~ドミノシティ某所~
海馬「おい。そこのおまえ」
ゴロツキ「あん?なんだおまえ?」
海馬「お前の持っているナンバーズをよこせ」
ゴロツキ「ナンバーズ?もしかしてお前が言っているのはこのカードのことか?」
ゴロツキはデッキからカードを取り出す。
海馬「ふぅん。あまり力を持っていないナンバーズか。やはりオリジナルのナンバーズ達は噂通りハートランドシティに集まっているのかもな」
ゴロツキ「なにをごちゃごちゃ言ってやがる!お前もナンバーズを知っているってことはもっているんだよな!俺によこしやがれ!このカードを持っていると力が沸いてきやがるんだ。げへへ」
海馬「オリジナルでもないナンバーズの力に飲まれる程度のデュエリストが。この俺に勝つきでいるとは笑わせる」
デュエルディスクを構える海馬。
海馬「さぁお前のナンバーズを頂く」
海馬とゴロツキのデュエルは数分もしないうちに決着がついた。
ゴロツキ「お、お前は一体なにもんだ!本当にあの海馬 瀬人なのか?」
海馬「俺は俺だ。さぁお前の力をよこせ」
海馬の目が怪しく光る。海馬の体から出た黒い手の形をした影が伸びゴロツキをつかむ。
ゴロツキ「ひぃ!た、助けてくれ!」
海馬「お前のような弱者に生きている価値など無い。その魂を食わせてもらうぞ」
ゴロツキ「ひ、ひゃあぁぁ…」
数分後そこには生気の抜けたゴロツキが転がっていた。
~ミストラルシティ某所~
「ナンバーズいただくよ!」
女は携帯端末型のDゲイザーを腕にセットした。対峙する男はそれを迎え撃つ。
「ちっ。何故俺がナンバーズをもっているのがばれたんだ!」
「ふっ。私にはナンバーズの所持者がわかるのよ」
「厄介なやつに捕まっちまったぜ。だが倒してしまえば関係ねぇ!」
「あんたのナンバーズを手に入れれば今日のノルマ達成ね。いくわよ!」
男LP1500→0
「くそっ。負けちまった」
「さぁ、それじゃあ」
女は携帯端末を前にかざす。
「ナンバーズはいただくよ」
女の端末に男のもっていたナンバーズが吸収される。
「あぁ!俺のナンバーズが!」
「まぁ、私に目をつけられたのが運の尽きね」
女はナンバーズを回収するとその場を後にした。
~ミストラルシティ・パフェ屋
かざぐるま~
先ほどの女はイスに腰掛け、携帯端末でニュース情報をチェックしていた。
「ナンバーズを手にした人物は何かしら事件を起こす可能性が高いからこういう情報もチェックしておかないとね」
これは彼女がナンバーズの回収ミッションを行なってきたことで得た知識のひとつである。彼女の名は
葵夜 昴。彼女は傭兵デュエリストであり現在の依頼主「N」の任務でナンバーズの収集をしている。
にろく「おばちゃん、特大パフェ一つ」
おばちゃん「あいよ」
昴の近くの席の男の前にパフェが運ばれる。
昴(この人……こんなでかいパフェ一人で食べるつもりかしら…)
昴の近くの席の男がとてつもなくでかいパフェを1人で食べ始める。昴はあっけにとられながらも再び記事に目をやる。
昴「ん?この事件……」
昴の目にとまった記事。それはドミノシティにおいてここ数日、デュリストが生気の無い状態(仮死状態のようなもの)で発見されるという事件が連続でおきているというものだった。
昴「なんだかあやしい事件ね。でもナンバーズの力ではここまでのことできないわよね…」
昴が考えを巡らせていると昴の携帯端末に着信があった。
昴「これはNからね」
N:至急ドミノシティへ向かってくれ。そこにナンバーズを多数保有している男がいる。君にはその男からナンバーズを回収してもらいたい。男の名は~~~~
昴「えっ!この人って…」
N:男の名は海馬 瀬人。海馬コーポレーションの社長だ。
to be continued
最終更新:2012年09月22日 20:31