上のモンスターが相手モンスターを破壊した時に発動できる。そのモンスターはもう一度攻撃することができる。これで終わりだ!」

エルLP2600→0

エルのライフが0になるとエルは黒い霧となって散っていった。

十也「遊星。ありがとう来てくれて。助かったよ」
遊星「これはオリジネイターの仕業なのか?」
十也「あぁ、希望のファーナング。そいつを倒せばこれは止められるかもしれないんだ!奴はミストラルシティの中心部にいる」
遊星「確かそこにはアキ達が向かったはずだ。急ごう」
十也「あぁ」

遊星と十也はミストラルシティ中心部へ向かう。

~ミストラルシティ中心部~
中心部へついた十也たちが目にした光景。それは倒れるアキと龍亞、龍河の姿だった。

遊星「みんな!」
十也「大丈夫か?」
???「大丈夫だよ。死んではいないさ」

2人が声が聞こえたほうを向くとそこには奴が立っていた。

十也「ファーナング!」
遊星「これはお前がやったのか!答えろ、オリジネイター!」
ファーナング「そうだよ。手加減して3対1で勝負してやったのにこの様だよ。いい気味さ!くははは!」
十也「よくも俺たちの仲間を!」
ファーナング「どうせ君たちもこの街といっょに滅びるんだからどうでもいいじゃないか。さぁ君たちも僕のこの力を試す相手になってくれるのかな?」
遊星「オリジネイター……。お前は俺たちが倒す。十也!いくぞ!」
十也「あぁ。ミストラルシティの破壊は俺たちが止めて見せる!」
ファーナング「君たちごときがそれをできるかな?できるというならみせてくれよ!君たちの希望をさぁ!」

デュエルディスクを構える3人。ミストラルシティの崩壊を止めるための最終決戦が今始まる。

to be continued
最終更新:2012年08月24日 19:50