オリジネイター蒐集のコレイクが開催した大会に集められた決闘者たち。しかしオリジネイターの本当の狙いは別にあったのであった。
コレイク「ディック。君が大会を勝ち残るとは意外だったね」
ディック「どういう意味だ?」
コレイク「君達には知りえないことだよ。可能性の話さ。では」
デュエルディスクを構えるコレイク。
コレイク「君にも資格があるかためさせてもらうよ」
ディック「勝負だ。オリジネイター!」
~世界連邦治安維持局本部~
局員A「だめです。システムエラーがとまりません!」
局員B「新たなウイルスをキャッチ。システムダウンまで10秒!」
局員C「まずい!強制シャットダウンをかけろ!」
ガコン!治安維持局中の電気機器が止まる。
局員A「くっ。これでなんとかウイルスの進行はとまったな」
局員B「だがシステムの復旧までは1時間はかかるぞ」
局員「しかたない。至急警備員を配置させよう」
現在治安維持局本部は何者かによってシステムをハッキングされウイルス感染されていたのであった。だがシステムを強制シャットダウンさせることにより何とかウイルスを駆除することに成功したのであった。
~世界連邦治安維持局本部・連絡通路~
???「コレイクの方はうまくやってるみたいだね」
電源が落とされ暗くなった通路を一人の男が進んでいく。
???「オリジネイターが現れれば世界の眼はそっちに向けられる。その隙にここのシステムをダウンさせる事等この抑制のリミットにはたやすいことだ。さて、後はシステムが復旧するまでにアレを見つけ出さなければな」
リミットはひとり暗い連絡通路を進んでいく。
~ハートランドシティ~
ディック「ギガンテック・ファイターでダイレクトアタック」
コレイクLP1500→0
コレイク「くっ。やるね、ディック」
ディック「どうだ、オリジネイター!」
コレイク「どうやら君にも資格がありそうだ。俺の本来の目的は達した。次に会う時を楽しみにしているよ、ディック」
そういい残しコレイクは姿を消した。
~世界連邦治安維持局本部・地下制御室~
リミット「ここか。失礼するよ」
なんの躊躇も無く部屋に入るリミット。その行動からは警戒というものがまったく感じられない。
局員A「だれだ!」
部屋の中は電源が復旧しておらず薄暗い
リミット「3人か…。面倒だ、まとめて相手をしてやろう」
局員B「こいつがウイルスを仕掛けた本人か?」
局員C「たいした自身だな。俺たちは治安維持局本部の職員だぜ。俺たちを相手に1人で戦うとは命知らずな奴だ」
局員A「いくぞ」
局員A、B、C&リミット「デュエル!」
~数ターン後~
局員A「そ、そんな」
局員B「俺たちが3人がかりでかなわないだと」
局員C「お前は一体……」
リミット「あぁ、そういえば自己紹介がまだだったね。オリジネイター抑制のリミット。それが俺の名だよ。といっても俺とのデュエルで負けた君たちの記憶は消させてもらうけどね」
局員A「くっ…」ドサ!
倒れこむ局員たち
リミット「さて、ではさっさとアレを手に入れて帰るとしようか」
???「おっと!そうはさせないぜ」
リミット「何?」
先ほどまで局員たち以外誰もいなかったはずの部屋に1人の人物が立っていた。その人物は鼻から上を覆うような龍を模したヘルメット状の仮面を被っており仮面の後ろからは赤い長髪をなびかせていた。
リミット「なんだ?ヒーローショーでもやるつもりか?」
???「ヒーローショーねぇ。まぁあながち間違いではないな。悪のオリジネイターを正義の治安維持局が倒すんだからな。観客がいないのは残念だがな」
リミット「治安維持局だと?君も治安維持局の人間なのか?」
???「俺か?俺は
コード・ウルズ。世界を守る影のヒーローさ」
リミット「ふん。かみ合わない奴だね。でも俺の邪魔をするというのなら倒させてもらう」
コード・ウルズ「デュエルだな。いいぜ、コードチェンジ!デュエルモードオン!」
コード・ウルズの黒い服が真紅に燃える炎のように赤みを増す。同時に彼の長髪も赤く輝く。
リミット「ほう。なかなか面白い趣向をもっているな」
コード・ウルズ「どうだい?ヒーローは熱いもんだろ?」
リミット「その軽口が叩けないようにしてやるよ」
コード・ウルズ&リミット「デュエル!」
to be continued
最終更新:2012年10月14日 11:05