~全世界同時生中継~
ウサギのような名物アナウンサーがブラウン管の向こうから緊張した声をお茶の間に伝える。
モノミ「ぷぷぷTVが全ちぇ界にむけて生中継でお送りちまちゅ」
「ネオドミノシティ治安維持局科学技術部のアクツ博士によると,本日未明よりエネルギー安定装置モーメントに異常があったとのことでちゅ。エネルギー供給ルートへの影響はないとのことでちゅのでまじゅはご安ちんくだちゃい」
「それでは治安維持局長官イェーガー氏による会見をご覧くだちゃい」
イェーガー「治安維持局科学技術部における異常の原因解析結果は,私たちの"普通"を覆すものでした」
「異常の正体は…地球外生命体からのメッセージだったのです!!」
「メッセージの内容は現在解読中です。本日中にはその全貌が明かされることになるでしょう!!」
~ミストラルシティ~
にろく「・・・もしかして"これ"か?」
ナル「うん,そうみたい」
にろく「・・・やらなきゃいけないんだよな?」
ナル「うん...」
にろく「ナル,俺たちには仲間がいる。
PLUNGERとして共に戦った
シャークとディック,そして...」
ナル「分かってるよ,この星に生きるすべてのモノ,だろ。覚悟はできてるよ」
にろく「・・・じゃ,行くか」
ナル「応!!」
場面変わって,果倉部道場。
イワオ「せんせぇぇぇぇうちうじんだってぇぇぇぇ」
先生「・・・」
先生(胸騒ぎがする・・・あの子たち,大丈夫かしら・・・)
~ネオドミノシティ~
TV中継を見ていた人々はそれぞれ一喜一憂した。
あるものは地球外生命体の存在を謳歌し,あるものは世界の終末を嘆いた。
そんな中,ひそかに活動を続けていた彼らが動き出す。
ゴドウィン「私たちの役割を全うする時が来ました。皆さん支度を!!」
ゴドウィンに促され,そばに待機していた数人が走り出す。
ゴドウィン「星々が今,運航を開始したのです」
~全世界同時生中継~
モノミ「みなちゃんきんきゅうちゅうけいがいはいりまちた。ちあんいじきょくからのえいぞうをごらんくだちゃい」
先ほどとはまた違う緊張をはらんだアナウンサー。
なにか危険を感じ取っているのだろう,つぶらな目はさらに小さく,体を小刻みに震わしている。
イェーガー「コンタクトの内容は音の信号として送られてきました...皆さん,落ち着いて聞いてください。無用な混乱を回避すべく私たち治安維持局はすでに対応を始めています。安心してください,皆さんの安全は保障します。」
イェーガー「・・・地球外生命体からのメッセージです」
「ワレワレワ・・・
エーリアン・・・天ノ川銀河太陽系第三惑星・・・ワレワレノツギナルヒョウテキ・・・侵略開始・・・トウチャクマデアト5ジカン・・・」
最終更新:2012年08月30日 05:25